スクウェア・エニックスは1月27日、『ブレイブリー』シリーズのiOS/Android 向け最新作『ブレイブリーデフォルト ブリリアントライツ』 (以下、『BDBL』)の正式サービスを開始する。2012年10月発売の『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』(以下、『BDFF』)から続く、『ブレイブリー』シリーズ10周年を記念して制作された本作。シリーズのスマートフォン向け最新作として期待を寄せ、リリースを心待ちにしている方もいることだろう。あるいは、10周年という節目の年にリリースされる記念作品がスマートフォン向けタイトルだということに、一抹の不安を抱いている方もいるかもしれない。
筆者は2012年発売の『BDFF』以来のシリーズファンである。昔ながらのRPGに“ターンの前借り”という要素を加え、懐かしくも新しい体験に仕上げられたバトル、Revo氏の綴る壮大なサウンド 、プレイヤーに数々の驚きをもたらしたシナリオ。これらの完成度の高さに感銘を受けた人間のひとりだ。2012年にブラウザゲーム『ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ』がリリースされ、2015年に『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』(以下、『BSEL』)が発売されて以降はしばらくスマートフォン向けタイトルの展開が続いていたが、2021年には満を持してNintendo Switch/PC(Steam)向けに『ブレイブリーデフォルトⅡ』(以下、『BD2』)が発売され、「やはり『ブレイブリー』シリーズはコンシューマー機で遊んでこそ面白い!」と感じさせられた。聡明な読者の方はお気づきかもしれないが、何を隠そう、10周年記念作品がスマートフォン向けタイトルであることに一抹の不安を抱いていたのは筆者自身なのである。
しかし、先行プレイの機会に恵まれ、ひととおり遊ばせていただいた結果、筆者は「10年間『ブレイブリー』シリーズを応援してきて良かった」という思いに至った。理由としては、本作には過去作からシリーズを楽しんできたファンに向けてのサービス要素が多分に散りばめられていたことが大きい。過去作の舞台へ旅をするというメインストーリーの内容はもちろん、過去作に登場してきたキャラクターが敵味方問わずプレイアブルキャラクターとして参戦するという点においてもそうだ。しかし、それらの要素が『BDBL』で描かれる新たな物語を邪魔することはない。スピンオフ作品としての立ち位置を見誤らず、『BDBL』では『BDBL』の物語を描こうという気概を感じさせる。本作はシリーズを応援してきたファンへ向けた開発スタッフからのラブレターであり、『BDBL』という新たな『ブレイブリー』の物語のはじまりでもあるのだ。
本作は決して、スマートフォン向けRPGの枠組みを大きく逸脱するような挑戦的作品というわけではない。スタミナやガチャなど、一般的なスマートフォン向けゲームによくあるシステムも存在する。一方で、従来の『ブレイブリー』シリーズが根幹としていた要素をしっかりと取り入れ、過去作のキャラクターや物語、そしてそれらを愛するファンを大切にして作られたことがわかる作品でもある。本稿は、『ブレイブリー』シリーズのファンでもある筆者が、『BDBL』先行プレイから感じたことを綴るものである。
メインストーリーは過去作ファンを意識
まずは本作のあらすじを紹介しよう。『BDBL』の舞台は過去作に登場したルクセンダルク(『BDFF』『BSEL』など)やエクシラント大陸(『BD2』)とは異なる世界に存在する、ヴェルメリオ大陸だ。物語のはじまりの都市「錬金の街 ブラス」では、20年前の戦乱における侵攻を旅の錬金術師が退けて以来、錬金術が大きな地位を確立している。ある日、ブラス近郊のピラミッド遺跡に謎の光球が発生。ブラスで錬金術を学ぶ女性クレアは、用心棒のスティールとともにピラミッドの調査へ赴く。
光球の発生と同時に、ブラスの街には異世界出身の人々が訪れていた。彼らはみなルクセンダルク、もしくはエクシラント大陸と呼ばれる場所から訪れたという。クレアたちがピラミッド内で出会ったサンドラとルーファスもまた、それぞれルクセンダルクとエクシラント大陸からやってきていた。ピラミッドの最奥で、クレアたちはランタンに閉じ込められた妖精ルミナと出会う。数千年ものあいだ眠りについていた妖精ルミナは、クレアたち4人に古の大錬金術師の啓示を授け、「8つの世界」を救う旅へと導いていく。
ヴェルメリオ大陸は戦乱が続く土地だが、メインストーリーはコミカルな掛け合いも交えて進む。シリアスな話の合間にユーモアのある会話がはさまるため、シナリオの読み味はあまり重くない。『ブレイブリー』シリーズ、特に『BDFF』と『BD2』ではシリアスなシナリオに日常的な雑談を交えることも多く、物語の運び方にシリーズらしさを感じられるつくりである。
メインキャラクター4人は親しみやすく、旅が続くにつれて絆を深めていく彼らの人間模様も見どころのひとつとなるだろう。研究に没頭しがちで好奇心旺盛なクレア。元盗賊でぶっきらぼうだが、人好きのする面も垣間見えるスティール。姉御肌の武闘派に見えて、どこか気品を漂わせるサンドラ。魔法学を愛し、博識が頭でっかちな部分もあるルーファス。ルーファスとサンドラは過去作の世界出身という設定だが、過去作キャラクターとの関わりは近すぎず遠すぎずの絶妙な塩梅で描かれる。
『BDBL』では過去作のキャラクターたちが、「来訪者」として今作の世界にやってくる。また、メインストーリーが進むと過去作に登場した2つの世界にも物語の舞台は広がっていく。ルクセンダルクやエクシラント大陸を訪れるパートでは、過去作の内容を知っていた方が楽しめるであろう描写も少なくない。もちろん、過去作をプレイしていなくても物語の大筋を理解するうえで支障はない。しかし、『BDBL』の過去作要素は“知っているとニヤリとできる”程度のものではなく、“知っていると明らかに物語の理解度が上がる”というものである。
たとえばメインストーリー1章において、クレア一行は『BD2』に登場した魔法の国ウィズワルドを訪れる。『BDBL』でも「来訪者」として登場する学者エルヴィスゆかりの地であり、『BD2』では土のクリスタルを巡る戦いが繰り広げられた場所だ。『BDBL』1章のストーリーには『BD2』ウィズワルド編で描かれたNPCが何人も登場し、エルヴィス周りの人間模様を理解しているかどうかで物語への理解度がかなり変わってくるのではないかと感じられた。
冒頭でも述べたように、本作では既存ファンに向けてのサービスがとても手厚い。過去作の物語へ介入しすぎず、それでいてちょっとした掘り下げにもなっている本作のメインストーリーを、シリーズファンである筆者は非常に気に入っている。また、本作が初『ブレイブリー』であるというプレイヤーが『BDBL』のメインストーリーに触れた場合、過去作の内容がどのようなものか気になるのではないかと思う。ルクセンダルクを舞台とする『BDFF』および『BSEL』は3DS向けに、エクシラント大陸を舞台とする『BD2』はNintendo Switch/PC(Steam)向けに発売中だ。『BDBL』をきっかけに過去作に興味を持った方がいれば、ぜひあわせてプレイしていただきたい。
少し残念に感じられた部分として、フィールドの探索ができないことが挙げられる。本作ではストーリーに探索パートのようなものはなく、会話イベントと戦闘を繰り返すことで章が進む。ホーム画面の拠点であるブラス以外の街を歩くことはできないのだ。ブラス自体もショップなどへ移動する際に3Dモデルが移動する演出はあるものの、自由にキャラクターを動かして街のすみずみまで探索するようなことはできない。取捨選択がなされた結果だと思われるが、世界設定が凝っているだけに、フィールドを歩いて実際に観光することができないのは惜しく感じられた。
バトルシステムから感じられるシリーズらしさ
『ブレイブリー』シリーズはこれまでもスマートフォンやブラウザ向けタイトルの展開をおこなっていた。そちらではいわゆる“ソーシャルゲームっぽい”のシステムに落ち着いていたバトルだが、本作では『ブレイブリー』シリーズ伝統の「ブレイブ&デフォルト」システムをスマートフォン向けに最適化して初採用。コンシューマー版『ブレイブリー』シリーズに近いシステムを構築し、よりRPGらしい戦いを楽しむことができる。戦闘スピードは3倍まで速くできるほか、スマートフォン向けらしい機能としてオートバトルも可能である。
まずは、『ブレイブリー』シリーズ伝統のバトルシステムについておさらいしておこう。「ブレイブ&デフォルト」は、昔ながらのコマンドバトルを踏襲したターン制バトルシステムに、“ターンの前借り”という要素を加えたシステムである。各キャラクターがターンごとに選択できるコマンドには「たたかう」などの各種バトルコマンドのほか、「ブレイブ」「デフォルト」というものが存在する。「デフォルト」ではBP(行動回数に変換できるポイント)を溜めることが、「ブレイブ」ではBPを消費して1ターンの行動回数を増やすことができる。ブレイブによって増やせる行動回数は3回までで、1ターンの最大行動回数は4回。BPはマイナスにすることも可能だが、次回以降のターンではマイナスBPのターン数行動できなくなってしまう。
『BDBL』では、速度に応じた行動順でキャラクターが行動。「ブレイブ&デフォルト」システムはこれまでのシリーズとほとんど変わることなくシステムに落とし込まれている。実際にバトルに触れてみた感触としても、コンシューマー版の『ブレイブリー』シリーズらしい、一気呵成の戦いを楽しむことができた。
これまでの『ブレイブリー』シリーズになかったシステムとして「シールド」が挙げられ、こちらは『ブレイブリー』シリーズと同じく浅野智也氏がプロデューサーを務めるRPG『オクトパストラベラー』のシステムに近い。『BDBL』では敵に一定のシールド値が設定されており、特定のアビリティを使ってシールドを0まで削り切ると気絶(BREAK)状態にし、行動不能にすることができる。シールド値が存在するのは味方も同様で、敵にシールドを削りきられてしまうと気絶してしまう。
一方で、ジョブとアビリティに関する部分はコンシューマー版からかなりの変更が加えられている。過去作ではキャラクターのレベルに加えてジョブごとのレベルがあり、戦闘経験を積んでジョブのレベルが上がるとユニークなアビリティを習得できた。ほかのジョブに変更した際に習得済みのアビリティを自由に設定できたのだ。多彩なジョブやアビリティを組み合わせて幅広い戦略を取ることができるのも、『ブレイブリー』シリーズのバトルシステムの特徴である。
しかし、『BDBL』では、キャラ単位でのジョブとアビリティの組み合わせの幅はやや限定される。バトルで使用できるコマンドは、「ブレイブ」「デフォルト」を除くとキャラ固有の3つの技に限られる。基本的にはMPを消費しない技が1つ、MPを消費する技が2つの構成だ。主人公のクレアを例に挙げると、「援護します」(回復技・MP消費なし)「確か持ってた」(任意の味方に防御支援効果・MP消費あり)「やってみます」(命中時に味方のMPが回復する攻撃技・MP消費あり)の3種類である。これらはコマンド自体のレベルを上げて威力や効果を強化することはできるが、コマンドを別の技に入れ替えることはできない。
コンシューマー版と比較してジョブとアビリティ部分が大きく調整されたのは、本作のプレイアブルキャラクターがコンシューマー版に比べて非常に多いことが理由だと考えられる。過去作ではプレイアブルキャラクターが4人しかいなかったこともあり、前述のとおりジョブやアビリティを組み合わせることで幅広い戦略をとることができた。
一方、『BDBL』のプレイアブルキャラクターは防御、近距離、遠距離、支援の4種類に分類され、キャラクターごとに明確に役割が設定されている。過去作と比べてキャラクターごとのプレイスタイルの幅は限定されるものの、同じような性能のキャラクターは存在せず、それぞれに個別の強みがあるのが『BDBL』の特徴である。
現時点で実装されている防御型キャラクター5人を比較しても、魔法防御依存の高威力技を持ち味方を「かばう」ことも可能なサンドラ、物理防御依存の高威力技を持つセス、攻防一体のHP回復攻撃とカウンター攻撃を持つイデア、「かばう」で肩代わりして受けたダメージをカウンターすることができるリズ、「かばう」を使いつつ自身や味方の物理防御も向上させられる耐久型のハインケルと、それぞれ異なる性能を持っている。1キャラクターごとの自由度が狭くなったぶん、キャラクターそれぞれの個性を伸ばすような育成をし、編成を随時見直すことが本作における戦略性と言えるだろう。
とはいえ、スマートフォン向けタイトルということで、そもそも多数のキャラクターを加入させるコストが膨大なものになるのではないかと危惧する方もいるかもしれない。しかし、『BDBL』ではキャラクターの加入にガチャ要素は一切ない。次は本作における課金要素について細かく紹介していこう。
気になる課金まわり
本作のゲーム内通貨にはシリーズおなじみの単位「pq」と、リアルマネーで購入することができる「ミスリル」が存在する。pqは主に装備強化など育成に関わるものに使用し、ミスリルはガチャやキャラクター交換などに使用する。ミスリルは有償で購入するほか、ログインボーナスや日課をこなすことで、無償で獲得することもできる。一般的なスマートフォン向けゲームにおける、いわゆる“石”という認識で差し支えない。また、ミスリルは有償のものと無償のものとに区別され、ガチャの中には有償ミスリルでのみ引くことができるものもある。
前述のとおり、『BDBL』のキャラクター加入にガチャ要素は一切存在しない。ガチャによって排出されるのはキャラクターではなく、彼らが装備する武器や防具である。キャラクターは一覧から選んで指名し、2000ミスリルを支払うことで仲間にすることができる。2000ミスリルと言われてもピンと来ないと思われるので、ガチャに必要な数と比較してみよう。装備ガチャに必要なミスリルは1回300個、11回で3000個である。ガチャ7回分の出費で好きなキャラクターを指名して入手することができるということで、好きなキャラクターを狙って入手するハードルはかなり低いといえる。
また、ミスリルに頼らない加入方法も用意されている。広場にいるキャラクターたちに話しかけ、贈り物を渡すことで友好度を上げ、その値が一定に達すると仲間にすることができるのだ。贈り物は無償で手に入れることが可能。毎日コツコツと話しかけて仲を深めていく必要があるので時間はかかるものの、無課金でキャラクターを加入させることができる。
『BDBL』では制作発表当初から「キャラガチャ」なしをコンセプトのひとつに掲げており、公式サイトの「運営チームからの3つの約束」でも、約束のひとつに「プレイアブルキャラクターを消耗品にしないこと」が挙げられている。“消耗品にしない”とはどういうことか。おそらくキャラクターを運営側でランク付けすることなく、育成機会を平等に与えるということだろう。本作にはキャラクターにレアリティの概念はなく、レベルと装備さえ整えればずっと最前線で戦ってもらうことができる。お気に入りのキャラクターが存在するファンにとっては、キャラクター入手の時点でつまづいたり、キャラクターのレアリティが低く性能が頭打ちになったりといった懸念がないのは嬉しい部分と言える。
本作ではキャラクター加入のために大量課金する必要はなく、好きなキャラクターを使いたいプレイヤーには非常に優しいシステムと言える。メインストーリーやキャラクターストーリーを楽しむだけなら無課金でも問題なく遊ぶことができるからだ。筆者の先行プレイにおけるミスリル消費は、キャラクター2名のお迎えと、装備ガチャ22回分だった。数にして10000程度のミスリル消費だが、メインストーリークリア報酬などの無償配布分で補うことができ、ストーリーを楽しむ分にはこれで十分戦うことが可能であった。
しかし、キャラクターの性能をフルで引き出し、とことんまで強化したくなった場合にはガチャを回すことになってくるだろう。本作ではキャラクターごとに、武器、盾、頭、体、アクセサリ×2、アーティファクト×3の9つの装備枠があり、先行プレイ時点では武器とアーティファクト3種にはキャラクター専用装備が存在した。それぞれキャラクター固有のコマンドアビリティを強化する性能を持っており、装備するだけでキャラクターの強化につながる。また、汎用装備でもランクが高いもののなかには、各キャラクターのコマンドアビリティに強力な効果を追加するものもある。
また、本作の育成要素のなかには複数の同じ装備品を1つにすることで性能を強化するシステムも存在し、ガチャから排出される高レアリティ装備もこのシステムの対象である。強いキャラクターを作るためには同じ専用装備を複数引く必要もあり、限界まで育成するつもりならそれなりの課金が必要になってくるだろう。
なお、一定回数ガチャを回した際に最高レアリティのガチャ排出品がもらえる、いわゆる“天井”と呼ばれる仕組みが本作にも存在する。いずれかのガチャを1回引くごとに30枚(11回で300枚)もらえる「引換券」が3000枚貯まると、専用武器もしくは専用アーティファクトの抽選箱と交換できる。抽選箱の中からはキャラクター専用の武器やアーティファクトが出てくるが、誰のものが出てくるかはランダムだ。好きな装備を選んでもらえるわけではないものの、引換券には交換期限が設けられておらず、ガチャの種別をまたいで引換券を貯めることもできる。ランダム性はあるものの、長期的に見れば無課金でもなにかしらのキャラクター専用装備を得ることができるため、無課金もしくは常識的な範囲の課金でも定期的に戦力の増強を狙うことができるシステムとなっている。
ここまで、『ブレイブリー』シリーズ10周年記念作品であるスマートフォン向けRPG『ブレイブリーデフォルト ブリリアントライツ』について紹介してきた。シリーズファンの筆者としては、過去作に触れたことのあるプレイヤーにはぜひ触れていただきたい作品である。新たに光の戦士となる4人の主人公たちの物語はまだ始まったばかりだが、過去作を踏まえて描かれる本作のメインストーリーのワクワク感は、コンシューマー版『ブレイブリー』シリーズで各地を旅したときを想起させるものだった。
一方で、本作から『ブレイブリー』シリーズに触れる方は、過去作をプレイした方がよりメインストーリーを楽しめるのではないかと感じられる部分も多々あった。ルクセンダルクを舞台とする『BDFF』および『BSEL』は3DS向けに、エクシラント大陸を舞台とする『BD2』はNintendo Switch/PC(Steam)向けに発売中なので、『BDBL』から過去作が気になった方向けにこちらもオススメしておこう。
『BDBL』公式サイトでは、42ページにわたる「取扱説明書」が公開されている。本稿では紹介しきれなかったシステムもあるため、本記事を読んでゲームが気になった方は取扱説明書に目を通しておいていただきたい。『ブレイブリー』シリーズ10周年記念スマートフォン向け最新作『ブレイブリーデフォルト ブリリアントライツ』は、 iOS/Android にて1月27日正式サービス開始だ。
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