ローグライトスケボーアクション『Helskate』発表。キレてる亡者ボーイ、華麗にトリックを決めながらモンスターを切り刻む

 

ゲームスタジオのPhantom Coastは6月9日、『Helskate』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2024年初頭に早期アクセス配信開始予定。

『Helskate』はスケートボードがテーマの、ローグライト3Dアクション。スケボーで華麗にトリックを決めながら、剣と魔法でモンスターと戦うゲームだ。主人公は、死後の世界Vertheimに閉じ込められたスケボー好きの青年Anton Falcon 。あの世でも変わらずスケボーを楽しみたいAntonだが、それにはモンスターたちが邪魔だった。プレイヤーはモンスターをぶった切りつつ、街を滑走していくことになる。やられるたびに牢獄に収監されるが、それでも何度でも脱獄して、Antonはふたたび滑りだすのだ。Antonの戦いは最終的に、スケボーの神々との争いに発展。スコアチャレンジで勝利したり直接叩きのめしたりして、スケボーの腕前を証明する必要があるようだ。


システムはスケボーと戦闘が融合したものになっている。トリックを決めコンボをつなげていくと主人公が強化され、より強力な攻撃が繰り出せるようになる。一方、敵の攻撃に当たってしまうとコンボが途切れてしまう。トリックを次々と決めながら敵の攻撃を回避していく、見るものを魅了するようなスタイリッシュなプレイが求められるようだ。トレーラーでは、主人公が壁面や電線、巨大ボスの体の上を滑っているシーンも存在。現実では難しい派手なムーブにも期待できそうだ。ゲーム中には複数のスケートボードが存在し、それぞれ使用できる技が異なるようだ。トレイラーには刀で攻撃できるSamuraiや、雷のハンマーを使えるMjölnirなどが登場。ボードを変えることで気分も新たにプレイが楽しめそうである。

ローグライトを謳っている本作にはビルド要素も存在。プレイごとにランダムで手に入るパーカーやシューズなどを装備することで、攻撃時に敵を感電させたり、毒の手裏剣を投げたりなどのスキルを得ることができるようだ。そのほか溜めたリソースを消費して、やられても効果が失われないタトゥーを恒久的にアンロックする要素などもあるとのこと。アップグレードしていくことでより爽快にモンスターとの戦いを楽しめそうだ。


本作は2024年初頭に早期アクセス配信開始予定。早期アクセス配信期間は1年ほどを予定しているが、ユーザーからのフィードバックによっては延びる可能性もあるという。早期アクセス配信を通じて、武器やボスなどのコンテンツを追加しストーリーを完結させ、ローグライクゲームとしてバランスを整えていきたいとのこと。正式リリース時には価格を上昇させる予定もあるようだ。

本作を開発するPhantom Coastはオランダ・アムステルダムに拠点を置くゲームスタジオ。YouTuberのKwebbelkop氏こと、Jordi van den Bussche氏がCEOを務めている。本作のゲームディレクターを務めるSteve Swink氏はかつてスケボーアクションゲーム『Tony Hawk’s Underground』の制作に携わったベテラン。スタジオとしてのゲーム作品は本作が初めてだ。Phantom Coastが手がける、スケボーと戦闘が融合した疾走感あるアクションに期待したい。

『Helskate』はPC(Steam)向けに、2024年初頭に早期アクセス配信開始予定だ。