人気沸騰中の大群一掃ゲーム『司令官、オークの大群です!』初日に「約6000万円」も売り上げる。開発チームは2人だけ、“信じがたい”ほどの大ヒット

Mumpitz Gamesが7月28日に発売した『司令官、オークの大群です!』について、24時間で6000万円ほどの売上を達成したと報告された。

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デベロッパーのMumpitz Gamesは7月28日、インクリメンタル型タワーディフェンスゲーム『司令官、オークの大群です!』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示に対応。開発元によれば、本作は24時間で36万ドル(約5900万円)の売上を達成しているのだという。

『司令官、オークの大群です!』は、迫りくるオークから拠点を守り抜くタワーディフェンスゲームだ。プレイヤーは戦闘開始前にマップを見て、あらかじめオークが通りそうな場所に砲台などを設置。戦闘が始まると、無数のオークがこちらの拠点を目がけて大量に押し寄せてくる。こちらの守る防衛ラインを一定数越えてしまう前に、オークたちを全滅させることができればステージクリアとなる。

本作は発売前よりウィッシュリスト登録数が10万件を超えるという注目度の高さを誇っていたが、7月28日にリリースされて以後も勢いはそのままに盛況を博している。SteamDBによれば、ピーク時で最高同時接続ユーザー数は7684人を記録。ユーザーレビューも本稿執筆時点で約840件中86%と好調スタートを切っている。

このことについて、開発元Mumpitz GamesのKateKaPe氏が、その盛り上がりぶりを明かしている。KateKaPe氏によれば、本作リリースから24時間で、36万ドル(約5900万円)の売上を達成したとのこと。あまりの好調具合に、「a bit unbelievable(少し信じがたい)」とも述べており、望外の売上について動揺も垣間見える。

ちなみにMumpitz Gamesは本作以前にもPvPオートバトル『オートナイト団』を手がけていた。ところがKateKaPe氏いわく、同作には1年半の開発期間がかかっていており、リリースから9か月で約7万ドル(約1140万円)を売り上げたとのこと。当時は3人、フルタイムで開発をおこなっており、手数料などを差し引くと、手元に残ったのは3万ドル(約490万円)。1人あたりの年収に直すと、約7000ドル(約114万円)と、決して芳しくはない数字だったようだ。

その後スタジオからは1人脱退。『司令官、オークの大群です!』では2人での開発となったという。前作『オートナイト団』の“コストパフォーマンスの悪さ”を鑑み、短期間での開発を目指すにあたっては、インクリメンタルタワーディフェンス『Outhold』を参考に、「群れなすタワーディフェンス」を企画。物理演算ベースの弾丸や爆弾による破壊要素を取り入れたプロトタイプは、YouTube ShortsやTikTokなどで一部が10万回以上の再生回数を獲得している。

その後はプレイテストを開始し、コンテンツクリエイターが取り上げ話題に。1日1000件を超えるウィッシュリスト登録を記録したり、デモ版の同時接続プレイヤー数が1000人を突破したりといった盛況を博していた。加えて6月に開催された「Steam Nextフェス」では1週間でウィッシュリスト登録件数が1万8000件も追加で伸びたという。

こうした勢いがそのままリリース後にも反映されたのだろう。先述の通り、リリース後には7500人以上のプレイヤーが集い、好評率も上々。さらには、前作と比較してマーケティングには特にお金をかけておらず、唯一「Best indie games showcase」に200ドル(約3万2700円)で参加したものの、それも特には追い風とはならなかったようだ。KateKaPe氏は本作の勢いについて、運も関係しているとしつつ、「インディーゲームの黄金時代」が到来していると言及。SNSやプレイテストで実際に見て、触ってもらい、人々を引き付ける「魔法」のようなものがゲームにあるかを見極めることが重要だといった見解を示した。

いずれにせよ驚くべき勢いで本作は売上を伸ばしているようで、しばらくはこの盛況も続きそうだ。短期間での開発ということで、プレイテストやデモ版でのユーザーの熱が冷めやらぬ間に手早くリリースできたというのも、人気を掴んだ背景にあるかもしれない。なお本作についてはアップデートを考えているようで、修正だけでなく、死体や体の一部が飛び交うような演出の追加、さらにワークショップのサポートも検討中とのこと。ロケットスタートを迎えてなお磨き上げが図られる本作の行方は注目される。

『司令官、オークの大群です!』はPC(Steam)で発売中。8月12日までリリース記念セールで10%オフの税込899円で販売している。

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Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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