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『Fallout 4』の中で初代『Fallout』を遊べるようにした人あらわる。ゲーム内ウェアラブル端末で実現した、お手製“シリーズ作品コラボ”
Mod開発者のRPGKing117氏は5月8日、『Fallout 4』のゲーム内で『Fallout 1』をプレイしている動画を公開した。

Mod開発者のRPGKing117氏は5月8日、『Fallout 4』のゲーム内で『Fallout: A Post Nuclear Role Playing Game』(以下、Fallout 1)をプレイしている動画を公開した。今後さらに改良を加え、Modとしてリリースする予定だという。
『Fallout(フォールアウト)』は核戦争後の荒廃した世界を舞台にしたRPGのシリーズだ。もともとInterplay Productionsが手がけており、第一作目の『Fallout 1』は1997年に北米でリリースされた作品。その後2007年にBethesda SoftworksにIPが売却され、同社より『Fallout 3』などが打ち出された。『Fallout 4』もBethesda が開発し、2015年にリリースした作品である。
そんな『Fallout 4』のゲーム内で『Fallout 1』を実行し、プレイしている映像がYouTubeに投稿された。投稿主はBethesda作品のMod制作をおこなっているRPGKing117氏。映像では『Fallout 4』に登場するコンピューター「Pip-Boy」内で、『Fallout 1』が動作していることが確認できる。Pip-Boy とは本シリーズ内に登場するウェアラブルコンピューターであり、基本的にはキャラクターの状態や所持している道具などを確認できるもの。しかしModを適用したPip-Boyの画面内では、マウスカーソルが動き、『Fallout 1』の操作もできている様子から、ひととおりのプレイが可能になっているようだ。同Modはさらに改良を加え、準備が整い次第公開する予定だという。
投稿主のRPGKing117氏は今回の動画に先立って5月3日に、『Fallout 4』内で『The Elder Scrolls III: Morrowind』をプレイできるModを公開している。その際に『Fallout 1』をプレイできるModの要望が非常に多かったため、このModを制作したという。『Morrowind』と『Fallout 1』を遊べるようにする両Modは同じ手法を活用しているとのことで、同氏独自のノウハウにより今回の“移植”が実現したようだ。ちなみに『Morrowind』のModの使用にはSteam版の『Fallout 4』と『Morrowind』を両方所持していることが要件となっており、『Fallout 1』Modについても同様の設定になると思われる。


ゲームを一風変わった環境で動作するように“移植”するのは技術的なチャレンジとして、一部界隈で熱心に取り組まれている。なかでも『DOOM』の事例はひときわ有名だ。id Softwareが手がけ、現在はBethesdaが権利を保有する『DOOM』は、コミュニティ内のファンの手により、もともとのゲームの枠を飛び出し、さまざまな環境に移植。ほかのゲーム内で動作させたり、電子タバコの液晶でプレイ可能にしたり、「キャプチャ認証」に移植されたりと、とにかく何かしらの環境で動かす試みはある種の恒例行事と化している(関連記事1、2、3)。
今回はやはりBethesdaが権利を保有する『Fallout 4』のなかで『Fallout 1』がプレイできるように“移植”され、注目が集まった。『Fallout 4』の「Pip-Boy」の仕様上、プレイ画面が常に緑がかっており快適なプレイに向いているとは思われないが、とにかく遊ぶことはできるようだ。実際に遊ぶというよりは、遊べる状態にしてしまうまでの技術的な挑戦が主目的なのだろう。実現させたRPGKing117氏の技術と発想に称賛の声が寄せられているかたちである。
『Fallout 4』はPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。
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