『アサシン クリード オデッセイ』シーズンパス詳細発表、『アサシン クリード III』のリマスター版も含まれる


Ubisoftは9月13日、PlayStation 4/Xbox One/PC版『アサシン クリード オデッセイ』のシーズンパス所有者向けに提供されるコンテンツおよび無料アップデートで提供されるコンテンツのロードマップを公開した。シーズンパス所有者向けの提供内容には『アサシン クリード III 』のリマスター版(『アサシン クリード III レディ リバティ』のリマスター版もセット)が含まれており、それらはリリース後の2019年3月に配信される予定だ(リマスター版の単体販売予定も有り)。

そのほかシーズンパス所有者向けには、『アサシン クリード オデッセイ』のストーリーコンテンツが2種類配信される。それぞれ3つのエピソードから構成される大型コンテンツとなり、1つ目の「Legacy of the First Blade(最初の刃の遺産)」は、ヒドゥンブレードを初めて使用した伝説の人物と一緒に戦うという内容であり、アサシンが影として戦うようになった理由が明らかとなる。各エピソードは2018年12月より、6週間ごとに配信される。2つ目の「The Fate of Atlantis(アトランティスの運命)」では、神聖な怪物と戦い、水中に沈んだ都市の謎を解き明かし、ギリシャ神話と第一文明について深く学ぶこととなる。こちらは2019年春から6週間ごとに新しいエピソードが配信されていく。

全プレイヤーを対象とした無料アップデートでは、エキゾチック装備品を入手するための週次イベント「船と傭兵」、デイリー/ウィークリー契約、神話上の怪物との出会い、ニューゲーム+などが配信され、本編クリア後も長く遊べるゲームとして運営されていく予定である。また上述したシーズンパスのストーリーコンテンツの各エピソードの間には、Lost Tales of Greeceという無料のクエスト群が追加される。

UbisoftのCEOであるYves Guillemot氏は以前、2019年には『アサシン クリード』新作を発売する予定がなく、2018年10月に発売される『アサシン クリード オデッセイ』に2年分のコンテンツが含まれるとコメントしていた(関連記事)。今回のシーズンパス詳細発表文にも「発売から2019年にかけて、ゲームのサポートと継続的な改善を続け、新しいコンテンツの提供をすることを約束します」と宣言していることから、『アサシン クリード オデッセイ』は2年間たっぷり遊べるシングルプレイタイトルとして期待できそうだ。

過去作品ではマルチプレイモードを搭載することでプレイヤーを留めようとしていたが、近年はシングルプレイ体験に集中投資するよう舵を切っている『アサシン クリード』シリーズ。古代ギリシャを舞台とした最新作『アサシン クリード オデッセイ』の対応プラットフォームはこれまでPlayStation 4/Xbox One/PCと発表されてきたが、9月14日に放送された「Nintendo Direct 2018.9.14」にて、国内Nintendo Switch版『アサシン クリード オデッセイ – CLOUD VERSION』が新たに発表された。発売日はPlayStation 4/Xbox One/PC版と同じく10月5日で、「730日間プレイ権」が8400円(税別)で販売予定。クラウドゲームとして配信されるため、安定したネットワーク環境が必要となる。

シーズンパスについては、本稿執筆時点ではPlayStation 4/Xbox One/PC向けのアナウンスとなっている。ゲーム本編とシーズンパスがセットになったゴールドエディション/アルティメットエディションを購入すると、3日間の先行アクセス権が付いてくる(発売前の10月2日からプレイ可能となる)。なおシーズンパスは単体でも販売される予定だ。