『ファイアーエムブレム 風花雪月』の“あの門番”にライバル現る。その名も「番人」

任天堂は2月13日、『ファイアーエムブレム 風花雪月』の大型アップデートを実施した。「門番」に匹敵する新キャラが現れ、人気を博している。同アップデートでは、エキスパンション・パス保有者向けにサイドストーリー「煤闇の章」が配信されている。「煤闇の章」は、時系列としては本編の「女神再誕の儀」直後の時間軸を舞台に、ガルグ=マクの地下に広がるアビスを探索する新たな物語。第四の学級である灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)の面々を加え、級長たちが力をあわせて地下世界での戦いに身を投じていく。

スポンサーリンク

アビスには人々が生活する居住区が存在しており、戦いの合間に散策が可能。ガルク=マク大修道院より規模はかなり小さく、行動をすることもできない。しかしながら、地下に構築された生活文化を垣間見たり、仲間たちと会話をすることが可能。武器や道具の購入、騎士団の補充などもここでおこなえる。ほの暗く不遇な世界であるが、人々が必死に生きる暮らしにふれられる、あたたかい場所と言えるかもしれない。ここでは本編と同様に、進行にあわせて数人のNPCが現状の生活や状況を報告してくれる。その中に毎回同じところに佇み、毎回話をすることができるキャラがいる。それが番人だ。

地下書庫前、大通りへの通路の側にいつも立っている番人。彼は「本日も異常あり……」の一言と共にアビスの状況をフルボイスで教えてくれる。その性格は、あらくれたちが集う地下世界の一員ということで、ややひねくれている。平穏な生活を望みながらも、アビスではいつもトラブルが発生しており、そんな状況にうんざりしている様子だ。何もなしに見ればただのNPCであるが、本編プレイヤーにとってはなんだか親しみが湧いてくるかもしれない。それもそのはず、本編には同じような役割を持つ門番と呼ばれるキャラクターが存在するからだ。

門番は『ファイアーエムブレム 風花雪月』本編に登場する、NPC。ガルク=マク大修道院の門の前に立っており、「本日は異常なしであります!」というかけ声と共に、現在の状況を語ってくれる。NPCながら毎回セリフが用意されており、ほぼ固定キャラといっていい。性格はとにかく明るく、基本的に前向き。そして、プレイヤーにやたらと助言してくる。また、学園生活が進むにつれて彼自身の言動も変わっていく。真面目な姿勢を貫き、時に人間らしくおどけたり、落ち込んだりもする。学園生活に寄り添う、マスコット的キャラクターとも言える彼は、その真っすぐで人間味あふれた性格から、ゲーム発売時から高い人気を獲得していた。

アビスを守る番人は、明らかに門番を意識してつくられたキャラクターだろう。「門番」に対する「番人」。「異常なし」に対する「異常あり」。「!」の多用に対する「…」の多用。真っすぐな性格に対するひねくれなど、名前や性格、言動など巧みにコントラストがつけられている。顔グラフィックがまったく見えない門番に対し、番人は顔グラフィックが少し見えることも差異と言えるかもしれない。ただし番人の顔グラフィックは、アビスにいる兵士たちの汎用グラフィックである。

一方で、門番と番人に関しては共通点も残されている。実は番人はひねくれている一方で、根っこの部分は責任感が強く真面目。門番の責任感については、本編をプレイされた方には責任不要だろう。また正義感が強いながらも、ちょっと“ヘタレ”なのも両者の特徴。設定としては対照的なのだが、根本のアイデンティティには共通点が持たされており、その造形づくりにこだわりが感じられるキャラクターに仕上がっている。

門番については、国内外の人気投票でその名を連ねるなど、単なるNPC以上の人気を獲得している。『スマブラSP』では背景として生徒らと共に登場し、出世街道を突き進んでいる。また来月3月18日に発売されるドラマCS「ファイアーエムブレム エクストラドラマCD 風花雪月~士官学校 探索奇譚~」でも登場することが明かされており、その際には声優として松本忍さんが演じることが明かされている。NPCとしては異例の門番の人気が、番人なるキャラクターを生み出したのかもしれない。

コミュニティの間では、すでに番人は親しまれており、その相違点を踏まえて門番のライバルキャラとして扱われることが多いようだ。英語名のAbysskeeperで検索すれば、その人気が確認できる(ネタバレ注意)。門番の対になる存在でありながら、少しひねりのあるキャラ。そのなんとも不器用な性格が愛されているようだ。

Gatekeeper vs Abysskeeper who would win? from shitpostemblem

ちなみに番人については、門番と同様に「煤闇の章」の物語が進むにつれて成長していく。同時に、彼の内面についても掘り下げられていく。波乱万丈を辟易する番人は、何を想うのか。彼を知る重要な人物も登場するなど、彼の内なるものに触れていくことになる。その顛末が気になる方はアビスを訪れ、彼の成長を見届けてみよう。「煤闇の章」においては、地下世界が舞台でありながらも、実は門番の出番も存在している。DLCは、門番ファンにとっても見逃せない内容になるだろう。

『ファイアーエムブレム 風花雪月』サイドストーリー「煤闇の章」を体験できるエキスパンション・パスは、税別2500円にて販売中だ。

ニュース

Indie Pick

インタビュー

レビュー・インプレ

Devlog