RPG『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』発売延期。「さらなる開発期間が必要と判断」

 

コナミデジタルエンタテインメントは8月30日、RPG『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』について、これまで2023年予定とされていた本作の発売時期を変更すると発表した。変更後の発売時期については「あらためてご案内いたします」とされている。

同社は、鋭意制作を進めてきたが、より多くのお客に満足してもらえる作品とするためには、さらなる開発期間が必要だと判断したと、発売延期の理由を説明している。本作はPC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに発売予定。


『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』は、1995年に発売された『幻想水滸伝』および1998年発売の続編『幻想水滸伝II』をHDリマスターする作品だ。PS1向けに発売された両オリジナル版の世界観とストーリーはそのままに、グラフィック・サウンド・ゲームシステムを刷新するという。

『幻想水滸伝』は、中国の古典小説「水滸伝」をモチーフに、“紋章”を宿す者の宿命を描いたRPGだ。帝国五将軍の父をもつ主人公が、108人の仲間を集めて荒んだ帝国の圧政に抗う。自軍の勢力や拠点を強化する「本拠地」、軍勢同士で対決する「戦争」などのシステムが特徴。そして『幻想水滸伝II』では前作の3年後を舞台とし、先述したシリーズ特有のシステムはさらに進化。主人公を含む3人の幼馴染が、大きな運命の渦に翻弄される物語が描かれる。


リマスターにおいては、ビジュアルのアップグレードに加え、効果や演出などが一新。サウンド面では、川の流れる水の音や風の音、虫の声、走る足音など、オリジナル版にはない環境音が大量に追加され、さらにバトルのすべての効果音がHD音源化されるという。またゲームシステムの新要素として、セリフログ、オートバトル、倍速バトルなど、多くの機能の追加が予定。このほか『幻想水滸伝 I HDリマスター 門の紋章戦争』では、すべてのキャラクターのビジュアルについて、『幻想水滸伝』でキャラクターデザインを手がけた河野純子氏が新たに描き下ろしている。

幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに開発中。発売日は現時点では未定となっており、今後あらためて発表される。