『ドラゴンズドグマ 2:ダークアリズン』の“ポーンごり押し姫プ”で生まれるドラマ。『真・三國無双2 with 猛将伝 Remastered』、25年経っても弓はめっちゃ痛い。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。565回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。565回目です。朝夕冷え込むようになってきましたね。

どつき合い戦車

対応プラットフォーム:PC(Steam)

今週は、戦車アクションゲーム『Tank Fu』のプレイテスト版を少しプレイ。戦車同士でバトルをするゲームですが、砲撃での攻撃手段は基本的に用意されず、戦車の砲身や車体を振り回しての近接攻撃メインで戦う。弱・強攻撃を組み合わせたコンボや空中技、投げ技、パリィといった要素もあり、戦車なのになぜか格闘ゲーム風です。敵戦車も近接攻撃を繰り出すが、こちらは砲撃もおこない、パリィで弾き返して倒すのが気持ち良い。

そういえば『SLAM TANK』というゲームが先月発表された際に、『Tank Fu』に似ているとして一部で注目された模様。たださらに遡れば、miHoYoやWayForward、UNSEENなどで働いた実績を持つアニメーターのMartin Chang氏が2022年にSNSに投稿しバズったコンセプト映像が、まさにこうした戦車格闘だった。どちらのゲームも、その映像からインスピレーションを受けたのかも。
by. Taijiro Yamanaka

傑作インクリメンタル

対応プラットフォーム:PC(Steam/Microsoft Store)/PS5/XBOX Series X|S/Nintendo Switch

『Berry Bury Berry』をプレイしました。Steamで好評率98%の「圧倒的に好評」を獲得している一人称視点インクリメンタルホラーです。アップデートで日本語が追加され、コンソール版も発売されました。

本作では、メルヘンポップな狭い部屋で生まれ続ける果実を、穴に落とすとお金が発生。お金を使って、さまざまな強化をすることで稼ぎ効率が上がっていきます。また、一定量の果実を穴に落とすと、穴が少しずつ拡大し、穴をプレイヤーの指示で動かせるように。果実だけではなく、部屋に設置されたオブジェクトを穴に落としていくゲームプレイも楽しめます。強化が進むと、画面を覆いつくすほどの果実とお金が物理演算で跳ね回り、豪快に稼げるようになるのが超気持ちいい。

さらに、本作にはミステリーホラー要素もあり、閉鎖空間の壁を壊してその向こう側にも行けるようになります。この世界はなんなのか、なぜこんな作業をしているのか、少しずつ明らかになる謎にも夢中になり、ほとんど休憩を取らず一気にクリアしていました。ホラー演出もありますが、メインはインクリメンタルなので、ホラーが苦手な人でも楽しめると思います。
by. Haruki Maeda

サプライズでいきなりはさすがにないか

対応プラットフォーム:Nintendo Switch/Nintendo Switch 2

『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』を「Nintendo 64 Nintendo Classics」でプレイしていました。リメイクに備えて『時のオカリナ』をプレイしていたら、流れでこっちもプレイしたくなってしまったのです。短期間で開発されたとは思えないほど細かな描写やギミックに溢れていて、思わずハマってついついやり込んでしまいました。いろいろ新作も出ていますが、過去の名作もそれはそれで良いものです。

時間経過に合わせてNPCがそれぞれの生活をしているところや、特定のタイミングで干渉することで連続的に変化していくイベントなどを見ると、26年前にこんな作品が生まれていたことに舌を巻くばかりです。特定の時間帯にしか見つけられない人やイベントもありますが、そういうケースでは少し移動がゆっくりめになっていたり、ヒントになる要素がさりげなく置かれていたりします。プレイヤーがプレイしているうちに見つけられるように、いろいろと気配りがされているんですね。

私は『ムジュラの仮面』の暗く不気味な雰囲気や、舞台となるクロックタウンで聞ける伝承などが好きなので、ぜひともこちらもリメイクされて欲しいものです。もしイベントが追加されるなら、アルバイトをしているバンドマンに憧れのバンドのチケットを渡してあげたいなぁ。
by. Naoto Morooka

事件の背後が気になるライトなアカウント特定ゲーム

対応プラットフォーム:ブラウザ

今週は、『Return of the Obra Dinn』ライクな情報整理・推理ゲーム『UNREAD 33』を遊んでいました。本作は資料を参考に、33の匿名アカウントと関係者を特定していくゲームです。本作の世界では、9月17日の深夜にイベント制作会社の社員が意識不明の状態で発見。事件性の有無も含めて、警察が操作をおこなっていました。プレイヤーは警察から通信記録の解析を委託されたデジタル鑑識として、関係者と匿名アカウントを照合。正式な通信記録を作成することとなります。プレイヤーはデジタル鑑識分析センターの人間なので、事件の真相や犯人の特定ではなく、アカウントの特定が目的である点も特徴でしょうか。

本作では、被害者であるイベント制作会社社員のスマートフォンから出てきたチャットや通話記録、関係者のプロフィールなどが閲覧できます。チャットから透けて見えてくる関係性などから、33人の関係者とアカウントを推理していくわけです。『Return of the Obra Dinn』ライクな先品としては難易度は控えめになっており、複数の資料を見比べなくともすぐに特定可能なアカウントも存在。全体的にサクサク進められるんですが、資料を見ていくと事件の背後がほんのり浮かび上がってきたり、ジャンルのゲームらしい推理などが待っていたりなど、短いながらも遊びがいのある作品になっていました。
by. Keiichi Yokoyama

全身から懐かしさがあふれ出す

対応プラットフォーム:PC(Steam)/PS5/XBOX Series X|S/Nintendo Switch 2

『真・三國無双2 with 猛将伝 Remastered』を遊んでいました。オリジナル版を散々遊んだ上にその内容もちゃんと覚えているはずなのに、リマスターが出るとついつい買ってしまう。久しぶりに遊んでみると、近年のナラティブ的な掘り下げはそれほどでもなく、“三国時代の武将によるアクション”という側面が強い。いわゆるモブ武将扱いされている武将も多く、戦いの合間のムービーもあっさり気味。そして何よりもどこまでも弓兵と弩兵が強い。リマスターになってもまだ痛い。なんならリマスターでは怯まずに済むようになったために、思ったより体力が減ってから気づいたりすることもあって手ごわい。ただ、そういうのもすべて懐かしい。

都合よく思い出を美化している、というとそれまでかもしれないですが。ただ苦境の先にある戦いというか、“接戦感”はそれなりに好き。もちろん元が25年前のタイトルなので、『ORIGINS』などと比較すると当然随所に古さはありますし、バランスが良くないと感じることも多々。とはいえ、現行機向けに綺麗になって蘇ってくれるだけでも感慨深いところがあり、要するになんだかんだ楽しく遊べています。
by. Kosuke Takenaka

姫プごり押し

対応プラットフォーム:PC(Steam)/Nintendo Switch 2/PS5/XBOX Series X|S

『ドラゴンズドグマ 2:ダークアリズン』に、2周目開始後すぐのデータで挑戦。せっかくなのであまり使っていなかったジョブからスタートし、装備は“現地調達”しようとろくに準備もせず新マップ「ノルガン」に突撃。これが仇となりました。というのも、ノルガンは敵が鬼のように強い。到着後すぐに遭遇する敵でさえちゃんと育ったポーンたちでも苦戦するほどで、まったく歯が立たない。仕方ないので敵を引き連れて集落まで情けなく逃走し、衛兵たちに倒してもらいました。

これで集落でDLC水準の装備を購入できる……と思いきや、筆者のようなプレイヤーの行動は見透かされているのか、装備を購入するためにクエストをこなす必要がありました。雑魚敵にすら勝てない状態でこなせるはずもなく、かといって諦めてノルガンお預けのまま育成したくもない。

悪知恵を働かせていると、ポーン募集に新たに「ノルガンで修練したポーン」だけを絞り込める設定があるのを発見しました。文字通りノルガンで冒険している強いポーンを呼び寄せられるので、さっそく即戦力を2人雇用。あとはこの2人に戦闘を任せるいわゆる“姫プ”状態で装備を拾い集め、ようやく自力で戦えるようになりました。NPCに依存する姫プ、なさけなすぎる。ともあれ、大して準備せずノルガンに来たことで、これはこれで変なドラマが生まれて『ドラゴンズドグマ』らしい楽しさを噛みしめています。
by. Hideaki Fujiwara

脳みそオーバーヒート

対応プラットフォーム:PS5/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PC(Steam)

『アキバロスト』クリアしました。これはとんでもないゲームだぜ。良くも悪くも普通のゲームではないので、お話を読んだりするのが好きな人は一度体験してみるといいかもしれません。

とんでもなかったのは、終盤のシナリオでした。ネタバレは控えますが……中盤まではある程度展開は読めてたのですが、終盤に怒涛の展開があり、破天荒すぎて圧倒されました。情報量も多く、そんなことになるか!?というのと、そうきたか!というのが両方あり。なんというか、破天荒なのでプレイヤーは展開に対しての好き嫌いはありそうですが、自分は楽しめました。というか、よくこんなシナリオ考えたな、という気持ちもあります。映像もちゃんと付いて、ちゃんとまとまって終わる分、シュールさもあり面白い。

それとは別に、実写映像としては極めてリッチに作られているので、終盤の展開なしにしてもリッチな体験は味わえました。クリア時間は20時間なので、結構なボリュームです。ドラマ版(いまならTVerで無料)もありますが、話の展開はゲームとドラマで共通しております。ゲーム版は「選択」が重要でそっちも面白さがあったり、キャラの豊富さなども踏まえるとゲームから始めることをおすすめします。ボリュームある分、中盤はやや中だるみしましたが、終盤の展開含め面白いゲームでした。
by. Ayuo Kawase

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