「ネイティブ1000Hz」ゲーミングモニター続々登場で“画面ぬるぬる戦国時代”突入。ハイエンドモニターは1000Hz×フルHDの世界へ

AOCは9月30日、ゲーミングモニター「Agon Pro AGP257FT」を全世界向けに発表。本製品はリフレッシュレート1000HzかつフルHDに対応しているモデルであり、ハイエンドモニターの基準は1000Hzの時代に突入し始めたようだ。

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AOCは9月30日、ゲーミングモニター「Agon Pro AGP257FT」を発表した。2027年第1四半期から販売を開始する予定だ。同モニターはリフレッシュレート1000Hz、解像度フルHDに対応。GTGにて最小値0.3msを記録しているなど、昨今登場し始めたネイティブで1000Hzを記録しているモニターの中でもすぐれた応答速度が押し出されている。

AOCは、台湾の台北に拠点を置くTPV Technology(冠捷科技)のブランドだ。1967年に設立され、オフィス向けモニターのほか、ポータブルモニターなども販売している。そのほか2022年からゲーミングモニターとしてAGONシリーズを展開。2024年にはクリエイターに向けたGraphic Proシリーズも展開している。

今回AOCは「Agon Pro AGP257FT」をグローバル向けに発表した。2027年第1四半期のリリースを予定しており、発売直前に欧州市場向けの価格も発表されるとのことだ。スペックとしては、サイズが24.5インチ、解像度は1920×1080のフルHDに対応。そしてネイティブでのリフレッシュレート1000Hzを実現しており、滑らかな表示を謳っている。また応答時間についてはMPRTにて0.1ms、GTGにて最小値0.3msとなっており、高い応答速度がアピールされている。

AGP257FTについては、中国向けに今年5月に発表済み。AGONとして、BOE Technology Groupとともに開発を手がけている。共同研究所の開設もあわせて発表されており、2社によるディスプレイ業界での競争力強化を図る狙いがあるようだ。今回の発表では、そんな切り札とも言える製品が、グローバル向けにも発売されることが明らかとなったかたちだ。

なおリフレッシュレート1000Hz台を達成したモニターは過去にもさまざまあるものの、その多くはデュアルモードによるHD(1280×720)などでの1000Hz達成であったり、G-SYNC Pulsarを用い、“実質的に”1000Hzを達成するモデルであったりした。しかしLG Electronicsが今年5月19日に「UltraGear AI」ブランドとして、ネイティブ1000Hz、フルHD解像度の「25G590B-B」を世界初として発表。翌5月20日に先述した中国向けのAGP257FT の発表がおこなわれ、9月初頭にはAcerが「Predator XB253Q U1」を発表して追随。そしてAOCから続いてAGP257FTがグローバル向けにお披露目されたかたちだ。

こうしてネイティブ1000Hzモニターが続々とお披露目されている背景には、Windows 11のビルドも関係していると思われる。マイクロソフトは今年3月、ビルド26100.8106/26200.8106をWindows Insider Program向けに提供開始。同ビルドには、「リフレッシュレート1000Hz以上のディスプレイへの対応」が盛り込まれている(関連記事)。OS側の対応方針も明らかになったことで、メーカー側もハイエンド製品として、1000Hz台のリフレッシュレートを誇るモデルを製作しやすくなった可能性はありそうだ。いずれにせよ「リフレッシュレート1000Hz」は、ここしばらくのハイエンドモデルモニターにおける一種の基準ともなりそうで、今後の業界動向は注目されるところだ。

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Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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