『幻想水滸伝』元開発者が手がけるRPG『百英雄伝』2024年第2四半期へと発売延期。「最高のストーリーとゲーム体験」を届けるため

Rabbit & Bear Studiosは7月28日、現在開発中のRPG『百英雄伝』の発売時期について、2024年第2四半期へと延期すると発表した。これまでは2023年発売予定とされていた。

デベロッパーのRabbit & Bear Studiosは7月28日、現在開発中のRPG『百英雄伝』の発売時期について、2024年第2四半期へと延期すると発表した。これまでは2023年発売予定とされていた。


『百英雄伝』は、『幻想水滸伝』シリーズを手がけた開発者による新作RPGだ。舞台となるオールラーン大陸に存在する帝国ガルディアは、神秘的な力を秘めた魔導レンズの力を求め、各地に捜索の手を広げていた。そして、捜索の任にあたる若き俊才士官セイ・ケースリングと、その捜索隊に加わった辺境の村出身の少年ノアは、新たな戦乱の世でそれぞれの正義と真実を探し求めることになる。

オールラーン大陸には、緑豊かな大森林や人々が行き交うにぎやかな街、牧歌的な村などが存在し、そこでは人、獣人、エルフ、砂漠の民など多種多様な種族が共存している。プレイヤーは城塞都市を拠点として冒険をおこなうなかで、出会った人々を仲間に引き入れることが可能。本作では、100人以上のプレイ可能な英雄キャラクターたちが登場するとのこと。

バトルには、伝統的なJRPGのターン制システムが採用。プレイヤーは最大6体のユニットを指揮して、軍隊や大型クリーチャーを相手に戦う。このほか、城塞都市を発展させたり、各職種のギルドを作ったり、農場を運営したりなど、幅広い要素が用意されるという。


本作の開発元Rabbit & Bear Studiosは、『幻想水滸伝』シリーズの生みの親である村山吉隆氏が代表取締役社長を務めるスタジオ。『百英雄伝』では村山氏がシナリオとゲームデザインを担当し、同じく『幻想水滸伝』シリーズに携わった河野純子氏がキャラクターデザインを手がけている。本作の開発においては、2020年にKickstarterキャンペーンが実施され約4億8000万円の資金を獲得。そしてパブリッシャーの505 Gamesと協力して制作が進められている。

本作はもともと2022年10月発売予定だったが、その後2023年予定へと延期。そして今回、2024年第2四半期へと再延期されることとなった。その理由については、本作に「ご期待いただいている多くのファンの皆様へ“最高のストーリーとゲーム体験”をお届けするため」と説明された。また、東京ゲームショウ2023が開催される時期あたりを皮切りに、本作の新たな情報がいろいろと出てくるようになるとのことだ。


本作のKickstarterページでは開発の進捗状況が毎月報告されており、今回は延期発表以外に、河野氏による新たなキャラクターイラストが公開。そのなかで、本作の前日譚である『百英雄伝 Rising』の主人公たちの、『百英雄伝』での姿が披露された。前作での物語ののち、彼らはそれぞれの目的のために旅に出ているという。そこで、イーシャは冒険しやすくやや軽装に、CJは少し大人になったかも?感が出るようにデザインされたそうだ。

『百英雄伝』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに2024年第2四半期に発売予定だ。Xbox Game Pass向けにも提供予定となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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