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『トータルウォー:ウォーハンマー40,000』先行プレイ感想。日本語字幕付きで人気ストラテジーゲーム入門から、特殊兵器で敵軍団を一網打尽まで体験
約75分間のプレイフィールを通じて得た感想を、本稿でお伝えしたい。チュートリアルモードとキャンペーンモードを中心に紹介していこう。

セガは、『トータルウォー:ウォーハンマー40,000』を2027年に発売する予定だ。本作の開発はセガ傘下の開発スタジオであるCreative Assembly。同スタジオが手がける人気ストラテジーゲームの『トータルウォー』とイギリスのゲームズワークショップが手がけるミニチュアホビー『ウォーハンマー40,000』がコラボしたタイトルとして、『トータルウォー:ウォーハンマー40,000』は開発が進められている。セガは今後の『トータルウォー』シリーズタイトルを積極的に日本で展開することを目指しており、本作も製品版では日本語フルボイスに対応することが発表済みだ(記事リンク)。
そんな『トータルウォー:ウォーハンマー40,000』の開発中のビルドを、弊誌は先行してプレイする機会に恵まれた。なお、今回は開発途中のデモ版を用いた先行プレイとなったため、日本語ボイスには対応していなかった。その一方で日本語字幕はすでに実装されていたので、プレイに支障はなかったように思う。約75分間のプレイフィールを通じて得た感想を、本稿でお伝えしたい。チュートリアルモードとキャンペーンモードを中心に紹介していこう。

キーマウ操作の基礎から爽快な戦闘まで学べるチュートリアル
『トータルウォー』の本流であるシリーズは歴史上の出来事を題材にしているのに対して、『トータルウォー:ウォーハンマー40,000』は、遠い未来である41千年紀を舞台としている。プレイヤーはある惑星から別の惑星へと行き来し、広大な銀河を巡る覇権争いに身を投じていく。
『トータルウォー:ウォーハンマー40,000』の時代はディストピアなSFの世界観に属しており、終わることのない戦火によって人類は存亡の危機に瀕している。各勢力によって信念が異なり、それぞれの理想にしたがって銀河の覇権を握ろうとしている。苛烈な戦いが繰り返される41千年紀は安息もなく、容赦もない。戦争がひたすら続く様子は、まるで地獄のようだ。
各勢力はそれぞれの強みを活かして戦場を駆け回る。試遊でプレイヤーが選択できたのは、遺伝子改造によって生み出された兵士の勢力である「スペースマリーン」だった。少数精鋭であるためにほかの勢力とは数で劣る部分があるものの、各人が一騎当千の力を持つ。優秀な性能を誇る装甲に身を包み、操る武器の威力も極めて高い。個々の能力が強く、多数を相手にしても勝ち切れることが多いところが初心者向きの性能になっているような気がした。


チュートリアルモードの任務は、墜落してしまった味方の貨物輸送艦から貨物を回収することだ。今回の先行プレイはキーボード&マウスを用い、カメラの移動はWASD移動とマウスホイールを組み合わせる形で行った。キーボード&マウスでのプレイが苦手なプレイヤーだったとしても、ユニットのクリックから丁寧に教えてくれるチュートリアルには好印象だ。本格的なストラテジーゲームが本作で初めてだったとしても、入りやすい。
プレイヤーは、いわゆる神の視点から各ユニットを選択して好きな場所に送り込むことができる。任務はターン制で進行する。ユニットの移動には「アクションポイント」が求められ、遠くに行くにはより多くのターンを消費してアクションポイントを得る必要がある。ユニットの移動を試していると、敵対勢力であるオルクと接触した。


遭遇したオルクは、プレイヤーキャラクターたちの目標である貨物の回収を阻止しようと企む敵だった。オルクは本能的に好戦的な種族で圧倒的な兵士の物量によって、敵勢力を蹂躙しようとする。今回も、プレイヤーのスペースマリーンに対して容赦なく襲いかかってきた。もはやこちらのスペースマリーンとしても、敵戦力を全滅させることでしか任務の目標を達成することはできない。
戦闘は別の視点に切り替わり、数千人規模の軍団同士の戦いが繰り広げられる。これほど大規模の戦闘は圧巻で、次から次へと湧いてくるオルクの数には正直に言って恐れ慄いた。それに颯爽と立ち向かうスペースマリーンの兵士たちの頼もしさには、熱いものが込み上げてくる。伊達に少数精鋭ではない、エリートたちによる一騎当千の感覚があった。


たとえ、スペースマリーンが一騎当千だとしても、プレイヤーが彼らを戦場に送り出せば勝利が確約されるわけではない。逃げ出した相手を追い詰めて止めを刺す判断を求められることもあるし、それとは逆に分断されないようにユニット同士の距離感を保つ必要も出てくる。プレイヤーが勝利に寄与するもっとも大きな要素としては、使用回数に制限のある兵器を最適なタイミングで発動することが求められる。
たとえば、「クラスターボム」はマウスの右クリック&ドラッグで目標を指定することで発動できる広範囲攻撃だ。これをオルクの通常兵士に命中させることができれば、戦場から彼らを一掃することができる。筆者は敵軍を囲んだ後に敢えて逃げ道を与え、相手が逃げ出す方向に重ねてクラスターボムを打ち込むことでより多くの敵を討ち取ることができた。こうした策がハマったときは快感であり、まるで自分が一流の軍師になったかのような気さえした。


スペースマリーンによる確実な攻撃とクラスターボムによる一斉撃破が功を奏したことで、相手を全滅に追い込むことができた。チュートリアルモードで基本的な操作方法を学びつつ、クラスターボムの使用による爽快感を得られたので次はキャンペーンモードに挑戦する。
プレイヤーの判断が勝利を手繰り寄せるキャンペーンモード
今回の先行プレイ向けにカスタマイズされたキャンペーンモードでは、とある惑星が舞台となった。敵対勢力に奪われてしまった施設を取り戻すことが目標だ。避けられないボス戦が待っているが、チュートリアルとの違いとしてはボス戦前にこちらも戦力を増強する必要があることだ。1ターン中にできる行動はユニットの移動だけでなく、新たな兵士を徴募したり、施設を稼働したりといったさまざまなことができるため、状況に応じてやるべきことを見極める必要がある。1ターン中にできることは限られているため、ターンを繰り返して決戦への準備を整えていく。
敵戦力はプレイヤーに狙われていることを知っているようで、向こうから先手を打って攻撃を仕掛けてきた。戦力を充実させたあとだったので追い払うことができたが、自軍の戦力を整えていなかった場合は危なかったかもしれない。雑魚敵とのバトルでは、「自動処理」と呼ばれるコマンドを選べば短時間で勝敗を知ることができる。ボス戦に集中したい場合、雑魚敵との戦力差にゆとりがあるなら自動処理を積極的に使ってテンポよく進めていくといいだろう。


ボス戦は自動処理で済ませることはできなかった。手動の戦闘となり、戦闘用のフィールドに移動する。今回の目標も敵の全滅がクリア条件だ。チュートリアルできちんと学ぶことができたので、群がるオルクを一掃するのはお手の物。いくらオルクが数の優位で押してこようとも、クラスターボムによる広範囲攻撃で一網打尽にしてやろう。
ただし、チュートリアルステージと異なるのは、オルクの敵軍隊に大型機械に乗ったユニットが存在することだ。オルクのなかでも実力者が乗っていると考えられるユニットは耐久力が高く、倒し切ることができない。そこで役に立ったのが、特定の場所を集中的に攻撃できる兵器の「ランス・ストライク」だ。これは軌道上から放たれる高密度のエネルギー砲撃であり、装甲を貫通する特性を持っている。ランス・ストライクを命中させることで敵の巨大兵器にダメージが通るようになり、しばらくすると黒煙に包まれて爆発させることができた。


闘争本能の塊であるオルクの叫び声が怖すぎて戦闘中は気が気ではなかったが、巨大兵器を倒しきってなんとか勝利することができた。決して楽な戦いではなかったものの、回数制限のある兵器の正しい使い所を見極めることで勝利を手繰り寄せた達成感を覚えることができた。いずれにせよ、少数精鋭のスペースマリーンと数で勝るオルクの戦いは実力伯仲であり、手に汗握る戦いだった。

チャレンジモードはシリーズ経験者向けで難しめ
シリーズ経験者向けのチャレンジモードにも挑戦してみたが、筆者の腕では先行プレイの制限時間内にクリアすることができなかった。こちらがスペースマリーンで相手はオルクという組み合わせはチュートリアルモードとキャンペーンモードで共通しているのだが、オルクの数がほかのモードよりもさらに多い。
なおかつ、オルクの配置がステージ全体にバラけているのも苦戦させられたポイントだ。たとえば中央で自軍と敵軍が交戦していると、オルクの別の部隊がやってきて背面攻撃を喰らってしまう。戦う地形によってはさらにデメリットを被る形になってしまうので、自軍のユニットの配置や戦闘中における移動が重要になってくると感じた。

試遊を振り返ってみると、チュートリアルモードをプレイすることで『トータルウォー:ウォーハンマー40,000』の基本的な操作に慣れることができたのが好印象だ。チュートリアルモードで学んだ知識はキャンペーンモードで実践することができるため、本作で『トータルウォー』シリーズにデビューする人にとっても無理なく進めていけそうな気がする。
その一方で、独自の軍隊名などが飛び交うディストピアなSFの世界観についてはさらなる慣れが必要となるだろう。それはキャンペーンモードを進めていけば親しんでいけるのかも知れないが、日本語ボイスの実装とともに充実した内容になることを願うばかりだ。世界観をきちんと把握したうえで、プレイヤーが戦場を制す存在になることができれば爽快感はさらに高まるだろう。
『トータルウォー:ウォーハンマー40,000』は、2027年にPS5/Xbox Series X|S/PC(Steam/Epic Gamesストア)で発売予定。本作は東京ゲームショウ2026への出展が決まった。詳細はセガ/アトラス TGS2026特設サイトを参照してほしい。
※画面は開発中のものです
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