カニローグライクTPS『Crab Champions』がSteamにてベータテストを実施中。ハイスピードカニゲーム、テスター反応は上々

 

個人開発者のNoisestorm氏は現地時間1月6日、『Crab Champions』のベータテストをSteamにて開始した。Steamストアページよりテストへの参加リクエストが可能となっており、各週末にテスターが認証されていくとのこと。本作は4月2日に早期アクセス配信開始予定だ。


『Crab Champions』は、カニを主人公とするローグライクTPSだ。本作でプレイヤーが操るカニは、カニでありながら横歩き以外も可能。砂浜などのステージを高機動で縦横無尽に飛び回りながら、ハサミで銃器を操り敵カニや怪物たちに銃弾を撃ち込んでいく。主人公カニはステージに散らばるアイテムを集め、どんどん強力なカニになっていくのだ。本作ではソロもしくは3人の仲間との協力プレイが可能となっており、いわゆる“ぶっ壊れ”なビルドを突き詰めて恐ろしい敵を打ち倒すような遊び方が楽しめるという。

本作はカニの操作性や軽量かつ美麗なグラフィックにもこだわって制作されているとのこと。スクリーンショットやプレイ動画では、カニの甲羅に期待される光沢や、南国の美しい砂浜がしっかり表現されている様子がわかる。また、楽曲についても本作のために書き下ろしされているそうだ。プレイヤーはチャレンジをクリアしていくことで、スキンやエモートのほか勝利の歌などをアンロックして利用できるという。また、ルートボックスや少額課金要素は一切盛り込まれないとのこと。


開発者の報告によれば、先日より実施されているベータテストではさっそくプレイヤーらより前向きなフィードバックが寄せられているとのこと。今後は毎週末にアップデートを実施し、随時少しずつテスターを認証していくそうだ。日本時間4月2日の早期アクセス配信に向けて、総勢約650人にテスト権を付与していく見込み。

本作は早期アクセス期間として1~2年を見込んでいる。早期アクセス開始時点から、中核となるゲームプレイループは実装されるとのこと。また、3種類のバイオームや6種の武器のほか、75種類以上の武器改造Mod、50種類以上のグレネード改造Mod、そして100種類以上のパークを実装して早期アクセス配信開始される予定だ。正式リリースに向けては、そうしたコンテンツがさらに拡充されていくほか、ゲーム自体のブラッシュアップも実施される見込み。現状ゲーム価格は未定ながら、正式リリース時には値段がやや上昇する予定だそうだ。

なお、本作については、Unreal Engine 5の早期アクセス登場時に「300万匹のカニを描画する」という実験で話題となった(関連記事)。本作はUnreal Engineによる開発とされているものの、Unreal Engine 5が採用されているかは不明だ。

『Crab Champions』はPC(Steam)向けに、日本時間4月2日早期アクセス配信開始予定。ベータテストは現在実施中で、同ストアページの「アクセスをリクエスト」ボタンより登録が可能だ。早期アクセス配信開始に向けて、総勢650人がテスター認証される予定となっている。