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『めっちゃカメレオン』にそっくりなゲームが“タイトル名までほぼ同じ”で物議醸す。「日本語タイトル名は変える」悪質小細工
『めっちゃカメレオン』について、タイトル名まで本家に酷似した作品が登場し、波紋を広げている。

Steamにて話題沸騰中の『めっちゃカメレオン』。爆発的人気を博しているタイトルは、ブーム時にフォロワータイトルや、“便乗”ともいえるタイトルが出てくるのがお決まりのパターンといえる。今回、『めっちゃカメレオン』に酷似したある作品について、韓国語タイトル名として『메챠 카멜레온』(韓国語の発音でめっちゃカメレオン)を冠したゲームが登場し、物議を醸している。韓国のゲームメディアINVENが報じている。
『めっちゃカメレオン』は、“擬態”をテーマにしたマルチプレイ専用のかくれんぼゲームだ。ホストの回線状況によって最大人数は変動するものの、2人から14人でのプレイが推奨されている。本作では通常のかくれんぼ同様、鬼チームと人間チームにわかれて対決を行う。人間チームは、隠れる際には目立つ真っ白なプレイヤーキャラの体にペイントツールで塗装を施すことで周囲に溶け込み、見つかりにくくできる点が特徴だ。国内外で絶大な人気を博しており、6月17日の発売から1か月足らずで売上は1500万本に到達している。
『めっちゃカメレオン』発売後は、その人気にあやかろうとする類似作品がSteamにて多数登場している。筆者の確認では露骨に似たようなシステムのものやキャラクターを動物に変え、少しオリジナリティをアピールした作品などが存在。そのような状況で2週間ほど前に現れた『お絵描きかくれんぼ』が物議をかもしている。

『お絵描きかくれんぼ』はゲームプレイ時のUIやスクリーンショットを確認する限りでは、明らかに『めっちゃカメレオン』を意識した作りであることがうかがえる。一方でオリジナル要素もいくつか存在。たとえばキャラクターがウサギ人間であったり、従来のプロップハント同様、オブジェクトそのものに変身する「なんでも変身」だけでなく『めっちゃカメレオン』風の「らくがき変身」のどちらも使える点などが特徴。UIやシステムなどゲーム内容が『めっちゃカメレオン』に類似していることがうかがえるが、今回本作が最も問題視されている点はタイトル名だ。
Steamではユーザーの選択した言語によってタイトルの表示を変えられる機能が存在する。『お絵描きかくれんぼ』の英題は『SCRIBBLE HUNT』となっている。『めっちゃカメレオン』は英題が『MECCHA CHAMELEON』であり日本語/英語ユーザーからすると一見問題なさそうにも見える。しかし韓国語タイトルの『메챠 카멜레온』は「메챠」が韓国語の発音で「メチャ」を表し、「카멜레온」はカメレオンを意味する。つまり韓国語にて「めっちゃカメレオン」というタイトルを冠しているのだ。同様の表記は韓国の『めっちゃカメレオン』有志Wikiでも用いられていることが確認できる。『めっちゃカメレオン』そのものは、韓国をはじめとした各言語圏向けには『MECCHA CHAMELEON』に統一されているものの、ハングルで表記した際とまったく同じになっていることがうかがえ、ゲームプレイの類似性と相まって、『お絵かきかくれんぼ』を“本家”と誤認してしまうユーザーがいてもおかしくはないだろう。


『お絵かきかくれんぼ』の各言語タイトル名については、日本語タイトル名に近しい内容も見られる。とはいえ先述の通り、ハングル表記での『메챠 카멜레온』や、中国語の簡体字・繁体字における『超级变色龙』・『超級變色龍(スーパーカメレオン)』などのように、検索すると本家『めっちゃカメレオン』がヒットする例も少なくない。各言語のタイトル名で紛らわしい表記になっている様子がうかがえる。
インディゲーム市場においてはブームが起きたゲームにインスパイアされたフォロワータイトルが登場する流れは珍しくない。有名な例だと『Vampire Survivors』を皮切りに大量の敵をビルド構築でなぎ倒すゲームが大量に発生し、「弾幕天国(Bullet Heaven)」という“ジャンル化”したことが挙げられるだろう(関連記事)。一方でシステムやUI、アートスタイルなどを酷似させたタイトルの出現も見られ、たとえば2023年には当時App Store向けには展開していなかった『スイカゲーム』の名前やグラフィックを用いた偽物が登場(関連記事)。2024年ごろには3Dアクションゲーム『Only Up!』にゲームプレイが酷似しているだけでなく、エクスクラメーションマークを全角に変えただけなど、タイトルも似せた作品も登場していた(関連記事)。
今回の『お絵かきかくれんぼ』についても、『スイカゲーム』や『Only Up!』での事例のように、タイトルやゲーム内容で本家との誤認を誘い、“便乗”を狙っているとして波紋を広げているかたちだ。なお『めっちゃカメレオン』はlemorion_1224氏が開発し、Steam向けにリリースしている作品。もし類似作品に遭遇した際には、開発者の名前などを確認し、偽物を買ってしまわないように気を付けたい。
ちなみに“本家”たる『めっちゃカメレオン』については継続的なアップデートが続いており、直近ではチート対策にも乗り出すなどさまざま改善や新機能追加が行われている(関連記事)。また、7月5日には翌週に有名日本人とのコラボレーション開催が告知されており、その勢いはとどまるところを知らない。今後の盛り上がりに期待するとともに『めっちゃカメレオン』を取り巻く周囲の状況についても引き続き注目していきたい。
『めっちゃカメレオン』はPC(Steam)向けに配信中だ。
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