『Apex Legends』新シーズンのチャージライフルは弾道落下&貫通武器に。シーズン18パッチノートまとめ

 

Electronic Artsは8月8日、『Apex Legends』シーズン18「リザレクション」のパッチノートを公開した。各レジェンド・武器のバランス調整や、ランクマッチの獲得LPの調整などの詳細が明かされている。なお同シーズンは日本時間8月9日の開幕となる見込み。


『Apex Legends』シーズン18「リザレクション」では既存のレジェンド・レヴナントの能力が刷新。新戦術アビリティとアルティメットアビリティを携え、装いを新たに登場する。そのほかさまざま調整についても告知されており、今回その詳細が明かされている。

まずシーズン18では、バトルロイヤルモードのマップローテーションがブロークンムーン、キングスキャニオン、オリンパスの3つのマップとなる。さらにラウンドごとに縮小するリングについて調整が実施される。ラウンド1~5の縮小までの時間が軒並み短縮されるほか、リング2のダメージが秒間3から4に増加するなどさまざまな調整が実施。面積が比較的小規模なマップではマッチ時間が21分半から19分に、大規模なマップでは22分半から20分に短縮となるそうだ。詳細は以下のとおり(公式パッチノートより引用):

■リングサイズの変更
リング1の半径がマップごとに10%拡大し、リング1の表面積が20%拡大
その他のリングサイズは変更なし

■リングダメージの変更
リング2のダメージが1回につき3から4に増加
リング4のダメージが1回につき20から15に引き下げ

■タイミングの変更
ラウンド1
縮小までの時間を90秒から75秒に短縮
小さなマップの縮小速度を167から160に引き下げ
大きなマップで縮小速度を約180から165に引き下げ
各マップの縮小時間を約260秒に統一
ラウンド2
縮小までの時間を165秒から120秒に短縮
縮小速度を160から140に引き下げ
各マップの縮小時間を約25秒増加
ラウンド3
縮小までの時間を135秒から90秒に短縮
ラウンド4
縮小までの時間を105秒から90秒に短縮
縮小速度を100から85に引き下げ
縮小時間を40秒から50秒に増加
ラウンド5
縮小までの時間を90秒から75秒に短縮
縮小速度を50から40に引き下げ
縮小時間を40秒から50秒に増加

■最大マッチ時間が短縮
小規模マップ: 約19.0分(以前は約21.5分)に短縮
大規模マップ: 約20.0分(以前は約22.5分)に短縮

またランクマッチに向けては獲得LPに調整が実施。順位が2位以下でのLP獲得量が全体的に減少するほか、ダイヤモンドランク以上では11位以下でのLP損失がそれぞれ50%増加する予定。そのほかLP調整に関する詳細は以下のとおり:


ほか、告知されていたとおり撃破ボーナスが獲得しやすくなる調整も実施予定。LPと内部的な腕前の指標であるMMR(マッチメイキングレーティング)が一致していない場合でも、一部撃破ボーナスを獲得できるようになるそうだ。この値はプレイヤーのMMRに応じて増加するとのこと。一方で、予告されていた撃破ボーナスを増加させる調整については中止。LP獲得量を全体的に減少させる必要性や、順位によるスコアの引き下げるにより撃破ボーナスの価値が相対的に高まっている点を考慮したためだとされている。

さらに武器に関する変更や各種バランス調整も実施予定。まずヘムロックはケアパッケージ武器から通常ドロップ武器となる。一方でプラウラーはシーズン18のケアパッケージとなり、ダメージが15から16に増加。ホップアップ「セレクトファイア」をデフォルト装備しており、フルオート射撃に切り替え可能だ。そのほか今シーズンではホップアップ「ディスラプター弾」が復活。シールドへのダメージを増加させるホップアップであり、従来のオルタネーターに加えて、新たにピースキーパーにも装着可能となる。

またチャージライフルが刷新され、発射前に放たれるレーザーが削除。ヒットスキャン武器ではなくなるそうで、弾道落下のある武器になると見られる。さらにトリガーを長押しして発射前にチャージする仕組みが取り入れられるほか、80%のダメージを維持して貫通する性能を備えているという。詳細は以下のとおり:

■アーマーの変更
白から青に必要な進化ポイントを150から200に増加
クラフトした進化ポイントを200に増加
レベルアップ時のオーバーフローダメージが次のティアに適用される問題を修正

■クラフトローテーション
ランページとR-99がクラフターから拾えるアイテムへ
ネメシスとハンマーポイント弾を使ったモザンビークがクラフターへ
ダブルタップトリガーとハンマーポイント弾をローテーションから削除
ブーステッドローダーとディスラプター弾をローテーションに追加
医療キットのコストを15から20に引き上げ

■ケアパッケージ武器ローテーション
ヘムロックバーストARが拾えるアイテムへ
エイム時のリコイルを増加
ダメージが23から22に減少
ヘッドショット倍率を1.8から1.75に減少
プラウラーバーストPDWがケアパッケージへ
ダメージが15から16に増加
セレクトファイア設定有効時のデフォルトをフルオートに

■ゴールド武器ローテーション
ヘムロック、ピースキーパー、オルタネーター、ランページ、チャージライフル

■アイテムスポーンの変更
青と紫の武器アタッチメントの出現率を20%減少
青と紫のアーマーの出現率を30%減少

■武器
チャージライフルの再調整
・新たな弾道と発射体
ヒットスキャンを削除
発射前のレーザーを削除
発射体はプレイヤーを貫通: 80%ダメージ維持
ドアを開ける
・飛距離とともに発射体のダメージ増加
50メートル: 75ダメージ
300メートル: 110ダメージ
・新しいチャージの仕組み
トリガーを長押しするとチャージが増加
トリガーを放すとチャージが減少
100%チャージ時に発射
・拡張スナイパーマガジン用アタッチメントスロットを追加
ベース: 4
白: 5
青: 6
紫/ゴールド: 8
・1発あたりの弾薬消費を2から1に減少
・扱いのタイミングを調整
タクティカルリロード時間を4.0から3.5に短縮
空のリロード時間を5.1から4.6に短縮

全SMG(R-99、オルタネーター、CAR、ボルト)
ストレーフ速度: エイム時のストレーフの倍率を0.85から0.75に減少
ヘッドショット倍率を1.5から1.25に減少

R99
垂直反動をわずかに増加
・装弾数が減少
基本弾薬を19から17に減少
白マガジンを21から20に減少
青マガジンを24から23に減少
紫/ゴールドのマガジンを27から26に減少

M600スピットファイア
バレルを追加し、安定性を向上
エイム時のリコイルを改善
腰だめ発射の拡散をわずかに改善

マスティフ
拡散パターンを狭くしました

ホップアップ
ブーストローダー(ヘムロック、ウィングマン)
・弾数がゼロに近くなると次のマガジンのリロード速度が上昇し、装弾数が増加する
ヘムロックオーバーロードアモ: 9
ウィングマンオーバーロードアモ: 3

ディスラプター弾(オルタネーター、ピースキーパー)
・シールドへのダメージが上昇
オルタネーターのシールドへのダメージが20%上昇
ピースキーパーのペレットごとのシールドへのダメージが25%上昇

ダブルタップトリガー(EVA-8、G7スカウト)
拾えるアイテムおよびクラフトバンドルから削除

グレネード
・フラググレネード
外半径を320から350ユニットに増加
内半径を96から125ユニットに増加
・テルミット
射撃時のVFXをダメージ範囲と一致するように調整


そのほかレジェンドのバランス調整も実施される。シアの戦術アビリティ「フォーカス・オブ・アテンション」は、相手に与えるスロー効果およびサイレンス効果の時間が短縮。バリスティックの戦術アビリティ「ウィスラー」についても、オーバーヒートさせた武器のクールダウンまでの時間が短縮するといった下方調整がおこなわれる。そのほか複数のレジェンドのアルティメットアビリティのクールダウン時間が調整。ジブラルタルは90秒減少、パスファインダーやバンガロールは60秒増加する。詳細は以下のとおり:

■レジェンド
生まれ変わったレヴナント

アサルトからスカーミッシャーへクラスを更新
新アビリティ

アルティメットのクールダウン
バンガロール: ローリングサンダーを240秒へ(+60秒)
カタリスト: フェロバリケードを150秒へ(+30秒)
ジブラルタル: 防衛爆撃を180秒へ(-90秒)
ホライゾン: ブラックホールを210秒へ(+30秒)
ローバ: ブラックマーケットブティックを150秒へ(+30秒)
アルティメット促進剤によるアルティメットのチャージが20%から25%に上昇
マッドマギー: モンケンを120秒へ(+30秒)
パスファインダー: ジップラインガンを180秒へ(+60秒)
レイス: ディメンションリフトを180秒へ(-30秒)

戦術スキルのアップデート
・バリスティックのウィスラー
オーバーヒートした武器のクールダウンまでの時間が2秒から1秒に短縮
オーバーヒートした武器がクールダウンに入るまでの時間を12秒から8秒(12秒)に短縮
・ローバの盗賊の相棒
クールダウンを30秒から25秒に短縮
・シアのフォーカス・オブ・アテンション
スローの持続時間を2.5秒から0.5秒に短縮
サイレンスの持続時間を10秒から8秒に短縮
射撃速度を0.9秒から1.4秒に上昇

またブロークンムーンやキングスキャニオンでは複数の隠れられるポジションが削除されているという。戦いを避けて順位を上げる戦法、いわゆるハイド(ratting)をしづらくするための調整と見られる。そのほかコントロールモードの調整や、遊びやすさの改善、各種不具合修正も実施予定。詳細は公式パッチノートを確認されたい。

新シーズンにて目玉となるレヴナントの刷新のほかにも、さまざまな調整が実施される『Apex Legends』。リング縮小に関する調整やLP獲得量の調整によって、ランクマッチの戦略には特に変化がもたらされることだろう。

Apex Legends』シーズン18「リザレクション」は日本時間8月9日開幕となる見込みだ。