『モナーク/Monark』正式発表、PS4/PS5/Switch向けに10月14日発売へ。エゴと狂気にまみれた学園ダークファンタジーRPG


フリューは6月10日、学園ダークファンタジーRPG『モナーク/Monark』を正式発表。10月14日に発売することを明かした。あわせて、3本の新映像も公開されている。対応プラットフォームはPS4/PS5/Nintendo Switch。価格はパッケージ・ダウンロード版ともに8470円(税込)となっている。 
 

 
『モナーク/Monark』は、エゴと狂気をテーマとする学園ダークファンタジーRPG。舞台となるのは、不思議な力場で外の世界から孤立してしまった新御門学園。世界のユガミによって異変が起こったこの学園には、異界の悪魔と契約した7人の契約者が存在する。「モナーク」と呼ばれる彼らは、悪魔のちから「権能」を有しており、エゴで異能をふりかざす。 

モナークにより、狂気、異常、暴力がもたらされた新御門学園。そんな異常事態を解決すべく、学園内では「真生徒会」が発足。そんな中、正体不明のちから「虚飾の権能」を有する主人公は、真生徒会の副長として7人のモナークと戦う運命に。そして、学園をもとの状態に戻すべく、主人公は仲間とともにモナークとの戦いに身を投じ、理不尽に抗っていくこととなる。 
 

 
本作のゲームプレイについて、まずプレイヤーは「バディ」と呼ばれる4人の生徒の中からひとりを選択。選択したバディと一緒に戦っていくことになる。気さくでしっかりものの日向 望、クールで高い身体能力をもつ弓田 信哉、ワイルドな性格で野性味あふれる館 凌太郎、高いIQを誇るミステリアスガール駿河台 こころ、以上4名の中からバディを選択。バディごとにストーリーが異なるといい、誰を選択したのかによって待ち受ける結末も変わるようだ。 
 

*日向 望 

 

*弓田 信哉 

 

*館 凌太郎

 

*駿河台 こころ

 
戦闘について、本作は最大6人のキャラクターによるターン制コマンドバトルが展開。フリームーブ可能で、ポジションを変えつつ戦闘を攻略していくこととなる。背後からの攻撃や周辺にいる味方との連携攻撃など、味方と敵の位置を意識した動きが勝利のカギを握るようだ。毎回の戦闘では装備の強さだけでなく、戦略面も重要となるのだろう。 

本作の主人公には「EGO」と呼ばれる特殊なパラメータが存在。傲慢、憤怒、嫉妬、色欲、強欲、暴食、怠惰の7つの軸で構成されており、それぞれには欲求値が設定されている。各欲求値とその上昇具合は、ストーリーの進行度に合わせて出題される診断などに、プレイヤーがどう答えたかによって大きく変化。プレイヤー自身のエゴが反映されるシステムとなっている。 

 

 

 
そして、前述した「EGO」は、プレイヤーが使役できる悪魔「眷属」の解放に影響を与える。眷属は全7属性から成り立ち、プレイヤーのエゴを反映した眷属から順番に使役可能となっていく。使役する眷属は外見や声をカスタマイズできるほか、プレイヤーのエゴの強さ(「EGO」パラメータにおける各欲求値の高さ)に比例して装備強化の幅が広がるようだ。 

「EGO」システムによる眷属の使役のほか、本作の戦闘では悪魔のちから「権能」を発動できる。ただし、この能力を使用すると発狂度なるパラメータが上昇。MAXになると「発狂状態」となり、数ターン敵味方問わず攻撃した後に自滅。戦闘不能になってしまう。かなりリスクの高い「権能」であるが、狂気を統べることで有力なちからのひとつになるという。 
 

 

 
本作では戦闘以外に、舞台となる新御門学園を探索するパートも存在。異常の元凶が存在するという異界とつながった電話に応じるべく、着信圏内を探すことになる。その過程では謎解き要素も待ち受けているようだ。ただし、学園内は精神を狂わせる霧に包まれており、進む道ははっきり見えないうえに、長時間滞在すると行動不能になってしまう。さらに、危険な異常者も徘徊しており、スリルとカタルシスに満ちた学園探索となるようだ。 
 

 
本作の開発を手がけるのは、終末世界サバイバルRPG『ザンキゼロ』などの開発に携わった実績をもつランカース。シナリオ制作はアクションRPG『CRYSTAR ‐クライスタ‐』などをプロデュースした林風肖氏と、『真・女神転生』シリーズにてプランナーを務めた伊藤龍太郎氏が担当。シナリオの監修・協力に『女神転生』シリーズの礎を築いた鈴木一也氏と、同シリーズの原作者である西谷史氏が参加している。BGMは『デジタル・デビル物語 女神転生』および『真・女神転生』シリーズにてコンポーザーを務めた増子津可燦氏が担当する。 

キャラクターデザインは、アニメ化もされているライトノベル『オーバーロード』のキャラクター原案者であるso-bin氏が担当。主題歌・挿入歌およびそのアーティストとしては、YouTube発のクリエイティブレーベルKAMITSUBAKI STUDIO所属のクリエイターらが参加している。『女神転生』シリーズ元スタッフらが多く名を連ねており、同シリーズの特徴であるモダンでオカルトな世界観は『モナーク/Monark』にも反映されていそうだ。 
 

本稿で紹介した人物以外にも、本作には多数の個性的なキャラクターが登場する 

 
モナーク/Monark』は、PS4/PS5/Nintendo Switch向けに10月14日発売予定。価格はパッケージ・ダウンロード版ともに8470円(税込)。なお、パッケージ向けには画集付きの数量限定版BOX、ダウンロード向けにはデジタルアートブックが付属したスペシャル版も販売される。これらの価格は両商品ともに1万890円(税込)となっている。