『PUBG』は今年UE5化と“ユーザーが自由に世界を作る”モード実装に邁進へ。さらに建物ぶっ壊しなどいろいろ大きな変化がありそう

 

PUBG StudiosおよびKRAFTONは3月11日、『PUBG: BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)の2024年ロードマップを公開した。ゲームエンジンのUnreal Engine 5移行やユーザー制作コンテンツ要素実装など、大規模なアップデートの見通しが伝えられている。

『PUBG』は、KRAFTONが手がけ2017年から展開している人気バトルロイヤルゲーム。近年のバトルロイヤルシューター人気の端緒を開いたタイトルでもあり、現在でもSteamの同時接続プレイヤー数上位に君臨し続けるなど高い人気を誇る作品だ。2021年には基本プレイ無料化された。

今回、同作の2024年の動向を伝えるロードマップが公開された。同作に大きな変化をもたらすような要素の実装が予定されているようだ。まず「建物や地形を破壊する要素」は、今年の4月のアップデートで一部導入予定だという。この要素により、ゲームにより動きが生まれ、予想不可能な状況にプレイヤーが柔軟に対応する必要が生じるという。


そして今回「今年もっとも重要なふたつの計画」として明らかにされたのが、『PUBG』のゲームエンジンをUnreal Engine 5に移行する計画および、ユーザー制作コンテンツ(UGC)のサポートだ。まずUGCについては、ユーザーが自分の世界を自由に作り上げ、友達やほかのユーザーと楽しめるような環境を提供する計画とのこと。『フォートナイト』でいうクリエイティブモードのような要素が示唆されている。

エンジンについては、2023年の本作ロードマップにおいて「あるマップを新しいエンジンバージョンに移植」として言及されていたUE5への展開が、正式に明かされたかたち。UE5移行による顕著な変化としては、ゲーム内のありとあらゆるグラフィックの品質が大幅に向上するとのこと。その裏側では、さまざまな要素が調整あるいは保持され、『PUBG』のアイデンティティやコアとなるゲームプレイを維持していくとのこと。


今回のロードマップではほかにも、バランス調整方針やシステムの刷新などについて語られた。たとえば、“主流ではない”武器にテコ入れをしていく調整方針や、新たなチーム対戦システム、移動や探索を促進する新たなアイテムの実装などについて触れられている。さらなる詳細は、ロードマップを確認してほしい。

『PUBG: BATTLEGROUNDS』はPC(Steam)およびPlayStation 4/Xbox One向けに基本プレイ無料で配信中。