『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』品薄報告相次ぐ。22年ぶりのナンバリング新作は売れ行き好調模様

 

スクウェア・エニックスは12月1日、『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』(以下、ドラゴンクエストモンスターズ3)を発売した。対応プラットフォームはNintendo Switch。本作のパッケージ版については売り切れ報告も上がっており、好調な売れ行きを見せているようだ。

『ドラゴンクエストモンスターズ3』はモンスターを育成しながら冒険する『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズの最新作だ。主人公となるのは人間と魔族の間に生まれたピサロ。父親から魔物を傷つけられなくなる呪いをかけられたピサロは、モンスターマスターになり魔王を目指すことになる。

本作では最大8体のモンスターでパーティを構成可能。戦闘での行動は、命令で細かく指示したり、作戦をもとにモンスターに任せたりすることができる。そして戦闘後は戦ったモンスターが仲間入りを希望することもある。スカウトやタマゴの発見によってモンスターを増やしつつ、配合でさらに強いモンスターを生み出していくことが重要となる。


そんな本作の売れ行きが好調なようだ。『ドラゴンクエスト』シリーズ公式Xアカウントでは12月4日、パッケージ版が一部店舗で欠品しているとし、ダウンロード版の購入の検討を勧める案内を投稿した。X上では本作を購入しようとしたユーザーによる売り切れ報告も相次いでいる。なかには複数店舗を探し回ったが結局本作のパッケージ版が見つからなかった、というユーザーもいるようだ。

またAmazon.co.jpヨドバシ.comといったオンラインストアでもパッケージ版は品薄となっている模様。販売ページでは次回入荷待ちであったり、お届け予定が約2週間後となっていたりと、本作の品薄状況がうかがえる。

ほか、ゲオによって発表されたプレスリリースによると、11月27日から12月3日にかけて集計された時点で新作ゲームソフトの週間売上ランキングで本作は1位を獲得。『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』や『桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~』を抑えて首位を飾っている。ゲオによると、『ドラゴンクエストモンスターズ3』は予想以上に販売数が伸びており、今後のランクインも期待されるとのこと。


『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズは1998年にゲームボーイ向けに発売されたシリーズ1作目『テリーのワンダーランド』を皮切りに複数作品が登場していたものの、2017年発売の『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』を最後に新作がリリースされていないという状況であった。

本作は『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵』に次ぐ『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズのナンバリング完全新作として22年振りに登場した。この間のシリーズ展開はスピンオフとなる『ジョーカー』シリーズやリメイク作品が中心となっており、ナンバリング新作を待ち望んでいたファンも多かっただろう。

そして本作では主人公をはじめ『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』のキャラが登場する。そのため同作の人気も売上に繋がったのかもしれない。いずれにせよ現時点では欠品報告も相次いでおり、パッケージ版を購入したい場合は前もって小売店に確認しておくといいだろう。

ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』はNintendo Switch向けに発売中だ。