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『ファイナルファンタジーVII リベレーション』TGSバトルプレイ感想。最終作のバトルは、自由で、難しくて、面白い。黒魔道士ティファ躍動、ヴィンセントはちょっと難しい
約30分の試遊を通じて得られたプレイフィールを、本稿でお伝えしたい。

スクウェア・エニックスは、『ファイナルファンタジーVII リベレーション』を東京ゲームショウ2026(TGS2026)に試遊出展した。発売日が2027年4月8日に決定した本作は情報公開が加速しているところで、TGS2026では世界初となる一般ユーザー向けの試遊が実施された。
弊誌は、TGS2026で試遊可能なビルドを体験できるメディア向けセッションに参加することができた。TGS2026で試遊できるビルドはバトル体験を重視したものでありながらも、クラウドとセフィロスの因縁に関する重要なストーリーも垣間見えることができた。約30分の試遊を通じて得られたプレイフィールを、本稿でお伝えしたい。

新キャラと新要素搭載のバトルはカスタマイズの妙と実感
今回の試遊では、クラウドたちがセフィロスを追いかけて「竜巻の迷宮」と呼ばれる場所を訪れるところだった。原作では竜巻の迷宮をクリアしたあとにメテオの脅威に世界がさらされることになるので、『ファイナルファンタジーVII リベレーション』のストーリーにおいて重要なシーンのひとつといえるだろう。タイミング的にはシドが新規バトルメンバーになってパーティーを明るく盛り上げてくれるものの、竜巻の迷宮は落雷がしばしば発生するなど不穏な場所だ。
いくつかの雑魚戦を突破したクラウドたちを待ち受けているのが中ボスの「ギガース」だ。ギガースは強敵であるため、本作に新要素として導入された「WEAR」を使いこなして戦いを挑む。本作におけるWEARは、いわゆる「戦士」や「黒魔道士」といったジョブに相当するものだ。試遊では8人のプレイアブルキャラクターが存在し、新規プレイアブルキャラクターのヴィンセントとシドはデフォルトのWEARではあったものの、「召喚士」のクラウドや「黒魔道士」のティファといったように、過去作とは異なるプレイフィールがバトルで味わえる。
今回の試遊では、召喚士のクラウド、黒魔道士のティファ、デフォルトのヴィンセントといったパーティー編成でバトルに挑戦してみた。召喚士は召喚獣との連携攻撃を得意とするウェアで、WEARコマンドの「連携召喚」を発動することで召喚獣が「たたかう」に連動して攻撃してくれる。さらに、連携召喚中にHPを消費して発動する専用アビリティ「血盟の咆哮」を使用すれば、大ダメージを与えることが可能だ。血盟の咆哮は召喚士のHP減少というデメリットがありながらも、かなりのダメージを与えることができるので雑魚を一掃するほどの威力を持つ。「血盟の咆哮」で攻撃したところ、クラウドのHPは291減りながらもギガースには止めの一撃が673ものダメージを叩き出した。


黒魔道士のティファは、雑魚戦よりもボス戦で輝くキャラクターだった。なぜかというと、黒魔道士が長期戦に向くWEARであるからだ。黒魔道士は「属性ストック」と呼ばれる特徴を備えており、同じ属性魔法を最大3回連続で使うことで同属性魔法の消費MPを軽減することができる。通常時におけるブリザドの消費MPは4だが、ストック3におけるブリザドの消費MPは1まで減って長期戦を戦いやすい。なおかつ、同じ属性の力を3つストックすることで、強力なジャ系魔法を発動できるためボス戦では大きなダメージソースになり得る。 試遊では黒魔道士のティファの最大MPは40だったので、魔法攻撃を繰り出したい場合はストック数を増やしていくことがより効率良くダメージを与えていくのに重要だった。


銃と魔物の力を使って戦うヴィンセントは、遠距離攻撃も近接攻撃も可能な便利なアタッカーとして使いやすかった。ヴィンセントの体に出現する「赤いジャストサークル」にあわせてタイミングよくボタンを押すことで、強力な「EXアビリティ」を発動できるというタイミングアクション的な要素はあるものの、そのすべてに成功しなくても高い攻撃力で雑魚敵を殲滅し、ボス戦をバーストさせてから大ダメージを狙えるキャラクターだ。
ヴィンセントは新規キャラクターであるため、試遊をしただけではコマンドを駆使して攻めていくのは難しいと感じた。しかし、アビリティを駆使することで意識的にヴィンセントの形態を変化させて攻撃させていくことができるようになっている。ガード長押しでヴィンセントの形態を変身させることもできるが、とにかく攻撃を叩き込みたいときは攻撃に関するアビリティを選択していく方が、形態変化が直感的にわかりやすい。
筆者としては相手をバーストさせたいときはヴィンセントが人の状態になる「バーストショット」を使い、バースト後にまとめてダメージを稼ぎたいときは魔物状態で近接攻撃を叩き込む「ガリアンクラッシュ」で相手にダメージを蓄積させていった。本作のバトルには新規プレイアブルキャラクターや新要素のWEARが搭載されているため、よりプレイヤーのカスタマイズの幅が広がった。試遊のデフォルトキャラクターからパーティー編成を入れ替えても、狙った通りの戦い方をすることができたので、今回の戦闘はかなり自由を感じられるものだった。


そして試遊のボス戦へ
試遊の最後では「ジェノバDeath」と呼ばれるモンスターとのボス戦に挑んだ。試遊ではいくつものバトルをすでに経験することができたので、その集大成として各キャラクターの攻撃を叩き込んでいく。召喚士のクラウドは連携召喚で召喚獣を繰り出し、HPに余裕があるときはWEARアビリティの「血盟の咆哮」で大ダメージを狙う。
しかし、ジェノバDeathもしぶといもので触手を召喚してバリアを張ってきた。バリアの上からは攻撃が通らないので、まずは触手を破壊していく。厄介なのは複数の触手が存在することだ。こちらは操作キャラクターを切り替えながら、当該キャラクターに近い触手を順次撃破していった。


バリア解除後も形態変化を繰り返すジェノバDeathは決して楽な相手ではなかったが、パーティーメンバー3人それぞれのWEARの特徴やアビリティを活かして攻め立てていくことができた。とりわけ、ボス戦のように戦闘時間が長くなるほど連携アビリティといった大技を発動しやすくなる。
ヴィンセントとクラウドによる「マカブルハウンド」は、クラウドとヴィンセントが絶え間なく敵に攻撃を浴びせて大きなダメージが見込める攻撃だ。黒魔道士のティファはWEARアビリティの「連唱の魔法陣」を使うことで、攻撃魔法が自動で2連発になる魔法陣を発生させることができる。相手をバーストさせることで与えるダメージが向上しているときに、まとめて攻撃することで一気に相手のHPを削ることも可能だ。バトルにおけるATBのゲージ管理の重要さはいうまでもないが、WEARの特性やアビリティの効果によって、今回の試遊ではよりアグレッシブに攻めることのできるパーティー編成だったように思う。
触手を倒す観点でも、ボス本体をバーストさせてからダメージを与えていく面でもヴィンセントは非常に使いやすかった。個人的に気に入ったのは、ヴィンセントが人の状態にて銃で遠距離攻撃を中心にしていく戦い方だ。これなら遠く離れた触手も攻撃しやすいし、バーストしたらATBを消費したアビリティ使用から魔物に変身して近接攻撃で一気に相手のHPを削っていけばいい。
ジェノバDeathに止めを刺したのは、ヴィンセントのリミット技である「ヘルゲート」だった。この技は使うことで魔物の姿となり、ジェノバDeathには2756ものダメージを与えることが出来た。さらに、ヘルゲートは発動後にATBのストックを1つ増やすという効果も付いてくるため、仮に相手のHPが残っていたとしてもさらに攻撃し続けることができるだろう。


自由度の増したバトル、そしてその先
ジェノバDeathを撃破したところで試遊時間がなくなってしまったので、ゲームプレイはここまでとなる。30分という短い時間だったが、各キャラクターの固有アビリティや各WEARの特性に応じてバトルの自由度は格段に上がっている印象を受けた。
その一方でさまざまなパーティー編成が可能となるとバトルの難易度が気になってくる。本作のストーリーを通じて、バトルのバランスが適正であることに期待したいところだ。新キャラクターのヴィンセントの使い勝手の良さが気に入ったが、タイミングアクションに慣れることでさらにアタッカーとしての強さを引き出せるだろう。その点については、製品版で挑戦したい。遠距離攻撃と近接攻撃を組み合わせて華麗に戦うヴィンセントと、黒魔道士の特性を活かして魔法攻撃を連続で叩き込んでいくティファが印象に残る試遊だった。
バトル中心でありながらも、ストーリーについての興味深いイベントシーンをいくつも見ることができた。原作でも印象的だった「竜巻の迷宮」が最新グラフィックであらためて見るのはすばらしい体験であったし、妖艶な魅力を放つセフィロスと戸惑うクラウドには宿命的なストーリーが待ち受けていることを予感させる。率直な感想を伝えると、製品版が待ち遠しくてたまらないという気持ちでいっぱいだ。
ファイナルファンタジーVII リベレーション』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/XBOX on PC)/Nintendo Switch 2/PS5/XBOX Series X|S向けに2027年4月8日に発売予定。「ファイナルファンタジーVII リメイクシリーズ」三部作セットになったトリロジーエディションは購入後すぐに1作目と2作目をプレイ可能だ。三部作セットは『ファイナルファンタジーVII リベレーション』発売前ならば、1万1330円(税込)のお買い得価格で購入できる。なお、弊誌ではオープンワールドの探索を中心とした8月に実施された試遊会の感想記事も掲載中なので、そちらもぜひ読んでほしい。。
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