メトロイドヴァニアアクション『Momodora: 月影のエンドロール』Steamにて好調スタート。より遊びやすくなった『Momodora』シリーズ集大成が好評受ける

 

弊社アクティブゲーミングメディアの運営するパブリッシングブランドPLAYISMは1月11日、Bombserviceが手がけたメトロイドヴァニア・アクションゲーム『Momodora: 月影のエンドロール』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、さっそく高い評価を獲得し好調な滑り出しとなっている。

『Momodora: 月影のエンドロール』は、メトロイドヴァニアスタイルの2D探索型アクションゲーム『Momodora』シリーズの最新作だ。前々作『Momodora III』の5年後の世界を舞台とし、シリーズの集大成とうたわれる作品である。本作では、何者かが黒き鐘を鳴らしたことで悪魔たちが誘われ、コホ村が脅威にさらされる。そこで村一番の司祭である主人公モモが、鐘の音の原因を見つけ、村や神聖なるルンの大樹を守るべく調査に向かう。

本作にてプレイヤーは、複雑に入り組んだステージを探索しながら、現れる敵やボスと戦う。モモの武器には、聖なるカエデの葉によるコンボ可能な近接攻撃と、弓矢での遠距離攻撃がある。ローリングで上手く敵の攻撃をかわしながら、攻撃を叩き込むのだ。そしてボスを倒すと新たなアビリティがアンロックされることがあり、それまで通れなかった場所が通れるようになるなどし、探索可能範囲が広がっていく。

探索をおこなうなかでは、各種ステータスの強化に繋がるアイテムや紋章を発見できる。紋章は、装備することでさまざまな効果を発揮するアイテムで、ショップなどでも入手可能。特定のプレイスタイルに特化させるなどのカスタマイズをおこなえる。このほか、モモをサポートしてくれる旅のお供を連れて探索できる要素も用意されている。


本作は1月11日にSteamにて配信開始され、本稿執筆時点でユーザーレビューは約630件投稿。その内の91%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。レビューを見てみると、弊誌確認時点では『Momodora』シリーズのファンによる投稿が比較的多いようで、シリーズの最新作として、またメトロイドヴァニアゲームとしても期待した通りの内容であるという評価がみられる。精緻で美しく、かわいいドット絵グラフィックも好評のようだ。

難易度やシステム面で遊びやすくなっているという意見もあるが、これについては物足りないと感じるプレイヤーもいる様子。また、ボリュームがやや少ないという指摘もあり、この辺りは評価が分かれる結果となっている。ちなみに開発者によると、ボスをノーダメージで倒すとレアアイテムを入手できるシステムは、過去作にて不評だったため今回は実装しなかったそうだ。ただ、今度は同システムを戻してほしいという声が寄せられているとのこと。

また、本作の同時接続プレイヤー数に目を向けてみると、これまでのピーク時には約1400人に達した(SteamDB)。Steamでリリースされているシリーズ前作、前々作の記録を大きく超える結果となっており、好調であることがうかがえる。

『Momodora: 月影のエンドロール』は、PC(Steam)向けに配信中。1月19日までは10%オフの1512円で購入可能となっている。