『ダンガンロンパ』スタッフが手がけるPS4/Vita向けRPG『ザンキゼロ』7月5日発売決定。8人のクローン人間が、滅亡した人類の再生を目指す


スパイク・チュンソフトは、PlayStation 4/PlayStation Vita向けRPG『ザンキゼロ』を、7月5日に発売すると発表した。CERO「D」タイトルとして発売される。価格は PS4 版がパッケージ、ダウンロード共に 7200 円(税別)、PS Vita 版がパッケージ、ダウンロード共に 6800 円(税別)となる。後日販売予定のダウンロードコンテンツ(DLC)をゲーム本編とセットした『ザンキゼロ エクステンド-EDITION-』の発売も決定しており、こちらは明日より予約販売されるとのこと。

パッケージ版予約者を対象に、ゲーム内の BGM15曲、及びエンディングテーマ 2 曲(日本語フル Ver. / 英語ショート Ver.)を収録した「スペシャルサウンドトラック CD」が特典として用意されるほか、パッケージ版・ダウンロード版の早期購入者に対しては、ゲームプレイに役立つアイテムを詰め合わせた DLC「サバイバルアイテムセット」が用意されるという。

『ザンキゼロ』は、昨年4月に発表された「ノンストップ残機サバイバルRPG」だ。プロデュースは寺澤善徳氏がおこない、制作マネージャーは丸谷竜也氏、ゲームデザインは菅原隆行氏が担当する。3名ともに、『ダンガンロンパ』シリーズに携わってきた過去を持つ。

舞台となるのは野生生物がほぼ生息していないという不毛の孤島「ガレキ島」。主人公となる8人のクローン人間たちは、人類再生を目指しているという。それぞれ「七つの大罪」にちなんだ名称を持つ男女らは、13日間で老化してしまうようだ。「世界に残された」「人類最後の8名」だという彼ら。手がかりとなるのは島の中心のガレージに存在する、古いテレビから見られる謎のテレビ番組「エクステンドTV」のみ。マスコットのミライとテラシマ ショウのガイドを受けながら、自給自足のサバイバル生活を進めていく。

ゲームは、主観視点で展開されるようだ。ジャンルとしては、ダンジョンRPGに近い形になるのだろうか。本作はノンストップと謳うだけあり、ターン制ではなくリアルタイムでゲームが進行していくので、敵との戦闘も緊張感を持ちながらスピーディに進めなければならない。キャラクターには生命力のほかにも、スタミナやストレス、便意といったパラメータが存在し、悪化すると生命の危険にもつながるという。ベースにて施設を強化することもできるようで、サバイバルゲームとしてかなり本格的に作られていることがわかる。

もうひとつの特徴としては、クローンシステムが採用されており、キャラクターらの生命活動が停止した際には、エクステンドマシンを使用することで、新たな肉体を再生できるという。廃墟の探索にて獲得したスコアを消費することで新たなクローンを生成できるとのこと。肉体は未熟な状態に戻るが、記憶や人格・獲得した知識や技術は継承することができるようだ。

生命や倫理観を題材としたシナリオ、ところどころ導入されているデフォルメな世界観、重々しい雰囲気など『ダンガンロンパ』シリーズのエッセンスを濃厚に感じさせる本作。CERO「D」タイトルということで、同シリーズに負けない“エグい”演出も多そうだ。『ザンキゼロ』は7月5日に発売される。