宇宙犬探索アクション『GOODBOY GALAXY』発表。GBA発売20周年を記念して「ゲームボーイアドバンス向け」に開発中

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インディー開発者のRik Nicol氏は3月21日、2Dアクションゲーム『GOODBOY GALAXY』を発表した。対応プラットフォームは、なんとゲームボーイアドバンス。ちょうど20年前の2001年3月21日に、任天堂がゲームボーイアドバンスを日本で発売したことを記念して、本作を制作しているという。


『GOODBOY GALAXY』は、犬のMaxwellを主人公とするアクションゲームだ。Maxwellが暮らす星が崩壊の危機に瀕したことで、彼は解決策を求めて宇宙船に乗り込み旅立つ。しかし、もう後戻りすることはできない何千光年も離れた銀河の端っこにたどり着いても、未だ希望は見えぬまま。そして、とある未知の惑星に降り立ったMaxwellは探索を開始するが、この星には何やら謎めいた勢力が潜んでいるようだ。

本作のステージには、ダンジョンから高度に発達したエリアまで複数の環境が用意され、プレイヤーはMaxwellを操作して進んでいく。道中にはあちこちにトラップが配置されているほか、敵キャラクターもさまざま登場。ジャンプアクションを駆使しながら、手にするブラスターにて倒していく。ブラスターは連射できるほか、強力な溜め撃ちも可能なようだ。またアップグレード要素も用意されており、特別なアビリティが使用できるようになるという。

本作は『メトロイド』や『洞窟物語』から影響を受けているそうで、探索要素にも力を入れて開発している模様。ステージの攻略には複数のルートが用意されており、隠しエリアも存在するとのこと。また、この惑星には敵以外のキャラクターも暮らしていて、出会うと友達になれるという。友達になるとカードを入手でき、これは収集要素のひとつになっている。合わせて50体分のカードが用意されているそうで、こちらも探索要素と結びついているのだろう。


本作は、開発者のRik Nicol氏らがゲームジャムイベント「Ludum Dare 43」に参加した際に、3日間で制作した『Goodboy Advance』がベースとなっている。同イベントでは特にグラフィック面が高く評価されたそうで、本作ではそこからさらに発展させているという。実は、そのオリジナル版の時点でゲームボーイアドバンス用ROMデータのかたちで配布。『GOODBOY GALAXY』ではその当初のコンセプトを維持したまま、2001年に発売された携帯ゲーム機向けのリリースを目指している。

すでに生産終了し、任天堂などから販売ライセンスを得て正式にリリースされる新作も存在しないかつてのゲーム機には、いまも熱心なファンが多い。これは開発者においても同様で、ゲームボーイアドバンス以外にも、たとえばファミコンやゲームボーイ、あるいはメガドライブやドリームキャスト向けの作品が、数は少ないものの今も新作が時折登場している。本作は、そうしたクラシックゲームファンにとって注目の作品となりそうだ。


GOODBOY GALAXY』については、今後Kickstarterでのクラウドファンディングが実施予定となっている。ゲームのさらなる詳細や、発売時期についてはそこで明らかになるだろう。同時に体験版も配信予定とのこと。また、現行プラットフォームへの移植についても、クラウドファンディングの結果次第では実現する可能性があるそうだ。興味のある方は、上に掲載した開発者Rik Nicol氏のTwitterアカウントをチェックしておこう。

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