『エルデンリング』新ゲームプレイ映像公開。新要素満載の重厚で濃密な20分、世界観から戦闘まで丸ごと網羅

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バンダイナムコエンターテインメントは11月4日、フロム・ソフトウェアが開発する『ELDEN RING(エルデンリング)』の新ゲームプレイ映像を公開した。約20分におよぶボリュームで、本作の新要素をふんだんに盛り込んだ濃密な内容だ。本稿では同映像で示唆された要素について紹介していく。しかしサプライズ要素を損ねる可能性があるため、できれば先にゲームプレイ映像をご覧いただきたい。

『ELDEN RING』はフロム・ソフトウェアが贈る、オープンワールドアクションRPG。本作は『ダークソウル』シリーズなど、同スタジオ人気過去作のゲームプレイを継承しつつ、舞台を広大なオープンワールドとしている。また、戦闘や探索などについてもさまざまな要素を多数盛り込んでいる。今回の映像では、高低差を増した広いフィールドを霊馬に乗り駆け回る様子や、巨大なボスとの騎乗戦闘、ステルスでの攻略など本作の要素が余す所なく映し出されている。

まず注目したいのが、『ダークソウル』シリーズに比して全体的に自由度を増したアクションだ。フィールドでは霊馬に騎乗し、段差や岩をものともせず駆け回っている。また、ジャンプポイントを利用した大ジャンプなども印象的だ。プレイヤーキャラクターも機動性を増しており、段差やギャップを気軽に飛び越えての探索が可能。落下ダメージもかなり軽減されているようで、印象としては同スタジオ過去作『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』に近い。


戦闘についても興味深い点が多数ある。巨大なボスとの騎乗戦闘は豪快で、地に足をつけての戦闘にも目新しい要素が見られる。特にステルスおよび霊体の召喚は印象的だ。ステルスプレイでは、望遠鏡で敵地の様子を視察し、クラフトをすることで相手を昏倒させる矢「Sleepbone Arrow」を準備。忍び込んで見事に目的の宝を入手するゲームプレイが見られる。また、霊体の群れを召喚して敵を攻撃させる様子も見られる。さまざまな特性をもつ霊体が存在するようなので、それらを活かした戦略を練るのも楽しそうだ。


世界観や物語面の要素としては、『ダークソウル』での「火守女」にあたるであろうキャラクター、「Melina」の顔が初公開された。美しさの影に重い事情を感じさせる雰囲気で、どのように物語に絡んでくるのか興味が尽きない。ほかにも、ダンジョンにおけるNPCとの、時に思わせぶりな、時に微笑ましいやりとりが紹介されている。また、SNS上などでファンから一時アイドル化されたツボ型生物、通称「Pot Boy(ツボ小僧)」のようなNPCも登場している。過去のトレイラーで登場したツボ小僧より巨大ながら、意外なほど理知的に会話している。ほかにも本作には、個性豊かなNPCが多数登場するようだ。

オンライン要素については、過去作の楽しさを継承している様子がうかがえる。また、他プレイヤーと一緒にステルスしているような様子も見られ、遊びの幅の広がりに期待がもてる。ほかにも、『ダークソウル』シリーズを彷彿とさせる武器の攻撃モーションや、どこかで見たような親しみ深いジェスチャーなど、過去作ファンをニヤリとさせる要素もある。言葉に尽くしがたい内容となっているため、一度は今回のゲームプレイ映像をご覧になってほしい。

今回のゲームプレイ映像公開に伴い、コンソール向けには『ELDEN RING Collector’s Edition』も発表された。デジタルサウンドトラックや40ページのハードカバーアートブック、登場キャラクターMaleniaのフィギュアなどが同梱されている。また各プラットフォーム向けに特別版『ELDEN RING Deluxe Edition』も発表された。こちらにはデジタルアートブックおよびサウンドトラックが付属する。通常版・特別版ともに、予約特典としてデジタルアドベンチャーガイド、およびボーナスのジェスチャーが付属する。
【UPDATE 2021/11/5 0:05】
コレクダーズエディションなどの国内版について追記

『ELDEN RING』は2022年2月25日、PC(Steam)およびPlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売予定。本日よりダウンロード版は予約開始しており、パッケージ版は明日11月5日予約開始予定だ。

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