文字を回して戦う無料ゲーム『文字ブレード』が話題沸騰中。“渾身の一文字”をぶつけてバトル

ru氏は10月1日、『文字ブレード』を無料公開した。本作は文字をコマのように回して遊べるゲームであり、ユニークさからさっそく注目を集めている。

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個人開発者のru氏は10月1日、『文字ブレード』を公開した。本作はブラウザから無料で遊ぶことができる。そのユニークなゲームプレイに、さっそく大きな反響が寄せられている。

『文字ブレード』は「文字」をコマのように回転させ、勝敗を決める対戦ゲームだ。回転する文字をぶつけ合って、最後まで盤上で回り続けた文字が勝利する。CPUとの対戦およびオンラインによるマルチプレイに対応しており、レート制によるランクマッチや、CPUを相手にどれだけ連勝を記録できるか競う連勝チャレンジなどが実装されている。

本作では、あらゆる文字を「コマ」として使用できる。筆者が確認した限りでは、Unicode上にある文字はすべてコマとして実装可能なようだ。ひらがなや漢字はもちろん、ギリシャ文字やタイ文字といった外国語、さらには記号や絵文字まで、幅広くコマ化に対応している。さらに文字が対応していれば、ゴシック体・明朝体・POP体・行書体の中からフォントを選ぶこともできる。

文字の面積が多いほどコマのスピードは遅くなるが、衝突時に吹き飛ばされづらくパワーも強まる利点がある。無数の文字の中から“最強文字”を見つけ出そうと、多くのプレイヤーが文字回しに夢中になっているかたちだ。

実際にプレイヤーが使用する文字の形は実にさまざまだ。X上の報告によれば、「鬱」や「殺」といった画数の多い漢字をPOP体にして、重量と密度の高さで押し切ろうとするプレイヤーが多く見られる一方、「}」「㍿」「☆」といった記号の一風変わった形の可能性に賭けるプレイヤーもいる様子。また、絵文字やヒエログリフなど、一見したビジュアルの奇天烈さを面白がって採用するプレイヤーなど、“ビルド”の方向性はさまざまだ。

また、CPUに対する連勝記録を競う連勝チャレンジのランキングでは、勝ちを重ねた強い文字が上位を占めるため、「文字」の強さが可視化される。ランキングが実装された10月2日当初は、POP体の高画数の漢字が多く環境入りしていたが、次第に記号文字の「❽」(黒い丸数字の8)が優勢を占めるように。「❽」は円形状で受け流し力が強く、かつシンメトリーの形である8は数字記号の中でもバランス性能に優れている点がコマとして優秀だったようで、“メタ文字”として多く採用されブームの兆しが見られた。

ところが、同日の午後には「❽」環境を抑え「闢」環境が到来。画数の多さからくる安定性と、門構えの攻撃的な形が本作のゲームプレイにフィットした様子。ただし、ru氏は「闢(POP体)」「櫻(POP体)」「暇(行書体)」の安定性やパワーについて“想定外”と表現。バグの可能性もあるとして、同氏は使用率の高い上位文字を“殿堂入り”させるシステムを検討しているそうだ。なお、記事執筆時点のバージョンv1.1.17の環境では、「〇」のPOP体がランキング上位を支配している。はたして「❽」の流れをくむ円形の文字/記号がメタとして君臨し続けるのか、あるいは、それを打ち破る漢字や文字、記号が発見されるのか、今後の展開が注目されるところだ。

本作を開発するru氏は、HTMLゲームを中心にいろいろなものを公開するというwebページ「つくるぅむ」を制作。『文字ブレード』はその第一作目となるようだ。ru氏は本作で積極的なアップデートをおこなっており、v1.1.14では文字の左回転・右回転を切り替える機能を実装。また、v1.1.15では初のイベントマッチ「ひらがな-1 GP」が開催され、ひらがなだけの特別なランクマッチが提供されている。本作の今後の動向も注目されるところだ。

『文字ブレード』はブラウザで無料公開中だ。

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Kousetsu Taguchi
Kousetsu Taguchi

レトロゲームショップに入ると真っ先にセガサターンのコーナーを確認するタイプです。

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