『モンスターハンターライズ』新たな体験版が3月12日配信へ。百竜夜行のクエスト概要やマルチプレイの便利機能、発売後アップデートなどの新情報も

 

カプコンは3月8日、『モンスターハンターライズ』の新たな体験版となる「DEMO Version2」を3月12日に配信すると発表した。録画生配信番組「モンスターハンター スペシャルプログラム 2021.3.8」内で明らかにしたかたち。番組内では新たなプロモーション映像を公開。新たな参戦モンスターや百竜夜行のクエスト概要、発売後の無料アップデート情報も披露された。 
 

 
新たな体験版でマガイマガド討伐に挑戦 

 
第2弾となる体験版では、熟練者向けクエストとして「マガイマガド討伐」を追加。本作を象徴するモンスター「マガイマガド」に挑戦する、体験版用に調整された高難度クエストが楽しめる。体験版では固定装備で挑むため手強い相手となるようだが、腕に自信のあるハンターはチャレンジしてほしい。 

なお本体験版は、体験版第1弾に収録されていた計4つのクエストも受注可能だ。オサイズチ・タマミツネ・マガイマガドの討伐クエストには、合計30回のクエスト出発回数制限があらためて設けられる。体験版のセーブデータがあれば、製品版で狩猟に役立つアイテムパックが貰えるため、1度はプレイしておくといいだろう。 
 

雷狼竜と迅竜が参戦 

 
番組内では、2体のモンスターの参戦が新たに判明した。1体目は雷狼竜「ジンオウガ」。山林を駆ける雷の化身だ。数多の雷光虫を集めることで「超帯電状態」となることで、その猛攻は熾烈さを増す。2体目は迅竜「ナルガクルガ」。恐るべき速度と機動力を持つモンスターであり、発達した尻尾による一撃が脅威となる。 
 

独自の狩猟スタイルを実現する新要素「入れ替え技」カメラ機能を搭載 

 
新たに公開された新要素は「入れ替え技」。入れ替え技は、通常攻撃や鉄蟲糸技の一部を別の技に入れ替えるというものだ。活用することでアクションをより多彩に、自分好みに仕立てられる。 

たとえば大剣では、鉄蟲糸技「ハンティングエッジ」を別の鉄蟲糸技「金剛溜め斬り」に入れ替えることができる。技を入れ替えることで、鋭く前方へ踏み込み、強溜め斬りを放つアクションが可能になるのだ。また太刀では、鉄蟲糸技「飛翔蹴り」を別の鉄蟲糸技「桜花鉄蟲気刃斬」へと入れ替えることで、地上で素早く距離を詰めつつ斬り抜けられるようになる。入れ替え技は武器種ごとに3種類収録。アクションの幅をさらに広げる新要素となる。 
  

 
また本作には、狩りの記録や記念撮影がおこなえる「カメラ」機能を搭載。撮影機能にはズームや構図調整はもちろん、画面の中心に捉えたモンスターや環境生物の名前が表示される機能も存在する。ペットのフクズクがいれば自撮りも可能だ。撮った写真はNintendo Switch本体でも、ゲーム内のアルバムでも保存・閲覧できる。ポーズ・ジェスチャーを選んで仲間と記念撮影を楽しもう。 
 

百竜夜行のクエスト概要が判明 

 
百竜夜行は、本作の拠点となるカムラの里をモンスターの群れから防衛するクエストとなる。クエストのフィールドとなるのは「翡葉の砦」だ。本クエストにはモンスターの群れが侵攻してくるまでの準備時間があり、準備時間にフィールド各所の設置台に狩猟設備を設置していく。 

その後出現するモンスターの群れに対して狩猟設備を使用し、時には己の武器を振るって猛襲を食い止めていく。すべての群れが終了するまで砦を防衛するか、モンスターの群れを率いる大物を討伐すればクエストクリアとなる。 
 

 
クエスト内で設置可能な狩猟設備は、おもに搭乗型・自動型・制限型の3タイプに分類される。搭乗型の設備はバリスタや大砲など、プレイヤーが操作できるもの。自動型の設備は、近づくモンスターを迎撃する「里守バリスタ」といった、条件に応じて自動で機能するものだ。制限型の設備は双子の受付嬢が救援する「ヒノエ&ミノト」など、設置回数に制限があるものとなっている。これらの狩猟設備は、モンスターの撃退などで砦レベルを上げることで新たな種類が解放されていく。 

狩猟設備以外にも、通常種よりも強力な個体となる「ヌシ」や、ハンターの攻撃力が大幅に上昇する「反撃の狼煙」など、百竜夜行ならではのギミックが導入されている。過去作では味わうことのなかった、未知の狩猟が体験できることだろう。 
 

クエスト種類や参加人数に応じて難易度が変化、クエストへの参加要請も可能 

 
本作には、シングルプレイ専用の「里クエスト」とマルチプレイ可能な「集会所クエスト」が存在する。里と集会所、それぞれの受付嬢からクエストを受注して出発することとなる。集会所クエストには1人用から4人用まで、参加人数に応じた4段階の難易度が用意されている。クエスト中に参加・離脱があった場合にも難易度が変動するため、参加人数に合った最適な難易度で挑めるのだ。 
 

 
マルチプレイ時には、他のプレイヤーにクエスト参加を呼びかける「参加要請」機能が使用できる。参加要請はクエストのホストが利用可能。クエスト中のフィールド上はもちろん、クエスト受注時に「参加要請を予約して受注」を選択することで、クエスト開始時に自動で参加要請を出すことも。クエスト周回や、ひとりでは達成が困難なクエストに直面した場合に利用したいところだ。 

なお本機能を使用した場合、途中参加したプレイヤーもクエスト報酬が得られるとのこと。また上位ハンターは下位ハンターのクエストを手伝うことで追加報酬となる「お助け報酬」が手に入る。一度クリアしたクエストにも積極的に参加しよう。 
 

プレイヤー同士の繋がりを深めるマッチング支援機能 

 
本作には、マッチングを支援する新機能として「ハンターコネクト」と「グッド機能」が導入されている。ハンターコネクトは、任意のタグなどを用いて他のプレイヤーとのマッチングを支援する機能だ。自由に決められる「任意のタグ(コネクト名)」、プレイの目的や傾向を設定する「活動時間」、「説明定型文」で構成される。 

ハンターコネクトは自身での作成、もしくは他のハンターからの招待で参加することができる。マルチプレイの入口となるロビー作成時には、ハンターコネクト参加者だけが検索可能なロビーも作成可能だ。本機能を活用することで、目的や趣向に合ったプレイヤーとより繋がりやすくなるというわけだ。 
 

 
グッド機能は、一緒に遊んだプレイヤーと繋がりやすくなる新たな仕組み。マルチプレイ時のクエストクリア時、帰還するまでの間に他のプレイヤーへ「グッド」を送ることができるというものだ。お互いにグッドし合うことで「相互グッド」関係に。グッドしたプレイヤーが参加しているロビーを検索することができるようになる。偶然出会ったプレイヤーと、クエスト解散後にも繋がりが持てる機能となっている。  
 

 
これら多くの新情報が明らかになった本作。新情報にあわせて、発売後の無料タイトルアップデートの実施が告知された。第1回目のアップデートは2021年4月末を予定。アップデートにて、霞龍「オオナズチ」を含む複数のモンスターが追加される。ほかにも、ハンターランクの解放やそれに伴う機能追加が実施されるとのこと。『モンスターハンター:ワールド』と同様に、長期に渡って楽しめるタイトルになりそうだ。 

『モンスターハンターライズ』は、Nintendo Switch向けに3月26日発売予定だ。新たな体験版「DEMO Version2」は3月12日配信予定となっている。