『Starfield』大規模アプデでPC版はNVIDIA DLSSに正式対応。“直食いシステム”実装、NPC目力強すぎ問題改善など変更いろいろ

 

Bethesda Softworksは11月21日、『Starfield』に向けUPDATE 1.8.86を配信開始した。今回のアップデートにて「食べ物の直食い」機能が実装されたほか、PC版の超解像技術NVIDIA DLSSへの対応などがおこなわれている。


今回のアップデートの目玉となるのは、いわゆる超解像技術であるNVIDIA DLSSへの対応だ。超解像技術では、低解像度でゲーム画面をレンダリングしたうえで、独自アルゴリズムによってグラフィックがアップスケールされる。これによりGPUの負荷を抑えながら高画質を得られるといい、同時にフレームレートの向上も見込めるとされる。

これまで本作はAMD FSRのみが公式サポートされていたが、今回ベータ版アップデートとしてDLSSへの対応がおこなわれたかたち。対応するNVIDIA製のグラフィックボード搭載環境ではDLSSのほか、Deep Learning Anti-aliasing(DLAA)、Nvidia Reflex Low Latency、およびDLSS Frame Generationといった機能を利用できる。

またゲームプレイ面では多くの要望が寄せられていたという「食べ物の直食い」機能が実装。従来は飲食物を拾ってインベントリから使用する必要があったのに対し、ベータ版アップデートにて拾わず直接食べたり飲んだりすることができるようになった。さらにバランス調整や不具合修正も実施。ステルス状態での見つかりやすさが緩和されたほか、アンドレヤの頭部が永久に透明になる問題なども修正されているそうだ。

さらにパッチノートによると「群衆の目の見た目が改善」しているという。一部ユーザーから“不気味”とも指摘されていた群衆の目が調整されていると見られる。


そのほか設定項目では明るさとコントラストを調節可能に。パフォーマンスと安定性の向上も施されているとのことだ。PC版では主にハイエンド環境でのCPU使用率が改善されているという。詳細は公式パッチノート(英文)を確認されたい。

ちなみに今回のアップデートはSteam版に向けてベータ版として配信されていた。今回、すべてのプラットフォームに向けて正式実装されたかたちだ。なお前回アップデートでの視野角(FOV)調整設定も含めて、以前告知されていた要素が着実に実装されてきた。また過去の告知時には、すぐには対応できないものの将来的に実現したい要素として都市のマップ(City Maps)が挙げられていた。今後はそうした機能の実装に向けた取り組みが進められていくかもしれない。

『Starfield(スターフィールド)』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに発売中だ。Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。