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「8年かけてやっと1000本売れた」ゲームに、6年ぶりのアップデート実施。思い出の“失敗作”を、開発者が磨き直す
ゲーム開発者のRobert Purmalis氏は、2020年以来アップデートをおこなってこなかった『INSPACE 2980』に対し、突如アップデートを実施した。8年前にリリースした同作にアップデートを配信した理由は、ようやく達成した売上本数にあった。

個人ゲーム開発者のRobert Purmalis氏は7月27日、自身の手がけた『INSPACE 2980』に6年振りとなるアップデートv. 1.3を配信した。本作に向け突如アップデートを配信した理由は、約8年をかけて達成した“売上本数”にあったようだ。
『INSPACE 2980』は横スクロールシューティングゲームだ。16ビット時代のコンソールやアーケードゲームに影響を受けたスタイルが特徴で、プレイヤーは自機を強化しつつ、敵を撃破。各ステージの目標を達成することを目指す。
武器には拡散弾や高速連射弾といったメインウェポンのほかに、ドローン(オプション)やスペシャルウェポンが存在。さまざまな武装を取り換え、時に各ステータスなどのアップグレードしていく。そして各ステージには目標が設けられている。ボス機体を倒したり、隕石を指定の数破壊したり、友軍の船を護衛したり、といった具合だ。

本作の開発者はR_GamesことRobert Purmalis氏。同氏は2016年からゲーム開発を始め、ブラウザ向けに複数ゲームを手がけているほか、サバイバルホラー『ZERO PROTOCOL』やローグライクシューター『REPLIKATOR』をリリース。そして7月31日には新作ローグライク見下ろしシューティング『WATERPUNK』がリリース予定となっている。
複数作品を送り出してきたPurmalis氏だが、中でも『INSPACE 2980』は同氏のデビュー作にあたる。こちらの評価は14件中57%が好評とする「賛否両論」ステータス。またSteamDBでも最大同時接続プレイヤー数は5人と、お世辞にも芳しい評判/人気とは言えないだろう。加えて、本作のアップデートが最後に配信されたのは6年前の2020年2月25日。今回、そんな『INSPACE 2980』に向けて突如アップデートが配信されたかたちだ。
なぜ今『INSPACE 2980』に向けてアップデートを配信するのかについて、Purmalis氏はRedditにて意図を説明した。同氏によれば、先日『INSPACE 2980』が1000本の売上本数を達成したとのこと。8年かかった大台達成を祝うと同時に、少しでもゲームを良くするためにアップデートを実施したようだ。パッチノートではVHS効果の削除、アップグレード費用の軽減、実績が解除されないバグの解消などが記載されている。
ちなみにPurmalis氏いわく、本作が失敗した理由については、「デビュー作であること」「マーケティングをまったくしなかったこと」を挙げている。同氏は先述の通り2016年からゲーム開発を開始。ゲーム好きが高じてソロでの開発に踏み切ったようで、まだ右も左もわからずに取り組んでいたのかもしれない。とはいえ、じっくりながらも一歩ずつ積み重ねた数字をきっかけとして、“思い出”のタイトルがさらに磨き上げられたかたちだ。
なお同氏の後発作品である『ZERO PROTOCOL』と『REPLIKATOR』については、Steamにて数百件のレビューを獲得し、「非常に好評」ステータスを記録している。『INSPACE 2980』での学びやノウハウは着実に活かされているようで、間もなくリリースされるという新作『WATERPUNK』にも期待が寄せられる。
『INSPACE 2980』はPC(Steam)向けに販売中だ。
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