『プリンス オブ ペルシャ 時間の砂 リメイク』の開発中止受け、有志による「非公式リメイクプロジェクト」始動。頓挫したならファンが作る
『プリンス オブ ペルシャ』のファンコミュニティでは、非公式のリメイクプロジェクトが始動している。

Ubisoftは今年1月、同社の方針転換を示す中で、『プリンス オブ ペルシャ 時間の砂 リメイク』を含む複数タイトルの開発中止を発表。これを受け、『プリンス オブ ペルシャ』のファンコミュニティでは、非公式のリメイクプロジェクトが始動している。MODとして開発中だという。
『プリンス オブ ペルシャ 時間の砂 リメイク』は、2003年(国内PS2版は2004年)に発売されたアクション・アドベンチャーゲーム『プリンス オブ ペルシャ 時間の砂』のリメイク版だ。同作では9世紀のペルシャを舞台に、主人公のプリンスはマハラジャの娘ファラと共に冒険。シリーズならではのパルクールアクションに加え、時間の砂とダガーの力を使った時間操作システムが特徴の作品だ。『アサシン クリード』シリーズの原点になった作品としても知られている(Polygon)。
本リメイク版は2020年にアナウンストレイラーが公開され、当初は2021年1月の発売予定とされていた。ところが、2021年2月にはクオリティアップのためとして無期延期に(関連記事)。その後、開発スタジオの変更を経て、2025年には順調に開発が進行していることに加え、2026年に発売予定であることが伝えられていた(関連記事)。しかしながら今年1月、Ubisoftの組織改編と方針転換により、リメイク版が開発中止となったことが発表。関係者からは完成間近であったことも伝えられている(関連記事)。
リメイク版の開発中止を受けて、XユーザーのPrince of Persia Universeは4月15日、ファンプロジェクトを立ち上げたことを発表した。発表によれば、リメイク作として発売するのではなく、オリジナル版の3Dモデルを高品質なアセットに置き換える“大型Mod”として開発するそうだ。次世代ビジュアルに注力し、NVIDIAのRTX Remixを用いたパストレーシングによるグローバルイルミネーションの導入も目指しているという。オリジナル版はSteamおよびUbisoftストア向けに現在も配信中のため、それらに向けたModになるものと思われる。
これにともない、3Dモデラーやプログラマーなども募集されており、Discordにてやり取りしながら開発を進めていくようだ。すでにRTX Remixを導入するテスト版もGitHubにて公開されている。
なお、本プロジェクトはあくまで有志によるものであり、公式ライセンスを受けたものではない様子。とはいえ特に古いゲームにおいて、ゲーム内のアセットを高品質なものに置き換えるModは珍しくないだろう。また本プロジェクトは報酬の発生しないあくまで趣味のプロジェクトであり、明確な期限を定めない長期開発になることも伝えられている。実現の可能性が途絶え、幻となった『プリンス オブ ペルシャ 時間の砂』の“リメイク”が、ファンたちの手によって完成されるのかは注目される。
『プリンス オブ ペルシャ 時間の砂』はPC(Steam/Ubisoftストア)向けに配信中。Steam版は4月28日まで、80%オフとなる税込264円で購入可能だ。
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