手強いパズルなRPG『酒場の勇者:狂宴』Steam早期アクセス配信開始。福岡発の高評価3マッチパズルRPGが、装い新たに登場

 

福岡に拠点を構えるインディースタジオWOMBO COMBO GAMESは9月14日、『Tavern Guardians: Banquet(酒場の勇者:狂宴)』をSteam早期アクセス配信を開始した。価格は620円。現時点では英語と中国語(簡体字)にのみ対応しているが、近日中に日本語に対応するとのこと。

『酒場の勇者:狂宴』は、3マッチパズルとRPGを融合させた作品だ。プレイヤーはキャラクターを選び、パズルを解くことで襲い来る敵を倒し、ステージをクリアしていく。システムとしては、パズルには肉アイコン、壁アイコン、ポーションアイコン、コインアイコン、矢アイコンが存在する。これらのアイコンを3つ揃えることで、それぞれのゲージが上昇する。肉をとれば体力ゲージ、壁をとれば盾ゲージ、ポーションをとればマナゲージ、コインをとればコインゲージが上昇。矢アイコンをとれば、敵を攻撃する。

パズルを解いていくと、敵が上から降りてくる。この敵を倒しつつ、最後現れるボスを討伐すればステージクリアだ。敵を攻撃する手順は幅広い。敵に隣接したマスを3マッチによって消すことでダメージが入るほか、矢のアイコンを揃えたり、マナを消費してスキルを発動したりすることで、HPを削り切るのだ。敵は一番下まで降りてくると攻撃する敵や、遠隔攻撃する敵、妨害をする敵など多種多様。うまく敵の特性と攻撃パターンを読みつつ、うまく撃破していこう。

本作は、システムはシンプルながら、ゲーム性は奥深い。選択できる行動は多いが、バランスはかなりシビアなため、ひとつの判断がゲーム展開を大きく変える。選んだキャラクターによってスキルやパラメータが大きく変わるので、キャラクター次第では遊ぶ感触も異なってくる。コインを使うことで、キャラクターの成長やアイテムの購入も可能。覚えることはそれほど多くないので遊びやすいが、ゲームオーバーになることもあり、なかなかにシビアに作られている。丁寧に作られていながら、中々歯ごたえのあるパズルRPGであるといえよう。

『酒場の勇者』はもともとスマートフォン向けにリリースされており、根強い支持を得た作品だ(ゲームキャストによるレビュー)。現在モバイル版は、Steam版と混合されないように一時的に販売停止中とのこと。Steam向けにリリースするにあたっては、やりこみゲーマー向けに大幅に作り変えられているほか、ゲームモードの追加などボリュームアップがはかられている。早期アクセス期間は最大3か月が見込まれており、コンテンツの追加が進められていくという。正式リリースをするにあたっては、価格も値上げする予定があるようなので、気になる方は今のうちに購入しておくといいかもしれない。