『オートチェス』をベースにしたMOBA『Auto Chess MOBA』開発発表。全プレイヤーが全ヒーローを使用可能な、先祖返りタイトル

 

中国のゲームパブリッシャーDragonest Gamesが、『Auto Chess(オートチェス、Auto Chess:Origin)』テーマのMOBA『Auto Chess MOBA』を開発しているようだ。元々『Dota 2』のModとして生まれた『Auto Chess』が、先祖返りすることとなる。
 

  
『Auto Chess MOBA』は、『オートチェス』に開発・発売として関わるDragonest Gamesが開発中のMOBAタイトルだ。同作には、『オートチェス』に登場するキャラクターたちが、それぞれ特殊能力を持ったヒーローとして登場。グリッドの描かれた盤上ではなく、MOBAのフィールド上で戦いを繰り広げる。

発表と同時に公開された動画内で、同社のCEOであるLoring Lee氏は、本作のキーワードとして公平・競争・オートチェスの3点を挙げている。まず、ヒーローの所持状況に違いがあるのはフェアではないとして、全ヒーローを全プレイヤーが使用可能に。加えて、pay-to-winやゲーム外の成長要素を排することで、公平なゲームを用意するという。また、敷居が低く天井の高いゲームプレイを用意し、昼と夜のシステム、破壊可能なオブジェクトなどによって競技性も確保されるそうだ。動画の冒頭で触れられているように、同社は2015年にiOS/Android向けMOBA『自由之战(Fight for Freedom)』をリリースしているなど、MOBAに思い入れがあるのだろう。
 

 
ベースとなる『オートチェス』は、中国の開発チームDrodo Studioが『Dota 2』のModとして開発した「Dota Auto Chess」のスタンドアローン版。現在は、Drodo StudioとDragonest Gamesにより開発がおこなわれている。2019年1月に「Dota Auto Chess」が登場して以降、『リーグ・オブ・レジェンド』内に登場した「チームファイトタクティクス」、『Dota 2』の開発元であるValveからリリースされた『Dota Underlords』、『ハースストーン』内に登場した「バトルグラウンド」など、同作を参考にしたゲームが多数登場しており、オートバトラーとも称される新しいジャンルを生み出している。

『Auto Chess MOBA』では、『Dota 2』のModとして生まれ、世界的なMOBAタイトルの開発元にも参考にされた同作が、世代を逆上りMOBAとなるわけだ。

Auto Chess MOBA』は、Dragonest Gamesにより開発中だ。