PS4『スパイダーマン』にてニューゲーム+が実装予定。フォトモードと同様、AAA級シングルプレイタイトルのトレンドに沿う


PlayStation 4独占タイトル『Marvel’s Spider-Man(スパイダーマン)』の開発元Insomniac Gamesは9月11日、同作にニューゲーム+を実装予定であることを明かした(PlayStationLifeStyle)。ニューゲーム+の詳細や実装時期については、まだ発表されていない。

『スパイダーマン』は、ウェブ・スイングを使った高速移動の爽快感、複雑なボタン入力が苦手でも格好良くコンボを繋げられる戦闘システムなど、ゲームプレイのコア部分が評価されており、「スパイダーマン」のファンであっても、ファンでなくとも気持ちよく遊べるオープンワールド・アクションアドベンチャーゲームとして人気を集めている。英国パッケージ版のセールスは今年最速のペースを記録しており(関連記事)、2018年を代表する作品のひとつとして名を残すものと予想される。

下の動画は、ウェブ・スイングやウォールランによる高速移動に焦点を当てた制作秘話。「スイング中に気が散らないようにした。“動き”“滑らかさ”“勢い”を感じてもらうためだ」「街中をスイングで移動するだけで癒された気がした」など、徹底的にこだわり抜いたことがうかがい知れる。

AAA級シングルプレイタイトルにニューゲーム+を実装することは、フォトモードと同様、最近のトレンドとなりつつある。PlayStation 4独占タイトルで言うと、『ゴッド・オブ・ウォー』がリリースから4か月後にニューゲーム+を実装。内容としては、装備品やアビリティなどを引き継ぎ、より手ごわくなった敵と戦い、1周目には手に入らない強力なアイテムをゲットできるというものだ。『Horizon Zero Dawn』も2017年3月のリリースから4か月後にニューゲーム+を追加しており、こちらも装備品やスキルを引き継ぎつつ、高難度モードに挑戦することで強力な報酬が手に入るという内容。独占タイトル以外でも、今年発売される『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』『アサシン クリード オデッセイ』といった大型シングルプレイタイトルにてニューゲーム+が実装予定となっている。

『スパイダーマン』も、動かすこと自体がとにかく心地よい作品ゆえに、ゲームをコンプリートしたあとも遊び続けたいと思っているプレイヤーも一定数いることだろう。上述した作品のような内容のニューゲーム+が実装されれば、移動・戦闘スキルの習得やガジェットの強化を済ませた状態でもう一度クエストをプレイしたい、もしくは、すべての戦闘オプションをアンロックした万全の状態で高難度なクエストに挑戦したいといった要望に応えてくれそうだ。

フォトモードにより他のプレイヤーにまでゲームを広め、ニューゲーム+によりコアなプレイヤーが作品を長く味わえるようにする

なお本作では10月~12月にかけて3本のストーリーDLCが配信される。「黒猫の獲物」「王座を継ぐ者」「白銀の系譜」の3本立てであり、ブラックキャットが登場する1本目の「黒猫の獲物」は10月23日配信予定。DLCの単体価格はそれぞれ1080円(税込)、3本すべてがセットになった「摩天楼は眠らない」シーズンパスは2700円(税込)となっている(PlayStationストアページ)。