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NTE: Neverness to Everness』(以下、NTE)では、キャラクターなどを入手するガチャに主に「円石」を使用する。一方、プレイヤーがヘテロシティで日々使う一般的な通貨が「ファンス」だ。いわゆるゲーム内のお金であり、キャラクターや装備の育成をはじめ、車や住宅、家具といったさまざまなものに使われる。

ソーシャルゲームで不足しがちなものといえば、まずガチャに使う“石”を思い浮かべるだろう。しかし『NTE』のプレイヤーからは、SNSなどで「石よりファンスが欲しい」といった声もたびたび聞かれる。筆者も例外ではない。690万ファンスで購入できる一軒家「閑野雅邸」に大枚をはたいた結果、財布はほぼすっからかんになっていた。

そんななか、Ver.1.3後半では80万ファンスで購入できる自転車「ノスタルジー号」が登場した。欲しい。しかしお金はない。

ならば80万ファンス、どうにか稼ぐしかない。そこで今回は、これまでプレイヤーの間で話題になった少し変わった金策がVer.1.3でも通用するのかを確認しつつ、片っ端から試してみることにした。なお本稿には、一部先行体験コンテンツが含まれるため留意してほしい。


ガチャ石よりも“普通のお金”が足りない

『NTE』でファンスを稼ぐ方法自体は珍しくない。デイリークエストをこなし、コーヒーショップの放置収入を受け取るだけでも、ある程度の収入にはなる。

短時間で大きく稼ぎたいなら、週間100万ファンスの収益枠が保証されている「プロジェクト・ミリオン」の対象コンテンツも強い。期間限定のビーチバレーや「にくきゅう大強盗」などについては、過去に弊誌でも取り上げている(関連記事)。

ただ、せっかく大量のコンテンツがある本作で、定番のファンス稼ぎだけ遊ぶのは少々もったいない。街を見渡せば、明らかに普通ではない稼ぎ方も存在する。どうせ金欠なら、ヘテロシティらしく稼いでみたい。まずは、客商売の常識を捨てるところから始めよう。


客を追い出すほど儲かるコーヒーショップ

最初に試したのが、プレイヤーの経営するカフェで遊べる「店長スペシャル」である。

本来は次々と来店する客の注文に対応し、コーヒーや軽食を提供してスコアを稼ぐコンテンツだ。しかし、特定のキャラクターがもつシティスキルを組み合わせると、その経営方針が一変する。

たとえばナナリは、なぜか客を追い出した際の売上を増やすシティスキルをもつ。さらに白蔵のスキルを取得すると、客を追い出してもコンボが途切れない。客が帰る際に追加のチップを獲得できる海月のスキルも組み合わせれば準備完了だ。

後は、来店した客をハンマーで片っ端から叩くだけ。コーヒーや軽食を求めてやってきたはずの客が、なぜか殴られたうえにお金を払って帰っていく。店員は注文を一切聞かず、店内にはハンマーを振り下ろす音だけが響く。喫茶店の経営としては完全に破綻しているが、これが意外にも稼げる。

もっとも短いステージなら、最高評価を得るまでにかかる時間は約30秒。筆者はシティ名声レベル16の特典で一度に消費するシティスタミナが3倍になっているため、一回につき18スタミナを消費し、1万8000ファンスを獲得できた。

単純計算なら、1分あたり約3万6000ファンス。しかも基本的な操作はハンマーを連打するだけである。今回試した方法のなかでも、短時間でスタミナを消費する手段としてかなり手軽だった。ただし、店長スペシャルにはさらに瞬間的な効率を狙える方法もある。

レクイエムのシティスキルで高価なトマトジュースを出現させ、ダフォディールのスキルでレアなメニューが注文される確率を上げる。後は開幕からトマトジュースを2杯提供し、星3に到達した瞬間に営業を終了する。

うまくいけば約15秒で1万8000ファンス。理論上は1分あたり約7万2000ファンスとなり、ハンマー戦法を大きく上回る。ただし、毎回都合よくトマトジュースが2回連続で注文されるわけではない。最速を狙える代わりに運が絡むトマトジュースと、約30秒で安定して終わるハンマー。どちらも普通のカフェ経営からはだいぶ離れているものの、それぞれ一長一短である。

客を全員叩いて追い出す店もどうかと思うが、トマトジュースを2杯だけ出して閉店する店も相当に気まぐれだ。ヘテロシティで効率的なコーヒーショップを経営しようとすると、まともに接客しないことが重要になるらしい。


減速しないタクシーで、客をかっさらう

続いて試したのは、タクシー業務で使える小技だ。

通常は指定された場所に車を停め、乗客が乗り降りするまで少し待つ必要がある。しかし、乗車地点や降車地点を通過する瞬間にスマートフォン、つまりメニュー画面を開くと、車を停めなくても乗降処理を進められる。

Ver.1.3でもこの方法は有効だった。最高速度を維持したまま客を強引に乗せ、そのまま目的地へ走り去ることができる。

もちろん、タクシーで客を運んだ際の報酬自体が増えるわけではない。ただ、一件ごとに発生する停止時間を省けるため、周回は少し速くなる。乗客の快適さについては考えないことにした。

ここで筆者は、さらに効率を上げられないかと考えた。客を目的地まで運んでいる時間にも別の仕事を済ませれば、移動時間を無駄にせずに済むのではないか。ちょうど近くには、倒せば報酬を獲得できる暴走族がいた。

そこで乗客を乗せたまま、タクシーで暴走族へかち込んでみた。ところが思った以上の反撃を受け、車は乗客ごと大破。時間を有効活用するどころか、タクシー業務そのものが続行不能になってしまった。乗客には申し訳ないと思っている。

何にせよ今回のタクシー業務では、約10分で2万3000ファンスを獲得。1分あたりにすると約2300ファンスとなる。乗降時の小技そのものは便利だが、ファンスを一気に稼ぐ用途では店長スペシャルには及ばない。そして欲張って別の仕事まで始めると、さらに効率は落ちるようだ。


金欠の末、通行人の財布に手を出す

真面目に働く以外にも、街にはファンスを手に入れる方法がある。一部の通行人を攻撃すると、財布を落とすことがあるのだ。

拾った財布は交番へ届けることもできるが、その場で開けて中身の小銭を自分のものにすることも可能。通勤用ブリーフケースをもつ通行人を襲えばケースも奪え、中からさらに財布が出てくることもある。財布とブリーフケースは、それぞれ一日に4個まで獲得可能。まれに財布から3万5000ファンスが出ることもある。

そこで筆者も、一日分の財布とブリーフケース、合計8個を集めて開封してみた。収集自体は5分程度で終わったものの、その結果は―—合計1600ファンス。人を襲い、指名手配される危険まで冒した結果としては、あまりにも少ない。大当たりを引けば一気に稼げる可能性はあるため、ちょっとしたくじ感覚では楽しめる。しかし安定した金策とは呼びにくいだろう。

なお、ちぃちゃんの通常攻撃を長押しして攻撃すると、スキルの効果で別途ファンスを獲得できる。こちらの方法で獲得できる50万ファンスの上限にまだ達していないなら、財布集めと並行することも可能だ。シティスタミナを使い切ってなお金が足りない人は、最後の手段としてこの“カツアゲ”に手を染めることになるかもしれない。


Ver.1.3では、仕事もさらに便利になった

ここまで変な金策ばかり試してきたが、Ver.1.3ではもう少し真っ当な稼ぎ方も追加・調整されている。

まず、市内配達が自動運転に対応した。仕事を受注し、幹線道路に出た後は、目的地までの運転を車に任せられる。自動運転は手動より遅いものの、その間はほぼ放置できるうえ、好き勝手に運転するより事故の心配も少ない。

一回にかかる時間はおよそ2~3分。筆者の場合は48シティスタミナを消費し、4万8000ファンスを獲得できた。時間だけで見れば1分あたり約2万ファンス。受注から移動、最後の報告まで多少の手間はかかるものの、特別な準備なしで堅実に稼げるのは魅力だ。

また、新住宅「閑野雅邸」では、家庭菜園で収穫した作物を売却することもできる。一週間に120シティスタミナを消費し、12万ファンスを獲得可能。作物が育つのを待つだけなので、収入そのものはほぼ不労所得である。

問題は、この農業を始めるために690万ファンスの一軒家を購入しなければならないことだ。農業収入だけで住宅代を回収すると考えるなら約58週間。ほぼ一年間、毎週欠かさず出荷し続けてようやく元が取れる計算になる。もちろん住宅そのものにも価値があるため、単純な損得だけで測れるものではない。それでも金策だけを目的に購入するなら、相当な“ガチ農家”になる覚悟が必要だろう。

そして、今回のファンス集めで最後の一押しになったのが、期間限定イベント「難破船トレジャー」である。同イベントでは、水上バイクにハープーンを積み、海上を巡ってお宝を回収する。帰りの燃料を残しつつ、限られた積載量に何を載せるか判断しなければならず、荷物を積むほど水上バイクも遅くなっていく。

筆者も欲張った結果、帰りの燃料が足りなくなり、せっかく拾った荷物を何度も海へ捨てながら帰還する羽目になった。そして回収したお宝に応じて入手できる「星夢ボトル」は、イベント交換所で円石やファンスなどと交換可能。今回はここから10万ファンスを確保した。継続的な収入源ではないものの、シティスタミナを使わずに得られる臨時収入としてはありがたい。


変な金策でも、自転車代は稼げる

こうしていくつかの方法を試した結果、もっとも手軽にファンスを稼げたのは店長スペシャルだった。

タクシーや配送などの検証で使った分も含め、残ったシティスタミナはハンマー片手に店長スペシャルへ投入。上限の700スタミナをすべて使い切り、スタミナ由来の収入として合計70万ファンスを確保した。そこへ難破船トレジャーの10万ファンスを足せば、ちょうど80万ファンス。財布から出てきた1600ファンスなどの端数もあるが、ともあれ念願の自転車代には到達できた。

純粋な速さだけを求めるなら、期間限定のビーチバレーや「にくきゅう大強盗」でプロジェクト・ミリオンの収益枠を消化するのが手堅いだろう。ただシティスタミナの消費という観点で言えば、店長スペシャルは短時間で使い切りやすい。手持ちのキャラにもよるが、多少運任せでも瞬間的な効率を狙うならトマトジュース、安定を求めるならハンマー。準備なしで堅実に進めたいなら、自動運転にも対応した配送が向いている。

逆に、財布集めは少なくとも今回の結果を見る限りおすすめしにくい。閑野雅邸も、農業収入のためだけに購入するような家ではないだろう。とはいえ、どう稼ぐかは自由。客をハンマーで追い返して稼いでもいい。最高速度のタクシーで乗客を運んでもいい。通行人の財布にくじ運を託してもいいし、時間をかけて農業へ打ち込んでもいい。

効率だけを見れば答えはある程度決まる。それでも「どう稼ぐか」まで遊びになってしまうのが、ヘテロシティという街のおかしなところなのだろう。

こうして80万ファンスを握りしめ、念願の自転車を購入。財布はほぼ空になった。しかし、風を感じながら街を走るのは気持ちが良いので、とりあえず今は考えないことにする。

NTE: Neverness to Everness』は、PC(公式サイト/Steam/Epic Gamesストア/Google Play Games)/Mac/PS5/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。期間限定イベント「難破船トレジャー」は9月30日6時59分まで開催中。

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