大群蹴散らしローグライト『Puropu: Rogue Invasion』発表。日本風(?)要素を盛り込んだ混沌アクション

 

デベロッパーのPlayTogetherは7月24日、ローグライトアクション『Puropu: Rogue Invasion』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はSteamストアページ表記によると、日本語表示および日本語音声に対応予定となっている。


『Puropu: Rogue Invasion』は三人称視点のローグライトアクションゲームだ。プレイヤーとなるMr.BOXとグレイは、戦争の絶えない世界を生き延びるべく移動要塞「プロペルション」とともに、世にはびこる脅威「プロプス」の集団へと立ち向かっていく。なお本作には日本のストリートカルチャーからの影響された要素がふんだんに盛り込まれているといい、トレイラーには「魂爆発!」といった怪しげな日本語が散りばめられている。

Steamストアページ上の説明によれば、このプロペルションと呼ばれる移動要塞はもとは敵であるプロプスの発明した兵器とのこと。MR.BOXたちがこの兵器を手に入れたのか経緯は明かされていないものの、この移動要塞をどのように建設・強化していくかが攻略の鍵となりそうだ。また、リプレイ性を重視してデザインされたという本作には、ゲームオーバー後に次のプレイへと持ち越せるスキル強化要素・タレントツリーも存在し、こちらも攻略に大きく関わることだろう。


プロペルションの建設・強化は、戦闘で獲得したコインでモジュールを建造し、要塞にあらかじめ用意されたスロットへの設置でおこなっていく。モジュールには自動タレット・火炎放射器・ミサイルランチャーといった銃火器のほか、シールドや回復効果といったサポート的役割をもつものも存在するようだ。また、各モジュールは追加投資でレベルアップが可能なほか、プロペルション以外にマップ上にも設置可能とされている。


TPSによる戦闘においては、プロペルションのみならずMR.BOX自身も戦場に身を投じる。今回公開されたトレイラー内では、両手に銃火器をたずさえ農耕施設と思しきエリアや、戦車や戦闘機の放棄された都市部を闊歩しているMR.BOXの姿が確認できる。必要に応じてMR.BOXの補助役に自動化ドローンを雇うことも可能らしく、こちらは戦闘面でのサポートのほか本来MR.BOXがおこなうリソース収集を代行してくれるようだ。

また本作はローグライトゲームとと謳われており、パーク選択によるキャラビルド要素も存在しているほか、戦利品チェスト・特殊イベント・敵の配置といった各要素がプレイの度にランダム生成されるなどの要素も盛り込まれるようだ。またパーク(Perk)の入手についてはマップ上の戦利品チェストやカプセルトイマシンのようなキャラクターからの排出で獲得している場面がトレイラー内で確認できる。


本作を手がけるPlayTogetherはカナダ・モントリオールを拠点とするゲームスタジオ。創設者兼クリエイティブ・ディレクターを務めるフランス人ゲーム開発者Clément Marthe氏は、Ubisoftやインディースタジオなどでのゲーム開発経験を経て同スタジオを設立した。

同スタジオは2021年に最大12人マルチプレイによる無料プロップハントゲーム『Run Prop, Run!』をリリース。同作は本稿執筆時点でSteam上で732件中81%の好評により「非常に好評」のステータスを獲得している。また『Mad Experiments』シリーズなど、手がけてきたタイトルのどれもがマルチプレイを主体としているのが特徴的だ。

公式サイトによると、同スタジオ創設者Clément氏は幼少期にさまざまなマルチプレイヤーゲームに触れてきたそうだ。マルチプレイヤーゲーム特化の本スタジオを設立したのもそうした経験があるからだという。本作もSteamストアページには、オンライン協力プレイに対応予定と記載されている。本作でのオンラインプレイに関する詳細は不明であり、こちらの続報にも注目したい。

『Puropu: Rogue Invasion』はPC(Steam)向けに配信予定だ。