デベロッパーのPhantom Coastは1月25日、スケボー・ローグライトアクションゲーム『Helskate』の早期アクセス配信を、2月15日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。価格は24.99ドルとのことなので、日本円では3000円前後になりそうだ。
『Helskate』は、Vertheimと呼ばれる世界を舞台にしたローグライトアクションゲームだ。Vertheimは、現代的な街と地獄が融合したような環境となっており、プレイヤーはさまざまな武器を駆使してモンスターと戦う。そしてスケボーに乗りながら戦うという点が、ゲームプレイ上の大きな特徴となっている。
本作は、ステージを訪れてモンスターを殲滅し、報酬を得て次のステージに進むという流れで進行。モンスターは地上だけでなく、壁や高所などさまざまな場所に現れるため、スケボーを使ってステージを駆け回りながら戦うのだ。プレイヤーは剣などの武器を装備し、それを振るったり必殺技を発動させたりして攻撃。また、スケボーで猛ダッシュして突進する技ももっている。
スケボーの操作に関しては、人気スケボーゲーム『トニー・ホーク プロ・スケーター』シリーズ風だといえる。実際、オーリーやマニュアル、グラインド、フリップ・グラブトリック、ウォールライドなど基本的なトリック(技)の操作方法はまったく同じ。同シリーズ経験者ならすぐに扱えるだろう。なお攻撃操作は、スケボー操作に使用しないバンパーボタンやトリガーに割り当てられている。
そして本作では、このスケボーとバトルが密接に結びついている。ステージでは、特定のトリックを決めることで、次の攻撃のダメージがアップしたり、特殊効果が付加されたりなどのアビリティを獲得可能。華麗なトリックを決めながら戦うことで、より有利に立ち回れる仕組みだ。獲得するアビリティの組み合わせがビルドとなり、たとえば得意なトリックコンボをプレイスタイルとして、攻撃をどんどん強化していくことができる。
バトルを通じては素材を入手でき、スケボーデッキのクラフトに使用できる。デッキの種類によって、使用武器が変化するようだ。これはいわゆる恒久的なアップグレード要素となっており、ほかにも特定のバフ効果を得られるタトゥーなども用意されている。
本作は、スケボーゲームであることを第一に開発されているという。ステージ内には、トリックを決められるランプなどのスポットが数多く配置。また先述した『トニー・ホーク プロ・スケーター』シリーズからの影響は操作システムだけでなく、たとえばステージ内の各所に配置された「HELSK8」の各文字を集める収集要素も、同シリーズを彷彿とさせる。
早期アクセス配信開始時点では、計3つ計画されている内の最初のワールドが収録。ステージを進みボスに挑むまでの、ひととおりのコア要素を体験できる予定だ。正式リリースまでは1年ほどかかる見込みで、この間に異なるテーマをもつワールドやそのステージ、武器・各種アイテムなどが追加されていく計画となっている。
『Helskate』は、PC(Steam)向けに2月15日に早期アクセス配信予定。また、現在Steamでは体験版が配信中だ。