バトルロイヤルゲーム『荒野行動』、『PUBG』からの著作権侵害訴訟に対し声明。オリジナル要素の創作への取り組みを主張

バトルロイヤルゲーム『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)を手がける韓国PUBG Corporationが、中国の大手パブリッシャーNetEaseがモバイル向けに販売しているバトルロイヤルゲーム『荒野行動(KNIVES OUT)』および『Rules of Survival』を巡って、著作権侵害などを名目に同社をアメリカで提訴していたことが先週明らかになった(関連記事)。これに対してNetEaseは4月8日、『荒野行動』の公式Twitterアカウントを通じて声明を発表した。

NetEaseは、今回の訴訟が国内外で報じられた今月6日に、「今後も継続的にサービスを提供し、より進化したゲーム体験を提供して参ります」と、提訴の事実に触れず『荒野行動』を提供し続ける旨のコメントを出していた。そして今回は「『荒野行動』に関する訴訟報道について」と題し、あらためて同作のサービス継続を表明している。これは、サービス終了とする偽アカウントによるデマに対するユーザーへの注意喚起もあるようだ。今回の訴訟報道に対する見解としては、『荒野行動』を開発する過程では、オリジナルの遊び方や設計、風景といった要素を組み込むなど「創作に大々的に取り組んでおります」としている。

PUBG Corp.は訴状にて、『PUBG』が持つゲーム性およびその表現方法、アセットの種類やデザインなど多数の要素を列挙し、それらと酷似する要素を持つ『荒野行動』と『Rules of Survival』は、著作権侵害・トレードドレス侵害・不正競争防止法違反を犯していると主張している。これに対してNetEaseは、少なくとも『荒野行動』については、オリジナル要素の創作によって成り立っていると反論した格好だ。

一方の『Rules of Survival』においては、現在のところ特に反応は見られない。ただ同作の公式Twitterアカウントは4月7日、同作への季節・気候システムの導入をアナウンスする中で「どのような天気だろうと、我々はここにいます」と、サービス継続を表明するかのようなコメントを残している。

なお、PUBG Corp.は「バトルロイヤル」という3者が持つゲームスタイルについては訴えの中で重きを置いておらず、訴状の中にも「Battle Royale」という言葉は一切登場しない(ゲーム内容の例として仕組みを説明する部分はある)。一般的にゲームのアイデアには著作権が認められず、また同社も従来からバトルロイヤルには他社からの参入があるだろうとしていたため、ここは大きな争点ではない。バトルロイヤルゲームという枠組みの中で、あくまで目に見える物の類似性に主眼を置いて訴えている。

NetEaseは声明の中で、『荒野行動』のイメージを侵害するすべての「虚偽提訴」に対して、あらゆる適切な法的措置を講じる権利を有していると述べている。PUBG Corp.の訴えはまったくあたらないという立場を取っているようだが、法的措置を講じる「権利を有している」とするに留めており、PUBG Corp.の訴えに対して争うのか、あるいは和解を模索するのか注目される。

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