「『エースコンバット8』は実質ASMR」とする主張がプレイヤーから相次ぐ。“ささやきツダケン”と大迫力音響の交互浴

リリースから間もなく人気を博している『エースコンバット8』だが、本作を「ASMR」だとするプレイヤーも散見されている。

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バンダイナムコエンターテインメントは10月2日、『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE(エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ)』(以下、エースコンバット8)を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/XBOX Series X|S。本作はフライトシューティングゲームながら、“実質的にASMR”だとする主張が一部プレイヤーから寄せられている。なお本稿は『エースコンバット8』のゲーム内容に触れているため留意されたい。

『エースコンバット8』は、戦闘機などを操って大空を駆けるドラマティックフライトシューティングゲーム『エースコンバット』シリーズの最新作だ。2019年に発売された『ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN(エースコンバット7 スカイズ・アンノウン)』以来のナンバリング最新作となる。舞台となるのは、シリーズ共通の架空世界「ストレンジリアル」。2029年、中央ユージア連合(FCU)はソトア共和国による電撃侵攻を受け、主要戦力を喪失。国土の大半を占領され、残存戦力も各地へ散り散りとなっていた。

主人公はそんな戦乱のなか、救難ボートで海を漂っていたところを旧式空母「エンデュランス」に救助される。そして、FCU首都シーヴの名を冠し、希望の象徴として語られる伝説のエース「シーヴの翼」の名を託されることとなる。しかし、その名声は真実ではなかった。主人公は新たな仲間とともに“偽物の翼”を背負い、奪われた土地を取り戻すべく再び空へ向かう。

本作はリリース後、フライトシューティングゲームとしてさっそく人気を博している。SteamDBでは最大同時接続プレイヤー数は4万8743人を記録。前作『エースコンバット7』が記録したピーク1万3758人の約3.5倍の規模となる盛り上がりを見せている。そんな本作が、一部ユーザーによってSNS上で「ASMR」だと呼ばれているのだ。

ASMRは直訳すると自律感覚経絡反応と呼ばれる、聴覚や視覚を通じて、心地よく感じるような反応/感覚を指す。代表的なものとしては、石鹸を削る音や炭酸の泡の音、スライムの音などが挙げられるほか、立体音響マイクを使い、人のささやき声もASMRとしてコンテンツ展開されることもある。またそこから、ユーザーにとって聞き心地のよい音が臨場感をもって立体的に聞こえたり、落ち着いた声で話しかけられたりするような状況をASMRと呼ぶこともある。

ではなぜ『エースコンバット8』がASMRと呼ばれているのか。それは何よりもまず臨場感のあるサウンドが挙げられるだろう。本作では戦闘機などを発進させ、戦うにあたって風を切る音やエンジン音、爆発音などが立体的に聞こえてくる。

発売に先んじて開発陣からのコメントを収めたインタビュー動画では、プレイヤーの状況に応じて音楽、効果音、音声のバランスがリアルタイムに変化するフォーカスミキシングを導入したと伝えられている。なお機体が高速ですれ違うフライバイの表現などを進化させるために、速度や方位、距離といった情報をリアルタイム演算して表現をおこなうシステムを構築。専任のエンジニアとともに、半年以上かけて作り上げられたのだという。これによってゲーム体験の没入感が増し、演出面と技術面の双方から“プレイヤーが英雄になっていく体験”を底支えしているわけだ。

そのほか、ASMRと称されるにあたっては、津田健次郎さんの存在も大いに寄与しているだろう。本作で津田氏はジャン・コープのボイスを担当。コープはFCU海軍のパイロットで、FCUきってのエース。「シーヴの翼」でもあったコープは、作中を通じてしばしば主人公に語り掛け、任務中などにも独白したりする。

そうして低音で落ち着いた声質が特徴の津田氏が、ゲーム中に不意につぶやき、語り掛けてくる様子が、ASMRコンテンツのような感覚を呼び起こすことから、津田氏の愛称を用い、“ツダケンASMR”などとも呼称されているわけだ。またコープは作中にて特定の数字を何度も気にかけることがある。その数字のささやきも、カウントダウンボイスなどを彷彿とさせるとして、より“ASMRコンテンツらしさ”を感じさせる要因となっているのかもしれない。

さっそく評判となっている『エースコンバット8』について、今回はゲームプレイだけでなく“没入感”の側面からも話題となっている様子がうかがえた。機体を乗り回す爽快感を感じるほかにも、時には臨場感のある音響や、津田氏のささやきに聞き入ってみるのもいいかもしれない。

『エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ』はPC(Steam)/PS5/XBOX Series X|S向けに配信中。

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Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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