ファンタジー酒場経営ゲーム『Tavern Keeper』正式発表。トラブルだらけの賑やか酒場を発展させる、高評価ゲーム会社シム開発元が手がける

 

Greenheart Gamesは8月24日、『Tavern Keeper』を正式発表し、2024年第3四半期にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。


『Tavern Keeper』はファンタジー世界で酒場を経営するシミュレーションゲームだ。プレイヤーは王国の僻地にある一軒の酒場から経営をスタート。店の建築から仕入れ、店員の雇用からお掃除に至るまで、さまざまな側面から酒場を運営することになるそうだ。店を経営する中では、ユーモラスなファンタジー世界にて風変わりな客たちの相手をすることになるという。そんな中でも上手く経営を続けてより大きな酒場へと発展させ、ビジネスを拡大していくのだ。

本作ではさまざまな要素の管理が必要になるという。気温の変化がシミュレートされ、食糧が腐敗したり火事が起こったりするそうだ。また店員たちには個性も備わっているそうで、人材管理も必要なのだろう。そのほか店内が汚れたり、家具が破損したりといったことも起こるといい、ファンタジー世界でも酔っ払いの相手は骨が折れそうだ。

経営が上手くいけば新たな食事や飲み物、サービスなどを導入可能。また店の建築要素もあり、店を飾り付けたり拡張したりすることも可能だという。さらに大きな酒場に成長させることもできるようだ。また酒場の経営を通して展開されるインタラクティブなストーリーも用意されているとのこと。一方で、そうした経営やストーリーを楽しめるモードのほかには、自由に建築が可能と見られるDesign Modeも用意されるそうだ。



本作を手がけるのはGreenheart Games。同スタジオは過去に、80年代の世界でゲーム会社を経営する『Game Dev Tycoon』をリリースしている。Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で3万6000件以上を集め「圧倒的に好評」を獲得。国内ユーザーからはカイロソフトの『ゲーム発展途上国』シリーズを彷彿とさせるゲームプレイなどが一定の評価を受けている。

本作『Tavern Keeper』はGreenheart Gamesが手がける2本目のタイトルとして、2016年11月に発表。このたびついに正式発表となった。正式発表時点で開発期間は約10年間におよぶといい、2016年の発表以降もじっくりと開発が続けられてきたようだ。

今回公開されたシネマティックトレイラーではゲームのコンセプトを確認可能。さまざまな種族の客が来店している様子や、店内で楽器が演奏される賑やかな様子が見られる。またお尋ね者の店員が働いていたり、客が大喧嘩をはじめて店が大混乱に陥ったりといったシーンも存在。こうした要素がゲームプレイにも反映されるのかもしれない。続報も注目されるところだろう。

『Tavern Keeper』は、PC(Steam)向けに2024年第3四半期にリリース予定だ。