発表から3年以上音沙汰なし『アサシン クリード コードネームHexe』、ゲームディレクターがスタジオを退職。“今年2人目”の開発リーダー離脱、雲行き怪しく

Ubisoft Montrealにて『アサシン クリード コードネームHexe』のゲームディレクターを務めていた人物が退職を報告した。

Ubisoft Montrealにて『アサシン クリード コードネームHexe』のゲームディレクターを務めていたBenoit Richer氏は4月25日、同スタジオを退職し、新たに設立されたスタジオ「Servo Games」にゲームディレクターとして参加することを報告した。

『アサシン クリード コードネームHexe』はUbisoft Montrealが現在開発している『アサシン クリード』シリーズの新作で、2022年9月にコードネームで発表。歴史上の重要な時期を舞台に、ユニークでダークかつストーリー性あふれる作品となると明かされていた。当時の発表によれば、本作はUbisoft Quebecによる『アサシン クリード コードネームRED』とともに、『アサシン クリード』の新旧さまざまなコンテンツを通じてプレイヤーを繋げるハブである「アサシン クリード コードネームInfinity」の一部になるとされていた。ただ『アサシン クリード コードネームRED』については『アサシン クリード シャドウズ』として2025年3月に発売されたが、『アサシン クリード コードネームHexe』については続報がまったく伝えられていない状況だ。

そんな本作について、ゲームディレクターを務めていたBenoit Richer氏が退職し、新スタジオServo Gamesにゲームディレクターとして参加することをLinkedInの投稿で発表した。Richer氏を含むServo Gamesの共同設立者4名はいずれも元Ubisoft Montrealのスタッフであるようだ。なおRicher氏は2000年にUbisoft Montreal入りした後、2010年に同社を一度離れ、その後2017年に再び復帰。『アサシン クリード』シリーズ作品では『アサシン クリード ヴァルハラ』の開発に携わっていた。

今回同氏が離脱を表明した『アサシン クリード コードネームHexe』では今年2月にクリエイティブディレクターのClint Hocking氏がプロジェクトを離脱し、後任として『アサシン クリード』シリーズのコンテンツ責任者であるJean Guesdon氏が就任することが発表されていたばかり。プロジェクトの主要スタッフが立て続けに交代となったかたちだ。作品の詳細や開発の進捗についてはまだほとんど明かされておらず、状況を踏まえると開発が難航している可能性も考えられる。

Ubisoftでは今年1月、同社の新たな開発体制として「Creative House」構想を発表。昨年10月に設立された「Vantage Studios」に加えて4つのCreative Houseが、各ジャンルを専門的に担うことが説明された。ただ、その中では『プリンス オブ ペルシャ 時間の砂 リメイク』をはじめとする複数のタイトルが開発中止や延期が発表(関連記事)。また体制変更に先駆けては、スタジオUbisoft Halifaxの閉鎖なども伝えられている(関連記事)。そうしたタイミングでの相次ぐ幹部離脱は、コミュニティに波紋を広げているようだ。

ちなみに、『アサシン クリード』シリーズ関連では、先日『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』が正式発表。Ubisoft Singaporeが主導し、Ubisoft MontrealやUbisoft Quebecも含む十数スタジオが共同で手がけることが明かされている(関連記事)。そのほか、PvPマルチプレイの「コードネームINVICTUS」やモバイル向け運営タイトルとされる『アサシン クリード コードネームJade』なども開発中であるといい、『アサシン クリード コードネームHexe』とあわせてシリーズの動向は引き続き注目される。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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