『ポケモン』ダイパリメイクのポケモン出現率やタマゴ孵化速度が「特定の日に変化する」との報告。オリジナル版を受け継いだ仕様か

 

ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール(以下、ポケモンBDSP)』コミュニティが、興味深い調査結果を報告している。同作における野生ポケモン出現率やタマゴの孵化スピードが、特定の日に変化するというのだ。The Gamerなどが報じている。
 

 
『ポケモンBDSP』は、2006年にニンテンドーDS向けに発売された『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のNintendo Switch向けリメイク作品だ。両作とも、本体の設定時刻にゲームが連動する機能を備えている。朝・昼・夜の時間帯でポケモンの進化や出現に影響があるほか、特別な日にはゲーム内での演出が入る場合もある。たとえば、シリーズを統括する増田順一氏の誕生日である1月12日には、キッサキシティにて美しいダイヤモンドダストが見られるなどの日付連動要素があるのだ。こうした要素はリメイク版でも健在だ。

そしてコミュニティの報告によれば、『ポケモンBDSP』では特別な日などに、ゲームプレイにも変化があるとのこと。例として、上述の1月12日には野生ポケモン出現率とタマゴ孵化スピードの双方が上昇。そのほか、バレンタインデーの2月14日や桃の節句(ひな祭り)の3月3日、七夕の7月7日などに同様の効果が発生するという。また、野生ポケモン遭遇率だけが上がる日も毎月あたり数日が設けられているとのこと。
 

 
実をいえば、オリジナル版である『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』でも、コミュニティ調査によって同様の仕様が伝えられていた。リメイク版と同じく、特別な日において野生ポケモン出現率とタマゴ孵化スピード上昇があると報告されていたのだ(関連記事)。いずれも、あくまで公式発表ではなくコミュニティ調査の結果であり、真実かどうかはわからない点には留意したい。しかし、事実だとすれば本作のオリジナル版再現へのこだわりを示す一要素となるだろう。

『ポケモンBDSP』は昨年11月のリリース後、不具合などについてコミュニティからの指摘が相次いでいた。また、リリース間もなくバグを利用したスピードラン(RTA)にて20分以下でクリアされている(関連記事)。バグ修正が進んだ現在では旧バージョンにて15分以下のクリア記録が叩き出されており、やや本筋からそれた楽しみ方や話題を提供している感は否めない。一方で、本作はオリジナル版再現へのこだわりが込められており、丁寧に原作の世界が再構築されている。不具合修正も進むなか、徐々に同作の魅力が再発見されていきそうである。オリジナル版経験者は、ほかにも細かなこだわりがないか探してみるのもいいだろう。

『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』は、Nintendo Switch向けに現在発売中。