中世オープンワールドRPG『Wartales』Steamにて12月2日に早期アクセス配信開始。傭兵を集め、大陸を冒険しお金を稼ぐ


デベロッパーのShiro Gamesは11月14日、オープンワールドRPG『Wartales』のSteamでの早期アクセス配信を、12月1日から開始すると発表した。日本では時差により12月2日配信となる。

『Wartales』は、中世ヨーロッパを舞台にするRPGだ。本作の世界には、かつてエドランと呼ばれる巨大な帝国が存在し栄華を誇っていたものの、疫病の流行により凋落してしまう。そしてそれから100年後、国内はいまだに混乱と不安が蔓延しており、強盗などが横行。傭兵となる者も多く、もはや“誇り”というものに価値がない時代となっている。

本作にてプレイヤーはそうした傭兵たちを率い、富を求めて厳しい世界を旅することとなる。英雄でも特別な存在でもなく、ただ野心に燃えるひとりの人間として生きるのだ。本作の世界はオープンワールドの大陸として表現されており、活気に満ちた村や忘れられた時代の痕跡、廃坑などが点在。行く先々にてお金を稼ぎ、また仲間となる傭兵を募る。


旅先の住民のなかには、何か困った状況にあって助けを求めてきたり、人には言えない動機から相談してきたりする者などがおり、契約を交わして依頼をこなすこととなる。コソ泥や国中に悪名を轟かせる大物などもおり、そうした賞金首を狙ってお金を稼ぐことも可能だという。また、本作の世界には魔法などが存在するわけではないが、ファンタジーめいたイベントや生物に遭遇することもあるそうだ。

敵にはそうした賞金首などのほか、どう猛な野生動物も現れ、グリッド状のフィールドでのターン制バトルにて戦う。キャラクターには職業の要素があり、早期アクセス配信開始時点では9種類を収録。仲間にした傭兵たちは、それぞれ独自の能力とスキルセットをもち、得意とする武器も異なる。誰を仲間にするかによって、パーティ全体の特性は大きく変化することになるだろう。

本作にはクラフト要素が用意され、集めた素材をもとに武器や道具をクラフトすれば、仲間の装備を強化可能。また、拠点構築の要素もある。新たな施設を建設したり、道具や設備を充実させることで仲間の士気が高まり、より強力なパーティへと成長していくという。


早期アクセス配信開始時点では、基本的なゲーム体験はすべて収録した状態にあるが、コンテンツとしてはマップ上のいくつかの地域にだけアクセスできるかたちになるとのこと。そして開発を進めるなかで、新たな地域を開放し、敵やバトルシステムなどを含むコンテンツも追加していく計画だそうだ。また、バランス調整やバグ修正も進めていくとしている。正式リリースまでは、およそ1年はかかるだろうとのこと。

『Wartales』は、PC(Steam)にて12月2日に早期アクセス配信予定だ。Steamでは体験版が配信されており、またクローズドベータテストの参加者の募集もおこなわれているため、興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか。