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『エースコンバット8』の主人公、「地上ではポンコツ」概念急速に広まる。なんか全部ワンテンポ遅い、ぽやぽやエース
『エースコンバット8』にて、主人公が“実は地上ではポンコツなのではないか”とする主張がなされ、広まっているようだ。

バンダイナムコエンターテインメントが10月2日に発売した『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE(エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ)』(以下、エースコンバット8)。プレイヤーは本作の主人公レックスとして、空戦で大きな戦果を収めることになるが、レックスについて「実は地上では結構ポンコツなのではないか」という説がにわかにささやかれているようだ。本稿では『エースコンバット8』本編ストーリーの内容を取り扱っているため留意されたい。
『エースコンバット8』はドラマティックフライトシューティングゲーム『エースコンバット』シリーズの最新作だ。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/XBOX Series X|S。舞台となるのは、シリーズ共通の架空世界「ストレンジリアル」。作中世界の2029年、中央ユージア連合(FCU)はソトア共和国による電撃侵攻を受け、主要戦力を喪失。国土の大半を占領され、残存戦力も各地へ散り散りとなっていた。
主人公はそんな戦乱のなか、救難ボートで海を漂っていたところを旧式空母「エンデュランス」に救助される。そして、FCU首都シーヴの名を冠し、希望の象徴として語られる伝説のエース「シーヴの翼」の名を託されることとなる。しかし、その名声は真実ではなかった。主人公レックスは新たな仲間とともに“偽物の翼”を背負い、奪われた土地を取り戻すべく戦いに身を投じる。

本作のストーリーにおいて、レックスは次々と戦果を挙げ、“偽物の翼”から本当の戦果を挙げる本物の翼として歩みはじめる。そうした空戦での頼もしさの一方で、「地上では天然ポンコツなのではないか」という説がささやかれているようだ。
本作ではシネマティックシーンは一人称視点で進行。プレイヤーは基本的にレックスの視点で物語が進行していき、その際にはカメラを操作するかたちで視点を動かしたり、ズームして注視したりすることができる。そのほかQTE風に、ボタン入力で行動を起こす場面などが存在している。
そうしたムービーの間には、プレイヤーのボタン入力を受け付けるまでに一瞬待ち時間が生じる。プレイヤー側もすぐにはボタンを入力するわけではないため、たとえば握手しようとしたときに、相手の手が差し出され、一拍置いてから手を握るというように、「レックスがのんびり行動している」ように見えるわけだ。

そんなレックスの「天然ポンコツ」度合いを裏付けるシーンは数々見られる。一例としては、本作序盤にてブリーフィングを受けるとき、空母エンデュランスのXO(副長)の「起立」という声に従って総員起立するシーンがある。この際にもプレイヤーの入力が求められる。素早くボタンを押せば特に問題なく立ち上がるのだが、このムービー中ではボタンを押さずにいることで、「起立」の号令に対し、なんと立ち上がらずにやり過ごすことも可能。プレイヤーの中には、ボタン押下パートが来ると思わず、ワンテンポ遅れた結果、「のんびりレックス」になったという人も居るのではなかろうか。

こうしたテンポの遅れや、いっそ「立たない」というのんびりさを感じさせる行動がレックスには存在する。それがキビキビ動くことを要求される空中と違い、“地上ではポンコツ”説の要因となっているものとみられる。
そのほか、レックスが各シネマティックシーンにおいて、単純に対応が一歩遅れていると示唆するような場面があることも、この主張を補強しているといえる。レックスは救難ボートで海を漂っていたところ空母エンデュランスに拾われるのだが、その際ともにボートに乗っていたのは複座機(二人乗り)の片割れや部隊のメンバーなどではない。一緒にいるのは整備士官のジェンキンズ少佐のみであり、墜落したのも戦闘機ではなくヘリとなっている。つまり戦闘機でのスクランブル発進に間に合わず、ジェンキンズとともにヘリに乗り込み離脱したのではないかとの考察もおこなわれている。

また、本作中盤では諸事情によりバクスターとともに山中に墜落する。その際に木に引っかかり、バクスターに降ろしてもらっていると思しきやり取りも存在。墜落した先では羊の突進を食らって転んだり、匿われた先でソトア軍将校に出くわしても、死角に隠れようとするバクスターに対し、無防備に姿を晒している様子もうかがえる。さらには別の場面にて、XOがレックスの後方を射撃した際には、彼女の「左に一歩」の呼びかけに反応できず、直前になってバクスターに引き寄せられるという有り様だ。


このように、随所での“どんくささ”が垣間見えることから、SNS上で“地上ではポンコツ”という、ありがたくない評価を受けるに至ったのだろう。ゲームシステムや演出の都合で、主人公であるレックスが基本的に無口なキャラであり、特定のキャラクター性があまり付与されていないということも、プレイヤーの想像によるキャラ付けが盛んな理由に繋がっているのだろう。プレイする際には、レックスの“ポンコツさ”に注目してストーリーを体験してみても面白いかもしれない。
『エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ』はPC(Steam)/PS5/XBOX Series X|S向けに配信中。
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