『Dead by Daylight』開発元の非対称鬼ごっこシューター『Deathgarden』Steamで再ローンチ&無料お試し実施。ルール刷新で「狩り」に専念


『Dead by Daylight』の開発元として知られるBehaviour Interactiveは5月31日、Steamにて早期アクセス販売中の『Deathgarden』を『Deathgarden: BLOODHARVEST』として再ローンチ(日本語非対応)。通常価格を3280円から1680円に値下げしており、6月7日まではさらに33%オフの1120円で購入できる。また6月2日までは本作を無料で試せるフリーウィークエンドを実施している。

本作は近未来が舞台の非対称マルチプレイゲーム。プレイヤーは5人のスカベンジャー(三人称視点操作)と1人のハンター(一人称視点操作)に分かれて、それぞれの目標を達成するため争う。戦場となるアリーナは自動生成。天候や構造が毎回変化する。スカベンジャーはチームワークと持ち前の機動力を生かすことでハンターから逃げ、ハンターは銃器や特殊能力など強力な攻撃手段を用いてスカベンジャーを狩っていく。スカベンジャーは弓矢や罠によりハンターの邪魔をしたり、煙幕を張って逃れることが可能だが、ハンターを倒しきることはできない。ハンターの力量とスカベンジャーの連携力。どちらが勝るかの勝負となる。

再ローンチにあたっては、まずアートディレクションを変更。当初は近未来SFスポーツテイストになっていたが、よりディストピア色の強いダークなビジュアルに変化している。またゲームプレイやゲームルールも変更。以前のルールではスカベンジャー側はマップ上にあるキャプチャーポイントの確保により脱出口を解放していた。新ルールでは、マップに3か所あるブラッドバンクに一定量の血を届けるか、生き残りが残り1人になるか、もしくはマッチ開始から8分が経過することで脱出口が開くようになる。

スカベンジャーは三人称視点なのに対し、ハンターは一人称視点。視野角の違いをうまく使ったり、草むらの中に隠れて逃れよう

以前のルールでは、ハンター側は3か所にあるキャプチャーポイントや、倒したスカベンジャーが運ばれる処刑台を監視するために奔走する必要があった。新ルールでは、スカベンジャーを狩ることに専念できる。スカベンジャー側としても、脱出口の開け方が増えたことで、最後の最後まで勝ち目が残るようになった。以前よりもシンプルでとっつきやすいルールになったと言えるだろう。なお「血」は倒されたスカベンジャーの身体や、マップ上にある死体オブジェクトから収集可能。キャラクターのアップグレード、パーク、パワーのアンロックにも使用することになる。今回の再ローンチによりプログレッションシステムも刷新されており、新たなパークやパワーが追加されたことで、キャラクタービルドの幅が広まることも期待されている。

『Dead by Daylight』の非対称マルチプレイ要素を土台にしつつも、アクション性を高めることで差別化を図った『Deathgarden』。2018年8月に早期アクセス販売が開始されたが、十分なプレイヤー数を確保することができず、配信1か月後には平均同時接続プレイヤー数が28.8人にまで減ってしまった(SteamCharts)。2019年4月には0.8人にまで落ち込んでおり、まともに遊ぶのは困難な状態であった。今回の再ローンチによるビジュアルやゲームプレイの見直し、さらにフリーウィークエンド効果もあり、本稿執筆時点では同時接続プレイヤー数は2600人台にまで上昇。本作が気になる方は、今のうちに触れておこう。

なお再ローンチ前に購入済みのプレイヤーへの補てんとして、追加ゲームキー2つ、2種類のレジェンダリー・コスメティックアイテム、キャラクターアップグレードやパークのアンロックに使用するIronなどの付与。さらにデラックス・エディション所持者の場合は特典内容のアップグレードが適用される。