墓守シム『Graveyard Keeper』新DLC「Game of Crone」発表。難民キャンプを要塞化してヴァンパイアから守る

 

tinyBuild GAMESは10月9日、『Graveyard Keeper』の新DLC「Game of Crone」を発表した。リリース予定日は10月27日で、価格は未定。なお、『Graveyard Keeper』本編はPC(Steam)/PS4/Xbox One/Nintendo Switch向けにリリースされているが、「Game of Crone」の告知はSteamページのみで行われている。これまでの有料DLCについては、国内Nintendo Switch向けには配信されてきたので、今DLCについても国内販売は期待できるかもしれない。


『Graveyard Keeper』は、異世界転生した主人公が元の世界への帰還を目指すかたわら、墓守として墓地の運営を行うシミュレーションゲームだ。死体を解体して肥料やハンバーガーにしたり、ゾンビ化させて単純作業を手伝わせたりといったダークな内容から、発売当初「汚い牧場物語」とSNSなどで話題となった。

『Graveyard Keeper』では、これまでに無料DLC「Breaking Dead」と有料DLC「Stranger Sins」が配信されている。本編だけでは語られなかった設定が多い本作は、DLCの配信によって少しずつ世界観が掘り下げられてきた。今回の新DLC「Game of Crone」でも新たなストーリーが追加され、謎に包まれていた前任の墓守の秘密などが明かされるようだ。


「Game of Crone」では、墓守は審問会から脱獄してきた囚人たちに必要なものを提供し、難民キャンプを作ることになる。難民たちは審問会から追われているうえ、キャンプの周辺にはヴァンパイアが出現して彼らを苦しめる。一晩を過ごせるだけのテントでは心もとない難民キャンプをクラフトによって要塞化し、難民たちをさまざまな脅威から守るのが墓守に課せられた使命となるようだ。


同時に公開されたスクリーンショットによると、ヴァンパイアは世界崩壊の原因である「大衝撃」以前から存在していたようだ。「Game of Crone」のストーリーでは世界の謎がさらに解明されていくようだが、ヴァンパイアもその鍵となっていくのかもしれない。


「Game of Crone」は、プレイ時間にして6~12時間ほどのボリュームとなる。前述の難民キャンプ運営のほか、新しいレシピやインベントリのメカニズム追加が行われるようだ。また、Steamページには「ロバの同志となって革命に一役買おう」という記載もあり、本編でもキャラの濃かった“左寄り”のロバも今回のストーリーに関わってくると思われる。

『Graveyard Keeper』の新DLC「Game of Crone」は10月27日に公開予定だ。価格は未定で、PC(Steam)以外のプラットフォームで配信されるかどうかは定かでない。ちなみに前回のDLC「Stranger Sins」の公開は昨年10月28日。毎年ハロウィンシーズンにDLCを公開しているのは意図したものなのか偶然か、少し気になるところである。