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Steamストア新機能のパーソナルカレンダー、「ゲームが探しやすい」とSNSで好評あつまる。販売側からも「ウィッシュリスト登録が激増した」との報告も
Steamのストアページの新機能「パーソナルカレンダー」について、ユーザーと販売側の双方から好評意見があがっている。

Valveは6月5日、Steamのストアページについてベータ版にて試験運用されていた新たなストアページを正式版でもリリースした。全体的なデザインが刷新されたが、中でも注目はパーソナライズされたおすすめゲームを直近の発売日別に確認できるパーソナルカレンダーの機能だ。SNSでは知らないゲームをたくさん知れるとの好評意見が確認できる。
SteamはValveが運営する世界最大規模のPCゲーム販売プラットフォームだ。Steamで販売されるゲーム本数は年々増加し、2025年は約2万1000本がリリースされた。およそ半年が経過した2026年についても既に約1万1000本がリリースされ、昨年を上回りそうなペースでゲームが登場している(SteamDB)。このように大量なゲームの中からユーザーが欲しいゲームを見つけられるよう、Steamではウィッシュリスト登録をはじめとしたさまざまな機能が用意されている。

Valveは4月2日、長年利用されていたSteamストアのホームページのデザインの一新を発表。クライアントのベータ版機能として試験的な運用が開始された。そしてユーザーからのフィードバックを受け、6月5日に正式版としてすべてのユーザーに適用された。
今回のアップデートではデザインが刷新されたほか、注目ゲームに売上上位やフレンドがおすすめなどの推薦理由が表示されるようになったり、ウィッシュリストのセール作品がTOPページで見れるようになるなど各セクションの追加や改善も実施。なかでも注目されているのが新たに追加されたセクションのパーソナルカレンダーだ。


パーソナルカレンダーはユーザーのプレイ履歴にもとづいて、今後発売されるゲームが日付ごとに数作品表示される機能だ。TOPページでは前後2週間を含めた5週間分を即座に確認することができ、さらに詳細ページへ移動すれば6週間先までカレンダーが表示される。ちなみに金曜日までしか表示されない方が多いと思うが、これはSteamが休日にゲームを配信することを推奨しておらず、土日にリリースされるゲームが少ないことに起因すると予想される(Steamworks)。実際に筆者の環境では表示ゲーム数を増やしたところ、追加で土曜日が表示されることを確認できた。
本機能はユーザーからは概ね好意的に受け入れられているようで、日本のユーザーからもX上でウィッシュリストに入れるゲーム数が増えたという意見や、ウィッシュリストに入れていたゲームの発売日を知ることができたなどの意見が確認できる。以前は今後発売されるゲームを探す場合、TOPページ下部のランキングセクションにて「人気の近日登場」タブをクリックする必要があった。ユーザー側の操作は必要無く、おすすめのゲームが見れる点が好評なのだと思われる。
ゲームをリリースする側にとっても本機能はメリットが多いようで、本日6月20日に発売された『Moon River』のパブリッシャー2 Left Thumbsは本機能がリリースされて1日足らずで700件以上のウィッシュリストを獲得したことを報告した。ゲームメディアGameDiscoverCoは独自の取材で、一日300〜500件程度のウィッシュリストを獲得していた作品が、本機能でTOPページに掲載された際に1万件以上のウィッシュリストを獲得できたと報じている。
一方でこれまで新作を探すのに重用されてきた「人気の近日登場」機能にも変更が入った。筆者が確認した範囲ではタイミングは不明だが、人気の近日登場ページはこれまではデフォルトでは、対象となったゲームがリリース日が近い順に表示されていた。それが「適合性」とよばれる基準での並べ替えがデフォルトへと切り替わったのだ。TOPページのランキングセクションに存在する「人気の近日登場」タブも同様の並べ替え基準となったことで、多くのユーザーに適合しやすい大手の作品がより上位に登場しやすくなっている。

また、TOPページの人気の近日登場ランキングに付随している「近日中リリース」のボタンでは今後登場するすべてのゲームの一覧ページに遷移するようになっている。これまで利用していた「人気の近日登場」の一覧を確認するにはメニューバーの閲覧から近日登場をクリックし、その後画面下部の人気の近日中リリースランキングに付随する「もっとみる:人気の近日中リリース」のボタンをクリック。さらに並べ替えをリリース日に変更するというやや複雑な手順になっている。
ストアページ刷新の発表では「よりニッチな新作をお探しなら、パーソナルカレンダーをご覧ください。」という記載もあり、Valveの狙いとしては人気の近日登場は文字通り人気な作品を、比較的知名度の低いインディーゲームなどの探索はパーソナルカレンダーに任せるような意図をうかがうことができる。
日々アップデートが行われているSteamクライアントだが、大規模な今回のストアホームページ刷新はおおむね好評なようだ。今後もアップデートによって自身にあったゲームを見つけやすくなるプラットフォームへと進化していくことに期待したい。
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