『原神』Ver.1.4情報公開。モンドのお祭りやデートイベントが登場、濃縮樹脂上限緩和も

中国のゲーム開発会社miHoYoは3月6日、『原神』Ver.1.4の情報を公式Twitter上にて公開した。Ver.1.4では、モンド地方のお祭り「ウィンドブルーム祭（風花祭）」が開催されるほか、キャラクターの個別シナリオが遊べる「デートイベント・１」の実装、新魔神任務の追加やロサリアの登場などが予定されている。

「ウィンドブルーム祭」は、モンド地方を舞台にしたお祭りイベント。Ver.1.3では、璃月港のお祭り「海灯祭」が豪華な報酬と共に行われたが、ウィンドブルーム祭はミニゲームが中心のお祭りになるようだ。紹介動画内には、いくつかミニゲームが登場している。１つ目は、楽器を演奏してハイスコアを目指す音ゲー風のミニゲーム。ノーマル/ハード/マスターの3段階の難易度が用意されており、各楽曲の各ランクで一定のポイント以上を獲得すると、報酬が獲得できる。動画内には、ミニゲームとは関係なくハープを演奏していると思われる場面も映されており、ゲーム中に自由に楽器を演奏する機能も導入されるのかもしれない。

続いて、弓を使って空中に浮かんだ風船を射る「弓矢挑戦」も行われる。「弓矢挑戦」は、ウィンドブルーム祭の伝統的なゲームで、モンド設立当初の開拓と首領の歴史を記念するもの。ミニゲームが開始されると、キャラクターたちは高台へ陣取り、制限時間内に弓を使って的を射る。動画内で確認できる的は、一定のポイントが貰えるウィンドブルームボール/大量のポイントがもらえるカラフルボール/命中すると爆発して範囲内の風船を割るアプロースボール/割ってしまうとポイントが減るハートブレイクボールの4種類。少なくとも2人でのマルチプレイに対応しているようだ。そのほか、滑空を使ったアスレチックや、揺れる足場をヒントに生き残りを目指す「足場のいたずら」、前方からやってくる泡を避けて進む競技などが、ウィンドブルーム祭では遊べるのだろう。お祭りの報酬としては、新しい弓や原石1000個、楽器と思われる風吹きのライアーなどが用意されている。

また、Ver.1.4では新たな要素として、キャラクターの個別シナリオが遊べる常設のイベント「デートイベント」も導入される。「デートイベント・１」においては、バーバラ/ノエル/重雲/ベネットの4人が対象。誰かに見つからないよう木陰に身を潜めるバーバラや、主人公のことが前から気になっていたという初対面らしきベネットとの一幕などが、紹介動画内には映されている。同動画内では、右上にハートマークが表示されており、選択肢を誤り、キャラクターの機嫌を損ねるとハートが減ってしまうのかもしれない。イベントとしては、演舞台で戦いを繰り広げる「闘争の潮流」、軽作の浄水で起こった異変が描かれる「純水の願い」も実施予定となっている。

システムの改善も予定されている。まずは、これまで3個までしか持てなかった濃縮樹脂の所持上限が、5個へと緩和される。濃縮樹脂は、天然樹脂40と晶核1個を合成して作成する便利アイテム。秘境のクリア時など、天然樹脂の代わりに消費することで、2回分の報酬が得られるものだ。忙しくて天然樹脂を消費している暇がない時や、厳選やキャラクターの育成素材を効率よく行いたい時に有効。上手く活用すると天然樹脂をアップデート後へと持ち越したり、リアル時間の都合がつけやすくなる。所持上限3個から5個へ緩和されたことで、天然樹脂の所持上限である160以上の樹脂を濃縮しておけるようになり、少しだけ便利になるわけだ。また、自動調理解放済みの料理を手動で調理できるようになるほか、世界ランクを手動で1ランク下げる機能も導入予定となっており、システム面では細かな要素に手が入るアップデートとなっている。

またVer.1.4では、アルベドの伝説任務内で登場していたモンドのシスター・ロサリアが、星4の氷元素・長柄武器使いとして登場。新たな星5キャラクターの登場は発表されていないが、ウェンティおよびタルタリヤの復刻が告知されており、ロサリアはタルタリヤのイベント祈願「冬国との別れ」でピックアップされるそうだ。ダインスレイヴの登場する新魔神任務の実装にあわせて、新たな魔物「アビスの使徒（激流）」の登場も予告されている。

『原神』はPlayStation 4/PC/iOS/Android向けに配信中。Ver.1.4アップデートは、3月17日に配信予定だ。