スマホ向け三国志ゲーム、「サーバーの致命的な不具合が直せなかった」ため“本日”サービス終了。何もかもが速い

 

株式会社Ingameは4月25日、モバイル向けSLG戦策三国志をサービス終了すると発表した。本作は昨年末にリリースされており、サービス期間約5か月でのスピード終了となってしまった。理由は、修正不可能なサーバー不具合のためとのこと。

『戦策三国志』は株式会社Ingameが展開していた「三国志」テーマの基本プレイ無料戦略SLG。昨年2021年12月1日より、Android/iOS向けにサービスを開始していた。リリースにあたっては、Nintendo SwitchやiPad Proが当たるキャンペーンなどを大々的に実施。ゲームプレイとしても、友人とのマルチプレイをサポートするほか、野島健児氏や堀川りょう氏らプロ声優による武将キャラクターボイスを実装。事前登録者は30万人を突破するなど、ユーザーも集めたタイトルだった。


しかし、本日4月25日、本作公式Twitterアカウントより残念なお知らせが届いた。本日25日15時をもって、作品のサービスを終了するというのだ。なお、このお知らせ自体が15時27分に投稿されたため、サービス終了の事後報告ということになる。理由については、「サーバーに修復できない致命的な不具合が発生したため」とされている。

本作は4月22日金曜日20時頃より、致命的な不具合修正のため緊急メンテナンスを実施していた。しかし、土日返上の修正対応にもかかわらず、最終的に修正不可能との判断に至ったようだ。運営元は謝罪の意を表明すると共に、サービス停止後の補償を積極的に検討していくとしている。補償の詳細については、決まり次第別途伝えるとのこと。

https://twitter.com/sensakusangoku/status/1518476654662025217

なお、同じくIngameがサービスしていたタイトルとしては『サヴェージ・キング』が今年4月20日にサービス終了している。こちらは、2019年より約3年にわたってサービスを提供してきた作品だ。また、同作は終了に伴い、『戦策三国志』への移行を促すキャンペーンを実施。『サヴェージ・キング 』公式Twitterアカウントも、つい先日、『戦策三国志』へとユーザーを託すツイートを投稿していた。そのわずか5日後に、ユーザーはふたたび行き場を失ったわけである。

サーバートラブルにより、思わぬ早期サービス終了となってしまった『戦策三国志』。突然の出来事に、あっけにとられたプレイヤーたちも多いことだろう。また、同様にメンテナンス状態からそのままサービス終了なったタイトルとしては、国内版『M2-神甲綺譚-』のケースがある。こちらは「メンテ失敗で終了した」とも囁かれたものの、実際にはサーバー以外のトラブルだったとの旨を、運営側当事者であった長谷川友也氏がブログ動画にて明かしている。

なお、『M2-神甲綺譚-』は現在、『M2-神甲天翔伝-』として国内サービスが再開している。こちらは、前述の長谷川氏が代表取締役社長を務める株式会社シフォンによる運営だ。『戦策三国志』の今回の顛末についても、いつか事の顛末が明らかになる日は来るだろうか。




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