サイコホラーADV『Memory Of Psycho』トレイラー公開。ほかの人格と対話しながら、妹の失踪事件を調査する3D作品


国内の個人ゲームデザイナーyuta氏は5月29日、『Memory Of Psycho(メモリーオブサイコ)』の公式トレイラーを公開した。対応プラットフォームはPCなど。2021年冬のリリースが予定されている。

https://youtu.be/VMHLZukUgwU


『Memory Of Psycho』は、yuta氏が開発中の多重人格サイコホラーADVである。本作の主人公は、脳内でほかの人格と対話できる多重人格者だ。ある日、主人公の妹が失踪してしまう。彼は、妹の失踪事件を解決するべく、独自に行動を開始。妹の行方を追いかけるうちに、さまざまな事件へ巻き込まれていくという。彼は、駅のホームや谷などを訪れ、事件を調査する。また調査中は「多重人格接続」により赤黒い異空間へ入り込み、ほかの人格と対話。動画を見る限りでは、主人公とほかの人格の間で記憶や認識が異なっており、会話によってストーリーが進展することもあるのだろう。

https://twitter.com/yyuta342/status/1143340726769483776


本作は、yuta氏がTwitter上などで2018年頃からBGMやドット絵などを公開してきた作品だ。2019年1月には、誰かを殺してしまった女性に対して「自分を殺しても罪にはならない」と誰かが語る、ドット絵による仮組みのワンシーンを公開していた。

また2019年2月時点では、『Memory Of Psycho』のジャンルが短編サイコホラーであることや、グラフィックに2Dと3Dのどちらを採用するか迷っていることもyuta氏より語られている。紆余曲折あり、現在は3Dの多重人格サイコホラーADV作品として開発が進められているようだ。なお、これまで公開されてきた『Memory Of Psycho』関連のツイートについては、モーメントにまとめられている。


yuta氏は、電話をかけて奇妙な世界からの脱出を目指すADV『Strange Telephone』の開発者である。本作は、同氏にとって初の3D作品であるというが、モデリングからアニメーションまで、変わらず1人で制作が進められているという。また同氏は、寄生種アクションゲーム『Parasite Seed』や、画面を回転させてステージを攻略するアクションゲーム『Kinesis X』も開発中だ。

Memory Of Psycho』は、PCなどに向けて2021年冬のリリースを目指し、開発中である。