ゾンビアウトブレイク直前恋愛シム『Date Z』発表。残された5日間で女の子とデートの約束を取り付け“生き残る”

 

パブリッシャーのWe Dig Gamesは8月7日、『Date Z』を発表した。対応プラットフォームはPS4/PS5/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)で、2024年内のリリースを予定している。また、Steamストアページによれば、日本語表記にも対応予定だ。


『Date Z』は、ゾンビアウトブレイク直前の世界を舞台としたデートシムだ。プレイヤーは、小さな町の高校に転校してきた少年となり、月曜日から金曜日までの5日間、高校生活を体験する。しかし金曜日には、高校に病原体をもったネズミが侵入し、ゾンビアウトブレイクが発生してしまう。この危機から生き残るためには、金曜日までに学校にいる5人のヒロインと交流し、何が何でもデートの約束を取り付けなくてはならない。


本作は、ビジュアルノベル型のデートシムにゾンビ要素を加えた作品だ。マルチエンディングに対応しており、プレイヤーの選択次第でまったく異なる結末が提示される模様。また、プレイヤーは時空を移動するデバイスを所持しており、自由にタイムラインを行き来することが可能なようだ。これによって、分岐した複数のシナリオを網羅的に体験することもできるだろう。

また本作では、デートシムとして恋愛を楽しむだけでなく、ミステリー要素もあるようだ。舞台となる学校はかつて空軍基地として使用されており、カギのかかったドアや秘密の通路などが多く残っている様子。プレイヤーはヒロインとの恋愛を進めながら、学校の秘密を解き明かす。その過程で、アウトブレイク生存のヒントを獲得できるかもしれない。


『Date Z』を手がけるのはポーランドのワルシャワに拠点を構えるインディースタジオMass Creationだ。昨年にはハムスターを育成する基本プレイ無料タイトル『Hamster Playground』を早期アクセス配信開始。ハムスターの可愛さなどが評価を受け、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で1141件中87%が好評の「非常に好評」ステータスを獲得している。一方本作は同スタジオ初のビジュアルノベル作品となっており、同スタジオが今まで手がけた作品でのノウハウがどのように活かされているのか注目されるところだろう。

なおSteamストアページによると本作は日本語表記に対応予定。パブリッシャーを担当するWe Dig Gamesは日本向けチームを設立したことを発表しており、ローカライズに期待できそうだ。


『Date Z』は、PS4/PS5/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに、2024年のリリースを予定している。また、現在Steamでは日本時間8月15日午前3時まで開催されている「ビジュアルノベルフェス」にあわせて、英語版のデモが配布中だ。