釣りRPG『フィッシング・パラダイス』PC/Nintendo Switch版発表、2022年初頭配信へ。天国を舞台に『くまのレストラン』の後日談を描く


株式会社Odencatは11月6日、フィッシングRPG『フィッシング・パラダイス』のPC(Steam)/Nintendo Switch版を発表した。2022年初頭に配信する。価格は未定。

本作は、2019年にモバイル向けにリリースされ、全世界130万ダウンロードを記録している『フィッシング・パラダイス』の“完全版”だ。PC/Nintendo Switch版には、楽曲のパワーアップやオリジナル版にはない新要素が用意されるという。
 

 
『フィッシング・パラダイス』は、天国を舞台にするフィッシングRPGだ。主人公は、現世での命を終えて天国にやってきた記憶喪失の人物。目を覚ましたその場所は、天国であるはずなのに住む場所も食べ物もなく、主人公は相棒となる青い小鳥に促され、釣竿を入手し釣りをすることとなる。

本作には、天国あるいは地獄の住人たちが登場。みな個性豊かなキャラクターであり、それぞれ悩みを抱えているという。プレイヤーは、釣りを通じてそうした悩みを解決していくのだ。天国には複数の釣り場があり、現世とは少し異なる魚が90種類以上存在。そうした魚を釣ったり、住人からの依頼をこなしたりすることで、釣竿の各種ステータスを強化することができる。そうした強化や釣り場へのテレポート、釣った魚の記録の閲覧は、魔法のスマホであるソラホから利用可能。またソラホには、出会った住人と連絡先を交換できる友達機能なども用意される。
 

 

 
釣りをすることでストーリーが進行し、やがて主人公は自分の家を入手。また、友達となった住人からのサブクエストをこなすと好感度が高まっていき、その相手との特別なイベントも発生。そうした友達イベントを通じて、家に飾り付けることができるアイテムを獲得でき、家をデコレーション可能だ。仲良くなった友達が、家に遊びにくることもあるという。

実は本作は、開発元Odencatの人気作『くまのレストラン』と世界観を共有しており、時系列的には後日談にあたる作品である。同作は、レストランで死者に最後の晩餐をふるまうアドベンチャーゲーム。『フィッシング・パラダイス』には、同作のキャラクターも多数登場し、キャラクターによっては少し異なる一面を見られるとのこと。あらかじめ『くまのレストラン』をプレイしておくと、本作をより楽しめそうだ。
 

 
本作は、ストーリーも楽しめる釣りゲームとして開発中。開発者であるDaigo氏がそのストーリーを手がけるにあたっては、「天国ってどんな場所なんだろう?」と何度も考えたという。天国は誰もが幸せに暮らせる理想郷のはずだが、人の心は千差万別。主人公ひとりの幸せならまだしも、すべての人の幸せを実現するのは空想の世界でも困難であると感じた末に、本作ならではの天国が出来上がったそうだ。

フィッシング・パラダイス』のPC(Steam)/Nintendo Switch版は、2022年初頭に配信予定だ。モバイル版にはなかった新要素の詳細については今後発表される。