“4年ぶりに再始動”するモンスター育成MMORPG『イカロスオンライン』を初めて遊ぶとどう見える?自由で豪快で尖ってる、懐かしいだけじゃない天地を駆ける冒険

再サービスが開始される『Icarus Online(イカロスオンライン)』をCBTで初プレイし、懐かしさだけではない魅力を味わった。

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株式会社G・O・Pは、『Icarus Online(イカロスオンライン)』の日本での再サービスを、2026年秋より開始する。対応プラットフォームはPC(Pmang)で、10月22日まで事前登録が受付中だ。本稿では10月6日まで実施されるグローバルCBT「ICARUS先遣隊」のプレイレポをお届けする。なお記事内の画像について、画面は開発中のものとなる。

『Icarus Online』は、日本では2015年から2022年までサービス展開されていた基本プレイ無料のMMORPGだ。舞台となるのはファンタジー世界の広大なミドラス大陸。モンスターを捕獲して「フェロー」とすることで、大空を飛びながら冒険できるのが最大の特徴だ。インスタンスダンジョンやレイド、クラフト、塔の試練に加え、協力型レイドやチームバトルなど、多彩なコンテンツが用意されている。

本作は日本でのサービス終了後も国外ではサービスが継続され、その間にさまざまなコンテンツが実装されてきた。今回の日本再サービスでは、フェローやダンジョン、クエスト、報酬などがグローバル準拠に刷新。さらに、新たな装備成長システムの追加や、複雑だった強化石の種類が整理され、より遊びやすいシステムへと変更されている。サービス開始後もレベル80の解放や、マグラフォーラ以降のストーリー展開、新フィールド、新ダンジョン、新装備などが順次追加予定だ。

弊誌はこのたびグローバルCBTをプレイする機会に恵まれた。なお、筆者は旧日本版を未プレイであるため、本作に関しては新米冒険者となる。10年以上前にサービス開始されたゲームに、今から飛び込む新規プレイヤーとしての視点でプレイレポートをお届けする。


個性的なクラスと半オートのアクション戦闘

日本サーバーを選んでゲームを開始すると、まずはキャラクターを作成する。男女選べるバーサーカー、ガーディアン、アサシン、レンジャー、ウィザード、プリーストに加え、女性専用のアイドルとマジシャンが用意されており、それぞれステータスや操作難度が異なる。アイドルというクラスの戦い方に興味が湧き、操作難度も簡単とされていたため、今回はアイドルで作成することとした。ちなみに1つのアカウントで複数のキャラクターを作成可能だ。

クラスによって操作難度も変化

アイドルは妖精種族のクラスとなっており、少女のような可愛らしい見た目が特徴だ。頭には触覚が生え、背中には羽を持つ。キャラクターメイキングでは顔や体型のほか、これらのパーツも変更できる。武器は魔法のステッキとクマのぬいぐるみというファンシーな組み合わせだ。

操作モードは2種類用意されており、マウスにカメラが追従する現代的な「アクションターゲッティングモード」を選択した。戦闘は半オートのアクション形式となっており、対象を選ぶと自動で通常攻撃し続ける。攻撃中もプレイヤーは動くことができるため、敵の攻撃や遠距離からの魔法弾などはしっかりと避ける必要がある。加えてクールダウン制のスキルをショートカットキーで発動でき、スキルによっては連打や別のキーを押すことでコンボが繋がるものも用意されている。

アイドルは遠距離攻撃と範囲攻撃を得意としており、操作に慣れていない状態でも戦いやすい。レベルが上がっていくとコンボも拡張されていき、密集した敵に範囲攻撃コンボを繰り出すと派手なエフェクトで一掃できるのが爽快だ。クマのぬいぐるみを振り回す強力な近接攻撃コンボなどもあり、アイドルだけでもさまざまな戦い方ができる。打ち上げからの空中コンボができるクラスもあり、特性を活かしたスタイリッシュな戦闘も楽しめるだろう。

なお、グラフィックは現代のAAAタイトルと比較すると見劣りするものの、当時は最高峰の美麗グラフィックとしても話題となった作品のため、今でも十分に通用する。キャラクターや敵の造形、広大なフィールドも細部まで作り込まれているため、冒険心を掻き立ててくれる。


流行を先取りしていた「フェロー」システム

ここからは冒険の流れと最大の特徴であるフェローシステムについて触れていこう。本作では慕っていた姫様がさらわれたことを発端に壮大な冒険に繰り出すこととなる。進行としてはクエストマーカーの人物に話しかけ、指定の敵を倒したり素材を収集したりして、報告すると次のクエストに向かう形だ。ほかのプレイヤーが先に敵を倒してしまっても、すぐに新たな敵がリポップするのは古き良きMMOを感じさせる。メインクエストのついでに消化できるようなサブクエストも多数用意されている。

そして、最初のクエストがひと段落する1時間も経たないほどの最序盤で、フェローのチュートリアルが始まる。本作では獣人といった人型以外のほとんどのモンスターを捕獲することで「フェロー」にできるのだ。まず捕獲スキルを発動してしゃがみ移動状態となり、そのままモンスターにジャンプして乗ると捕獲ミニゲームが始まるという臨場感のある捕獲方法となっている。捕獲ミニゲームは指定のキーを押すことで捕獲成功率が上がり、モンスターのレア度やレベルによって成功率は変化する。

モンスターに直接ジャンプして乗り込む
指定キーを押すと捕獲成功率が上がる

無事に捕獲に成功すると、騎乗したまま移動できるほか、いつでも自由に呼び出せるようになる。フェローは種類によってステータスや移動速度が違ったり、騎乗中に発動する専用スキルもそれぞれ異なるものが設定されている。騎乗した時間に応じて経験値を獲得して、フェローもレベルアップしていく。

フェローは大きく「地上フェロー」と「飛行フェロー」に分かれている。CBTにおいては騎乗中のスタミナ消費といったものはなく、飛行フェローであれば高度以外はほぼ無制限に飛行できることに驚いた。飛行中はダブルスペースキーで高速滑空でき、目的地にあっという間に到達できるほどのスピード感が気持ちいい。本作の大陸は複数エリアに分かれているものの、一つのエリアは数km四方あるほど広大で、歩いて遠回りしなければならないような険しい山もある。そうした地形も飛行フェローなら難なく越えられるのだ。

地形を無視して制限なく飛行でき、見えている範囲のほとんどに着地できる

また、キャラクターがレベルアップすると騎乗攻撃を習得し、飛行フェローに乗ったまま矢を射ったり近接攻撃を繰り出したりする空中戦も可能になる。これらも地上戦闘と同様に連打コンボなどが拡張されていく。騎乗したまま会話もできるため、敵を倒して次のクエストへといったサイクルもサクサクと消化できた。また、飛行フェローに乗って巨大ボスと戦うような空中戦コンテンツも用意されている。

一部のエリアやダンジョンでは騎乗できないものの、アイテムを使用してフェローをペット化すれば、追従して一緒に戦うようになり、ちょっとした指示も出せる。封印石化すれば装備品にセットしてキャラクターを強化でき、今回は体験できなかったがフェロー同士を合成して進化することもできる。本作には300種類以上のフェローがいるため、騎乗以外の用途もあるのは嬉しいところだ。

2024年に『パルワールド』が大ヒットして以降、多数のモンスター収集型のアクションが発表・発売されており、現在流行のジャンルとも言えるだろう。そうした現在の作品にも通じる遊びを、本作が10年以上前から備えていたことに驚かされた。モンスターに直接乗り込む捕獲方法や、モンスターを装備する仕組みなどは今でもオリジナリティを感じさせる要素となっている。

無償通貨でインベントリ拡張

ちなみに初期状態ではフェローのインベントリが5枠ほどと小さく、ゲーム内実績の達成などで獲得できる無償通貨を使ってインベントリの拡張をおこなう形となっていた。また有償通貨では、月額パスで無償通貨や強化素材を獲得できたり、限定衣装や限定フェローなどを購入できる。

有償の限定衣装は目を引くものが用意されている


ソロ攻略可能なストーリーと膨大なコンテンツ

CBTでは新規ユーザー向けに、レベル70まで成長する装備が配布されており、これがかなり強力で、同レベル帯の敵はほぼ一撃で倒せる威力を持っている。また、本来は多少進めることで捕獲できる飛行フェローも事前登録特典で配布される。おかげでストーリー進行は非常にスムーズで、モンスターに阻まれることなく快適に移動して、次々とクエストをこなすことができた。

ダンジョンについてはソロかパーティーで挑む形となっており、上述の配布装備があればソロでも難なく攻略できる。MMORPGにありがちな「パーティー募集で詰まる」ということがなく、ソロでも最新のストーリーに追いつけるのは新米冒険者にとってありがたい仕組みであった。


ストーリーだけでなくクラフトや装備強化のほか、今回のCBTでは触れることができなかったやり込み要素も大量に用意されている。新たな成長システムである「潜在力」「品質向上」「祝福」、フェロー牧場での育成や派遣、協力型レイドやチームバトルなど、旧日本版と異なるものもあり、かつての冒険者も新鮮に楽しめるだろう。

今回CBTをプレイして、「フェロー」システムが単なる移動手段ではなく、流行のモンスター収集系ゲームとも一線を画す、独自のモンスター収集要素となっていることには斬新さすら感じた。UIや操作性には当時の懐かしさが残っており、それも含めて古き良きMMORPGの醍醐味として存分に味わうことができるだろう。日本版からさまざまな要素が変更されているため、かつての冒険者も、新米冒険者も新鮮に楽しめるはずだ。事前登録者数に応じて冒険に役立つ特典が追加されているため、大空を駆けるMMORPGに興味のある方は、まずは事前登録してみてはいかがだろうか。

『Icarus Online(イカロスオンライン)』は、PC(Pmang)向けに2026年秋より配信予定。事前登録は10月22日まで受付中だ。

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Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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