ハトにエサを与えて街に混乱を引き起こすゲーム開発中。至るところにエサを撒き、群がるハトがもたらすカオス

 

ゲームクリエイターのdollopop氏は3月28日、ハトにエサを与えて街に混乱を引き起こす新作ゲームを開発中だと自身のXアカウントで発表した。あわせて同作の映像も公開されている。


投稿された短い紹介映像の中では緑色の服を着たお団子ヘアの人物が、エサの入った袋を片手に街の広場を歩いている様子が確認できる。プレイヤーはこのキャラクターを操作し、至るところにエサを撒くことでハトの反応を誘発し街の秩序を乱していくのだろう。具体的なカオスの内容は明かされていないものの、置かれた観葉植物の大半が倒されて転がっているほか、画面内を大量のハトが気ままに動き回っている光景自体も極めて混沌とした状況だ。

ゲームプレイの要素としては画面の右側に表示された黄色いゲージが、エサを撒くタイミングと連動して減少していく点から、エサは有限で残量を管理しながらハトに与えていく必要があると想像できる。どういった用途なのかは不明だが、音符のアイコンらしきものもエサゲージの左下に並んでいる。また、箱型のオブジェクトをハトの羽のマークが囲んで現れては消えたり、NPCのような人物たちも登場したりと、マップの中にもさまざまな仕掛けがありそうだ。


今回映像を投稿したのはロンドンを拠点に活動するdollopop氏。同氏はネズミが主人公の3Dアクションゲーム『Totally Ratical Adventures』をPC(Steam)向けにリリースしており、歩く花を操って豊かな自然環境を作り上げるアドベンチャーゲーム『In the Weeds』の開発も同プラットフォーム向けに進めている。

このたびのハトにエサを与えるゲームは、タイトル名や対応予定プラットフォームといった情報が本稿執筆時点では明らかにされていないが、諸事情でゲーム開発を休止していたdollopop氏に創作意欲を取り戻すきっかけを生んだアイデアとのこと。今後どのようなかたちで発展していくのか、続報に注目したい。


本や映画や演劇と同じように、ゲームは世界と自分をつなぐもの。誰もが気楽に出入りできるゲームの浅瀬を広げていくことに、少しでも関われたらうれしいです。